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第2回『ドルアーガの塔』ストーリーのはじまりは?-『ドルアーガの塔』制作秘話

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『ドルアーガの塔』ストーリーのはじまりは?-『ドルアーガの塔』制作秘話

ご訪問ありがとうございます。

今回は、

『ドルアーガの塔』ストーリーのはじまりは?・『ドルアーガの塔』制作秘話秘話・『遠藤雅伸』証言集

をご紹介します。

 

『ドルアーガの塔』の始まりは『遠藤雅伸』さんが、
テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に出会いからだよね。

 

でも、シューティングゲーム『ゼビウス』をつくった遠藤さんが、
急に『RPGゲーム』をつくったんだろう?

『ゼビウス』は『SF系の世界観』のシューティングゲームだけど、

『ドルアーガの塔』は『古代のバビロニア』アクションRPGゲームだよね。

 

なぜまったく、違うゲームを作ったんだろう?

それでは、遠藤さんが『ドルアーガの塔』をどうして制作したのかを見てみよう。

STG『ゼビウス』からRPG『ドルアーガの塔』へ

なぜシューティングゲーム『ゼビウス』からRPG『ドルアーガの塔』をつくったの?

遠藤
遠藤

ゼビウスがヒットしたあと、どこに行っても『遠藤雅伸(ゼビウス)』と書かれるようになりました。

 

これは、もう一本まったく違うヒット作を出さないと消えないなと焦っていたんです。

 

そんな時に、『ゼビウス』の音楽を気に入ってくださった『YMO』の『細野晴臣』さんが、

 

遠藤くん、自分の代表作があるというのはそれだけで幸せなこと。
代表作を嫌いになっちゃダメだよ。

 

そこにプライドを持ちつつ、さらに別の作品を積み上げて、自分の厚みを増せばいいんだ

 

と言ってくださったんです。

そこから前向きに『ゼビウス』は『ゼビウス』として、

どんどん新しいものをつくればいいと思えるようになりました。

 

そして『ゼビウス』とはまったく違う、『ドルアーガ』の塔が生まれたんですね。

『剣と魔法の世界』

『剣と魔法の世界』はどの辺がヒントになりましたか?

『ウィザードリィ』や『ダンジョン&ドラゴンズ(D&D)』などですか?

遠藤
遠藤

『ウィザードリィ』が

『ダンジョン&ドラゴンズ(D&D)』の影響を受けているとすれば、

 

原典はやはり『ダンジョン&ドラゴンズ(D&D)』になりますね。

ダンジョンズドラゴン

『キャラクター』のルーツは?

登場する『キャラクター』のルーツは?

遠藤
遠藤

登場する『キャラクター』のほとんど全てが、

 

『ゼビウス』が終わったときに出かけた

ディズニーワールド視察の研修旅行の時に入手した、

 

『ダンジョン&ドラゴンズ(D&D)』のマニュアルの1冊から引用されています。

『ドルアーガ』の世界観

『ドルアーガ』の世界観はどこから?

遠藤
遠藤

『ダンジョン&ドラゴンズ(D&D)』のガイドブック神話編の『バビロン神話』の中からの引用です。

 

この本は、日本の大名で「Yamamoto Date」というヒーローが存在
するような本ですから、信憑性は疑問ありですが_。

ヒロインの『カイ』のルーツは?

ヒロインの『カイ』のモデルは一体何から由来している?

遠藤
遠藤

『シュメール神話』から引用しています。

 

『カイ』のモデルは『自然の女神』ですね、
『エルフ』のような女性の姿で現れるとあります。

 

ちなみに、『スーマール』は『シュメール』のことね。

『ドルアーガの塔』の『世界観』は『シュメール神話』を参考にしているんですね。
『中世ヨーロッパ』の世界ではなく、『古代の中東』の物語なんですね。

そうだね。

それでは、ここで『ドルアーガの塔』の『世界観』を堪能するために

『ドルアーガの塔』の『ストーリー』を見てみよう

『ドルアーガの塔』のストーリー

今とは別の時間、別の世界の物語。

 

愛と戦いの『女神イシター』を崇拝する、信心深い人々の王国がありました。

 

彼らの信仰心を認めた『空の神アヌ』は、天上界に『ブルークリスタルロッド』を置き、その光で国を祝福しました。

 

しかしある時、『ブルークリスタルロッド』の噂を聞いた外敵が攻め込んできて、王国は滅ぼされてしまいます。

 

侵略者は、王国の民を奴隷として高い塔を造らせ天上にある『ブルークリスタルロッド』を奪おうとしました。

 

塔の影になって『ブルークリスタルロッド』の光が届かなくなった国土は荒れ果ててしまいました。

 

『アヌ神』は怒って雷を放ち、塔を打ち砕いたのですが、すでに地上では、『ブルークリスタルロッド』の光で
封印されていた悪魔『ドルアーガ』が蘇ってしまっていたのです。

魔力で塔を再建し、雷に打たれて死んだ人々を『モンスター』に変えてあやつる『ドルアーガ』。

 

亡国の『王子ギルガメッシュ』と、彼の恋人で王家の『巫女カイ』は救国の志を抱きますが

奴隷として働かされていたときに、雷に打たれて怪我をした『ギル』は当分動けません。

 

『カイ』は、『イシター神』から授かった魔法の『ティアラ』の力で塔に乗り込みますが、

ドルアーガに破れてしまいます。

(このエピソードは後に『カイの冒険』として独立ゲーム化されました)

 

塔の破壊以来、人間に愛想を尽かしていた『アヌ神』ですが、

『ギル』と『カイ』の志と信心を認め、回復した『ギル』に黄金の甲冑を与えることにしました。

 

黄金の甲冑をまとった『ゴールデンナイト・ギル』は、

『ドルアーガ』を倒してカイと王国を救えるのでしょうか?

要するに、

 

外敵に王国が侵略され、
王国の民は奴隷として高い塔を造らせられる。

 

そして、封印されていた悪魔『ドルアーガ』が蘇ってしまう。

 

主人公『王子ギルガメッシュ(ギル)』の恋人で王家の『巫女カイ』が、

国を救おうと悪魔『ドルアーガ』のいる塔に乗り込むが、破れて捉えられてしまう。

 

主人公『王子ギルガメッシュ(ギル)』は、恋人と王国を救うため、
悪魔『ドルアーガ』のいる塔に乗り込むー。

 

こんな感じですかね。

 

まー、そうだね。

 

この物語は『ダンジョン&ドラゴンズ』『バビロン神話』を参考にしているだね。

『バビロン神話』は、メソポタミア(現在のシリアやイラクの地方)の神話だね。

 

悪魔『ドルアーガ』のいる塔は、『バベルの塔』を参考にしているんだね。

 

『ドルアーガの塔』はなぜ60階?

どうして 『ドルアーガの塔』が60階にしたの?

遠藤
遠藤

当初、256階建てにしよう思ったんですが、

それだと1プレイあたりの時間が長くなってしまうので、

当時一番高い建物『サンシャイン60』と同じにしました。

『ドルアーガが3部作』について

『ドルアーガが3部作』という設定はいつからあったのですか?

遠藤
遠藤

『ゼビウス』を作り終えて、

 

『イシターの凱旋』を作っている頃に

最初から『3部作』で行くって決めてストーリーを作ってました。

 

それが4つになったのは、

ザ・ブルークリスタルロッド』を作れる状況になかなかならなかったのと、
アクションの試作から面白いゲームに仕上がった後の『カイの冒険』に、
『バビロニアンキャッスル』のエピソードの1つを割り振ったからです。

『ドルアーガの塔』シリーズの時系列

『ドルアーガの塔』シリーズ

『バビロニアン・キャッスル・サーガ』の物語を時系列に整理するとこのようになります。

物語の時系列一覧
発売年ゲームタイトル物語
1988年カイの冒険ドルアーガの塔の前日譚。
カイが塔に挑むも囚われの身となってしまう。
1984年ドルアーガの塔カイを救うべくギルが塔に挑む。
1986年イシターの復活ドルアーガが倒れたことにより崩壊しつつある塔を降りていく。
1994年ザ・ブルー
クリスタルロッド
塔を出たギルとカイがロッドを天界に返しに行く。
ただしマルチエンド制となっており、
全く違う展開になることも。

 

遠藤さんは、『ドルアーガの塔』制作時から、4部作のストーリーを構想していたんだね。

『ドルアーガ』はパズルゲーム?

『ドルアーガ』は『RPG』でなくパズルだと思っています。

遠藤
遠藤

そういう視点もありでしょうね。
本来、『迷路突破ゲーム』として企画通してますんで。

『オズの魔法使い』も参考にしている?

『クオックス』の原典が『オズの魔法使いシリーズ』にある、本当?

遠藤
遠藤

オズの魔法使いシリーズは、ハヤカワ文庫で翻訳されています。

No題名英語名(出版年)
1「オズの魔法使い」 The Wonderful Wizard of OZ (1900)
2「オズの虹の国」 The Marvelous Land of OZ (1904) 
3「オズのオズマ姫」 Ozma of OZ (1907)
4「オズと不思議な地下の国」 Dorothy and the Wizard in OZ (1908)
5「オズへつづく道」The Road of OZ (1909)
6「オズのエメラルドの都」The Emerald City of OZ (1910)
7「オズのつぎはぎ娘」The Patchwork Girl of OZ (1913)
8「オズのチクタク」Tik-tok of OZ (1914) 
9「オズのかかし」The Scarecrow of OZ (1915)
10「オズのリンキティンク」 Rinkitink of OZ (1916)
11「オズの消えたプリンセス」The Lost Princess of OZ (1917)
12「オズのブリキの木樵」The Tin Woodman of OZ (1918)
13「オズの魔法くらべ」The Magic of OZ (1919)
14「オズのグリンダ」Glinda of OZ (1920)

 

遠藤
遠藤

『クォックス』が登場するのは、「虹の国」だったと思います。

登場シーンは短いので、書店でパラパラと見ればわかると思います。

『クォックス』とは?

『クォックス』とは、

 

『ブルークリスタルロッド』の精霊で、『ロッド』の光から誕生したドラゴンだよ。

本来は善良なドラゴンだったが、『ドルアーガ』によって操られ

ギルの敵となってしまうんだ。

 

『ギル』が『ドルアーガ』を倒したことにより、呪縛から解放されるんだ。

 

名前の由来は『オズの魔法使い』シリーズの『オズのチクタク』に登場する同名の竜からだよ。

『クォックス』の『ドルアーガの塔』での登場

初登場作品では、

壁を壊しながら移動し、炎を吐くて出てきます。

 

『フロア15』にて初めて出現するけど、

この時の装備ではダメージを与えられないため、倒すことは出来ないのです。

 

『フロア14』で『ドラゴンポット』を手に入れていれば倒せるが…

 

遠藤
遠藤

当時私が

ボーム作「オズの魔法使い」シリーズに傾倒していた時代があって、
その中に出てくる『ドラゴン』の名前を借りています。

 

ちなみに、『ゼビウス』に登場するバイオコンピュータの名称『ガンプ』も、このシリーズからの引用です。

遠藤さんが『オズの魔法使い』も参考にしているとは、驚きですね。

ご閲覧ありがとうございました。

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