名作シューティングゲームの巨大戰艦
~シューティングゲームの魅力~
今回は、
シューティングゲームの魅力シリーズの
シューティングゲームの巨大戰艦をご紹介させて頂きます。
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それは、スペースインベーダーのUFOからはじまった
敵であれ味方であれ、巨大戦艦は、男にとって永遠のロマンである。
その巨大な威圧感と、小さな自機の対比は、大軍に立ち向かう絶体絶命の戦いとその壮絶さを物語っていた。
デカキャラ(死語)という甘美な響き
敵の巨大な戦艦を,小さな最新鋭機が落とすという、
映画からアニメに至るまで、あらゆるSFに描かれてきた心燃えたぎるシチュエーションは、
古くはスペースインベーダー(1978年)のUFOとして、ゲームユーザーの目の前に現れ、
それは、インベーダーの群れの合間を狙って撃ち落とすボーナスキャラ。
ドット絵で見ればインベーダーの2倍程度の大きさだったけれど、それ以上の存在観で、僕らは侵略者を連れてくる巨大なUFOを脳内に想像していたハズだ。
ゼビウス、空中要塞アンドア・ジェネシスの登場
そんな想像でしかなかった巨大な姿が眼前に現れたのが、
ゼビウス(1983年)の
空中要塞アンドア・ジェネシスであろう。
BGMが途切れ、不気味な重低音とともに、画面の3分の1はあろうかと思われる巨体が姿を現す。
まず音に威圧され、ザコとは比べものにならない弾の数を吐いてくる。まさに要塞であった。
赤く光る核を狙い撃ち、機能を停止させろ
核の不気味な赤黒い輝きは、未知の科学とエネルギーを連想させ、
登場時に鳴る、重低音も動力の音なのか巨体が揺るがす地鳴りなのか。
空想は加速する。
この巨大要塞の登場シーンでは、
筐体を響かせることにより、重低音を演出するというナイスな演出が一層、迫力を印象づけることに成功している。
スターソルジャー、ビッグスターブレインの登場
以降巨大戦艦は、シューティングの作品ごとに名物キャラを生み出し、
16連射でおなじみ、高橋名人ブームを作り上げた、
スターソルジャー(1986年)では、
画面の半分以上を覆うビッグスターブレインが登場。
この巨大戦艦は、その名のとおり、中央部に脳のような有機的な部位が見え、謎加減を強めていた。
こいつが長期戦になると強そうな巨体に似合わず、ワープで逃げるのだ。
画面には「BRAINESCAPED」の文字。
逃げるというより、自機がはるか後方にワープで飛ばされたようにも見えるのだが、
宿敵を追い詰めようとしたが逃げられるという、物言わぬ演出にわき起こる。
「ちくしょう逃げられた!」という感情はきっとパイロットの感情とも重なる。
ダライアス、シーラカンス登場
そして同年に発表された横スクロールの3大名作のひとつである、ダライアス(1986年)では、
ステージボスの敵戦艦が、すべて海洋生物を模すという突き抜けたメカデザインに。ダライアスの宇宙文明が見え隠れする。
1面ボスである、キングフォスルの姿で、生ける化石シーラカンスを知った少年も多かったのではないだろうか。
シーラカンスかっこいいよね。
シューティングの歴史上の大発明、R-TYPEの巨大戦艦
戦艦の巨大化はさらに進行し、シューティングの歴史上の大発明となったのが名作R-TYPE(1987年)だ。
巨大戦艦がボスキャラどころか、ステージ自体になってしまった。
異相次元を航行中の巨大戦艦を、地球到達前に破壊するのが設定上のミッション。
攻撃すると爆発して剥がれる装甲、破壊される砲台、最後に運行コンピュータを波動砲一発で破壊し撃破……。
自機に、ゲームユーザーを沸き立たせる、波動砲という必殺技が加わったことで映画やアニメでしか観ることができなかった
巨体と地形に挟まれて押しつぶされるという、恐怖がたまらない。
ひとつひとつの砲台が硬くてなかなか壊せないのも頑強さを感じられる、うーむこれこそ巨大戰艦の醍醐味。
ここに、最終兵器で敵を蹴散らす
というシチュエーションをついに実現する。
巨大戦艦が立て続けに登場
さらにセガから、スペースハリアー(1985年)と、ファァンタジーゾーン(1986年)の最終面では、
巨大な敵が立て続けに襲い来るシーンが登場。
グラディウスシリーズでは、MSX版のグラディウス2以降に、大型艦との連戦シーンが通称、ボスラッシュとしてシリーズ恒例となった。
巨大母艦が撃沈、鋼鉄帝国
巨大戦艦は敵だけではない。鋼鉄帝国(1992年)では、
自機は母艦から発進するのだが、ゲーム終盤では
敵の奇襲に、母艦が自機を守って被弾し、墜ちていき、撃沈。
ユーザーは、帰還すべき場所を失うという、絶望をつきつけられる悲劇のシーンは、涙を誘う。
ストライカーズ、鑑体が変形、マクロスかー。
1997年にリリースされた、彩京のストライカーズ1945IIでは、
洋上の空母の砲台を一掃すると、鑑体が二つに割れて変形を開始する。
作品の時代背景が、第二次大戦直後とは思えない、オーバーテクノロジーがステキであった、
母艦なくしては描けないドラマと言える。
マクロスみたいー
演出の究極系、シルフィード
スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジンによる、1990年代初頭の3強時代の家庭用シューティングにおいて、
この手の演出の究極系を魅せつけたのが、メガCD版のシルフィード(1993年)だろう。
敵にハッキングされて操られた新鋭無人艦隊と、それを迎撃する味方の残存艦隊が、壮大な艦隊戦を繰り広げ、漆黒の宇宙に数千のレーザーの帯と数百の爆発の光を背景に描いてみせた。
こうして、あらためて歴史を振り返ってみると
巨大戦艦は、シューティングゲームでしか味わいえない、ドキドキ感を体験できるキャラであり、
そして、ロマンを掻き立ててくれる華なのだ。
今回はここまで
次回は、シューティングゲームの魅力シリーズの
シューティングの背景の美学 をご紹介させて頂きます。
ご閲覧ありがとうございました。
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