シューティングゲーム アーケードゲーム

【名作STG】第3回87年、シューティングゲームの完成、東亜プラン、ダライアス、ドラゴンスピリットの登場

シューティングゲーム ダライアス 究極タイガーシューティングゲーム

第3回 87年、シューティングゲームの形が完成された

~80年代のアーケードシューティングゲームの時代~

今回は、
1987年、シューティングゲームの形が完成された、東亜プラン、ダライアス、ドラゴンスピリットの登場 をご紹介させて頂きます。

ダライアス

東亜プランの名作シューティングゲームたち

東亜プランの究極タイガー登場

1987年は、シューティングゲームの大漁の年だった。

では、有名なものをひとつずつ紹介していこう。

 

まずは究極タイガー(東亜プラン)から。

シューティングゲームなら東亜プランと言われる人気メーカーが開発し、販売をタイトーが担当。

 

同年の1987年3月に発売された、タイガーヘリを大幅に強化し、

4種のショットの使い分けや画面半分を覆う強力なボム

 

遅めの自機と飛び交う敵の高速弾などの絶妙なゲームバランスが評価された人気作となる、

 

現在のシューティングゲームの基本スタイルである「ショット&ボム」をアーケードゲーム界に定着させた作品であり、東亜プランの名を一躍広めた同社の代表作でもあるんだ。

究極タイガー

ちなみに、前作の『タイガーヘリ』もそうだが、その珍妙なタイトルのおかげでバカゲー専科でネタにされるところが、悲しいところ、

究極タイガー

東亜プランの名作シューティングゲームたち

ここで、1980年代に輝いた、東亜プランの究極タイガー以外の名作シューティングゲームをご紹介させて頂きます。

東亜プラン

影の名作、飛翔鮫の登場

飛翔鮫、1987年3月登場、東亜プランのスタイルを確立した記念すべき作品だね。

 

シンプルながらもスリリングな展開で、初心者から上級者まで楽しめて、80年代シューティングファンからかなりの支持を誇る一作だね。

飛翔鮫

『究極タイガー』の知名度が高い為、飛翔鮫は、影に隠れがちだが、人気作故のフォロワーを数多く持っている事が完成度の証拠とも言える。

飛翔鮫

TATSUJINの登場

翌年の1988年11月に登場、TATSUJIN

シューティングで初めて、緊急回避用のボム(発射即爆発)を導入した作品だな。

 

大ヒット作となった『究極タイガー』のスタッフが作り上げたシューティングゲームであり、
画面一杯に広がるショットやレーザードクロ型に爆炎が広がるボムなど見た目のインパクトがより強くなった。

TATSUJIN 東亜プラン

タイトーからの発売のため、タイトル画面にはクレジットされていないけど、東亜プランが担当しているよ。

前作『究極タイガー』で確立された、「パワーアップ型縦スクロールボムシューティング」の流れをそのまま汲み、前作の開発スタッフがそのまま本作の開発を務め上げた。

 

やりこみプレイヤーが続出するなど、ユーザーには好評を博した本作であったが、

 

熟達したシューターにより、1コインで筐体を長時間占有されるゲームセンターもあり、

 

ゲームセンターのスタッフは、自衛策としてディップスイッチの設定を「VERYHARD」「No extend」に変更するなどの対応を取ったが、

 

何周もできるような上級者には効果が薄いばかりか、筐体の空いている時にプレイする、一般レベルのユーザーを締め出してしまうという悪循環に陥り、一部のオペレーターからは

TATSUJIN 東亜プラン

電気代だけ取られてインカムが上がらない

といった不評を買うなど、思いがけない一面も覗かせた作品となった。

 

本作発売から4年後の1992年に、続編となる『達人王』がリリースされたが、初心者お断りの超高難度が仇となったことに加え、

 

すでにシューティングゲームが衰退の一途を辿っていたことから日の目を見ることも無くひっそりと姿を消した。

TATSUJIN 東亜プラン

とまあ、東亜プランからは、面白いシューティングゲゲームがたくさん作られているんだ、

 

プレイしたことのあるゲームユーザーならわかると思うけど、これらの作品は、ゲームシステムがほとんどいっしょなんだ。

 

続編なのかというと、べつにそういうわけでもないらしい。

しかしこれがどうしたわけだか、全部おもしろいんだな。
だからゲームユーザーからは、この会社のゲームを、万感の思いを込めて

東亜プラン

偉大なるマンネリ

と呼ばれたりする。

 

このことからわかる事実は、シューティングゲームというものは、あまりだいそれた変化はしていないということである。

 

グラフィックは、めざましい進化を遂げたが、ゲームシステムだけ考えてみると、今も昔もたいして違いはない。

 

そうだろう、ようするに敵の弾をよけながら、敵を撃って破壊するだけなんだ。

ビーウィング(データイースト)

グラフィックを、マルやシカクだけの単純な物にしてしまったら、おそらくどのゲームか区別がつかなくなってしまうだろう。

 

だからこそ、ささいな違いが重要になってくるんだ。

 

用意されているシステムは限られたものた。だが、出来上がったソフトは人それぞれまったくイメージの違うものになるはず。

 

いいゲームを作るためには、新しいシステムを考えるより先に、バランスやセンスを考えることが必要なんだな。

ファンタジーゾーン

タイトーの傑作シューティングゲーム、ダライアスの登場

1980年代後半になると、まだまだ面白いゲームが多数登場する、

まさに、成熟期の大量打ち上げ花火の時代なのだ。

 

では次のゲームを紹介しよう。

ダライアス

この年でもっとも話題になったゲームは、タイトーよりリリースされたダライアスだよ。

ダライアス

おー、ダライアス

水棲生物モチーフのボスデザイン、多くの支持を得た高品質なBGM、
演出系シューティングゲームの先駆けとなった作品でもあり、

 

なんといっても、ゲームファンを驚かせたのは、つなぎめのない3画面分の大スクリーン。

 

パワーアップと弾数に多少の不満は残るものの、ゲームバランスもなかなか良く、文句なしの名作だった。

ダライアス

ゲーム内容は、戦闘機「シルバーホーク」を操り、異星人ベルサーに侵略された、惑星ダライアスからの脱出を目的とするシューティングゲームだよ。

 

タイトー看板作品のひとつであり、横シューティングゲームシリーズの第一作目でもあるんだ。

 

ダライアス最大の特徴である、ハーフミラーによる繋ぎ目のない3画面の特殊大型筐体を使用して、
1987年2月頃より、全国のゲームセンターに登場したよ。

ダライアス

ちなみに、ゲーム内のクレジット表記は、1986年となっているけど、これはショーに出展した際の年なんだ、

 

この当時のタイトーは、発売日ではなく、ショーなどへ出展した日付をクレジット表記していたんだよね。

 

ということで、ダライアスは1987年の作品ということになるね。

ダライアス

ゲームユーザーを驚かせた、大型画面とは?

ゲームユーザーを驚かせたダライアスの大型画面である、

 

タイトーの多画面筐体ゲームは、本作より前に、上下2画面をハーフミラーで重ねた『ワイバーンF-0』で登場していて、そのノウハウがダライアスでも活かされているんだ。

 

ハーフミラーとは、その名の通り半分透けてる鏡。

鏡の前にモニターが二つ、後ろにモニターが1つあり、それぞれの画面をハーフミラーに映すことで継ぎ目の無い3画面をプレイヤーに見せているんだ。

 

なおハーフミラー自体は、ビデオゲームが登場する前から使われている技術でだよ。

ダライアス

エレメカ時代に使われていた、技術がここに復活

従来のハーフミラーを活用したアーケード筐体は、

 

『ワイバーンF-0』も含め、ほとんどが「2つの映像を合成して1つに見せる」ためにハーフミラーを使用していたんだ。

 

しかしダライアスでは、3枚のモニター画面を繋ぎ目なしで横連結するためにハーフミラー技術を応用しており、ここに既存技術利用の独自性があるんだよね。

ダライアス

ダライアスについてのまとめ

ダライアスについてまとめると、

 

シンプルにまとまっているシステムながら、画期的なアイデアを多数取り入れた作品である。

 

ボス戦前の警告・水棲生物と機械を融合したボスデザイン、印象的なBGM、多画面筐体にボディソニックのベンチシート…

 

そして、樹形図ステージ選択による、シューティング大ボリュームと、アームシステムによるとっつきやすさなど…絶大な支持を得るに足る要素は揃っている。

 

またこの作品で、その後のシリーズへつながる演出の可能性を大きく広げた作品でもある。

タイトー製シューティングゲームは、この後演出や、BGMを重視する方向性を更に押し出すようになり、

 

ダライアスは後に『演出系シューティングゲーム』と呼ばれる独自の方向性を確立する上での礎となった。

ダライアス

現在でもシューティングゲームはBGMや演出が重要視され、その礎となった本作をゲーム史において無視する事は出来ないだろう。

 

一方で、ゲームとしては冗長さや多画面故の粗があったのも事実であり、この課題は次回作以降にも引き継がれることとなった。

 

タイトーの多画面筐体ゲームの系譜は、『ニンジャウォーリアーズ』や『ダライアスII』と言った作品達が引き継いでいくことになる。

 

一方でダライアス自体も、『スペースインベーダー』に並んでタイトーを代表するシューティングゲームシリーズとしての道を現在もなお歩み続けている。

 

ダライアス

完成されたシューティング、ナムコの集大成、ドラゴンスピリット

そしてもう1本。BGMが凄かったドラゴンスピリット

このへんのゲームの出現で、シューティングの形はほぼ完成されたようだね。

 

イメージを簡単に表現すると、パワーアップと連射で活路を開く、痛快バリバリのゲーム、といった感じだろうか。

 

ナムコの『ゼビウス』以来となる対空・対地撃ち分けタイプの縦スクロールシューティングゲームであり、これまでのナムコのシューティングゲームの集大成的作品となっているよ。

ドラゴンスピリット

ドラゴンスピリットのまとめ

ドラゴンスピリットについてまとめると、

 

しっかりとした背景設定、クオリティの高い楽曲群アリーシャ姫の「アムルー!」の呼び声が感動させてくれるエンディング

 

ドラゴンスピリット

 

そして当時の、ナムコ全作品が紹介されるという壮大なスタッフロールは圧巻

『ナムコ黄金時代』の思い出として、この作品を挙げるレトロゲーマーも数多い。

 

これまでのナムコゲームの集大成的な作品として名高い名作である。

ドラゴンスピリット

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