『ゼビウス』の世界観は『伝説巨神イデオン』から‐『ゼビウス』の誕生秘話
今回は、
『ゼビウス』の世界観は『伝説巨神イデオン』から‐『ゼビウス』の誕生秘話、遠藤雅伸さんの証言集
をご紹介します。
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『伝説巨神イデオン』は、
あの機動戦士ガンダムの生みの親、
『富野由悠季』が監督の
1980年~1981年に放送されたテレビアニメだよ。
『イデオン』の巨大プラモデルに憧れたよー。
ところで、『ゼビウス』と『イデオン』って関わりがあるの?
たしかに、『ゼビウス』と『イデオン』って共通点はあるような?
それでは、『ゼビウス』の生みの親『遠藤雅伸』さんの証言を見てゆこう。
ゼビウスの世界観は、『イデオン』から?
遠藤雅伸さんが『イデオン』にインスパイアされて『ゼビウス』の世界観を作ったのは有名な話ですが、
言われてみれば『ゼビ語』と『バッフクラン語』ってなんか似てるような気がしますが?
自分なりに『イデオン』と同じアプローチと思っている点。
・『異星人』が存在する場合、それが『同じ種』からの派生と考えた方が確率が高い
・『異なる文化』を顕著に表しているのは『言語体系』である
この2点から、『ゼビウス』の世界観を構築しています。
『ゼビ語』と『バッフクラン語』が似ているというのは、共に日本語ではないという点で1つの真理です。
最初にゼビ語を社内発表した時に、
「ロシア語よりわからん言葉を作って、貴様は何様のつもりだ!」
などと怒られたことがあります。
異文化を言語体系の違いで表現したいと力説しましたが、
所詮新人の平社員のたわ言、一喝で一蹴されたのですが、
若いスタッフが強力に支持してくれたおかげで、そのまま世に出たんです。
『遠藤雅伸』さんは、『イデオン』にインスパイアされてゼビウスの世界観を作ったってこと?
そうだね、『イデオン』がテレビで放映されたのが、1980年~1981年。
そして、ライバルの『コナミ』から初の『スクロール式』シューティングゲーム『スクランブル』が発表されたのが、1981年3月。
打倒、『スクランブル』に燃える『ナムコ』が、『シャイアン』の企画して、
『ゼビウス』プロジェクトに切り替わり、開発が始まったのが1982年頃。
そして、『ナムコ』から『ゼビウス』が発表されたのが、1983年1月。
遠藤さんが、『ゼビウス』の世界観を作り始めたのは、
『ゼビウス』を開発しながら、同時並行をつくっていったんだよ。
『ゼビウス』を開発しながら、世界観をつくっていくってすごいね。
『イデオン』のテレビ放映から、『ゼビウス』誕生までを年表にしてみました。
『ゼビウス』制作年表
年 | 月 | No | 出来事 | 担当 |
1980年 | 1980-81年『イデオン』テレビ放映 | |||
1981年 | 3月 | 『コナミ』から初スクロール式シューティングゲーム 『スクランブル』を発表 |
||
1 | 『ナムコ』『スクランブル』の解析レポート作成 | |||
2 | 『スクランブル』対抗した、シューティングゲームの企画原案作成 | 伊藤 | ||
3 | 『シャイアン』企画書作成 | 池上 | ||
4 | 『シャイアン』試作開発 | 池上・深谷 | ||
5 | 『シャイアン』を元に『ゼビウス』制作開始 ※『イデオン』をモチーフに世界観を作成 |
遠藤 | ||
1983年 | 1月 | 6 | アーケード版『ゼビウス』の発表。 |
『ゼビウス』が『イデオン』をモチーフにしているところは?
遠藤さんは
自分なりに『イデオン』と同じアプローチと思っている点。
・『異星人』が存在する場合、それが『同じ種』からの派生と考えた方が確率が高い
・『異なる文化』を顕著に表しているのは『言語体系』である
この2点から、『ゼビウス』の世界観を構築しています。
と述べられているけど
『ゼビウス』も『イデオン』と同じように異星人も、同じ種からの派生しているの?
そうなんだ
『ゼビウス』とは、敵の『異星人』のことなんだ。
『ゼビウス星』の軍隊が『ゼビウス軍』なんだ。
『ゼビウス軍』、ゲームタイトル名の『ゼビウス』って敵軍のことなんだね。
ここで、少し長いんだけど、『ゼビウス』のストーリーをご紹介します。
『ゼビウス』のストーリーは、別のページで解説させて頂きますので
太字のポイントだけ抑えてね。
『ゼビウス』のストーリー
時は、西暦2000年。
地球の平和は、冷徹なる外界の侵略者の先制攻撃によって終わりを告げた。
侵略者の名は、『ゼビウス軍』。
彼方の外宇宙にある第四惑星『ゼビウス』より飛来し、超知性体『ガンプ』によって統治された軍隊だった。
その目的は不明。
地球よりもはるかに進んだテクノロジーを駆使した『ゼビウス』軍に対して
多国籍から構成される地球軍は応戦するものの、核攻撃をもってしても彼らの装甲を破壊することはできず
わずか数週間で南アフリカは制圧されてしまう。
しかし、地球にも希望があった。
『惑星ゼビウス』よりあらわれた『ムー・クラトー』と『アンドロイドイヴ』が救いの手を差し伸べてきたのだ。
彼らはゼビウス軍の侵略の目的を語る。
紀元前12000年前。
当時の地球にあった前文明によって、バイオコンピュータ『ガンプ』は創られた。
もともと人類への奉仕を目的としたものだったが、長い年月にわたって人工知能として思考を重ねてきた『ガンプ』にはいつしか自我が芽生えるように。
そして、人類と同じようにドークト(ESP)を有していた。
そしてガンプは、
「自らが人類を管理下に置くことによってのみ、人類の恒久的な繁栄はもたらされる」
と考えるようになり、そのための恐るべき計画を実行に移しはじめる。
その計画とは、気象観測によって予測された氷河期を利用し、
構造的に成長できなくなった自身を、『ドークト』を利用して再統合および能力の拡大をはかること
人類を自らに従う者とそうでない者とでふるいにかけ、
地球に残った不適合者は氷河期を利用して排除するというもの。
そのために、『ガンプ』は自分の『レプリカ』を6体作り、
惑星『ゼビウス』をはじめとする6つの惑星に『ガンプレプリカ』と適応者である人類を移住させる。
そして、不適応者である人類は地球の氷河期で全滅させようと考える。
そして、14000年後。
地球を中心にして、
移住先の6つの惑星は惑星交錯(ファードラウト)を起こすとき、
6つの惑星で人類の『ドークト』を支配した6つの『ガンプレプリカ』は
地球に膨大な『ドークト』を流入させ、
『ガンプ』はより高度な存在へと自身を進化させるつもりなのだ。
しかし、地球に残された不適応者たちは『ガンプ』に対して抵抗戦争を起こす。
そして『オリジナルガンプ』の破壊に成功した。
しかし、6つの惑星に散った『ガンプレプリカ』はこの行動を許さず、
地球に対して『ドークト』による根絶攻撃を展開。
地球文明は消滅し、人類は死滅したかに思われた。
そして時は流れる。
約束の時、14000年を迎える直前。
『ガンプ』の計画にイレギュラーが生じていたことが分かる。
再生の地である地球に、不適応者の子孫たちが蔓延り、新たな文明を築いていたのだ。
不適応者たちは死滅していなかった。
『ガンプ』製作のために脳細胞を提供した『ラスコ・クラトー』の『ドークト』によって死滅を免れていたのだ。
『ムー・クラトー』は『ラスコ・クラトー』の子孫だった。
『ムー』と『現地球人』の邂逅は、
14000年という月日によってわけ隔てられた同種族の邂逅でもあった。
『ムー・クラトー』は、『現地球人』に『ゼビウス軍』より盗み出した技術による最新鋭戦闘爆撃機の設計図を渡す。
素材は、『ゼビウス軍』と同様の『イル・ドークト』を使用。
『ゼビウス軍』の装甲を貫く『スパリオ砲』を持つ。
その機影は、かつての『先代地球人』が未来の向けて残した設計図であり、
後の原住民に受け継がれ、『ナスカの地上絵』として現代まで姿を残したもの。
太陽の鳥の名を持つ戦闘爆撃機『ソルバルウ』。
しかし、『ソルバルウ』の『スパリオ砲』は超能力兵器であり、『クラトー』の『マトリクス』を持つものでしか扱えない。
そこで地球防衛軍は、世界各地より『クラトー』の『マトリクス』の持つ者たちを集められていった。
そして、ついに3機の『ソルバルウ』が完成。
『ムー』をはじめとする3名のパイロットも決定。
『ソルバルウ計画』が発動することとなった。
うー、長いねー。
要するに、同じ地球がルーツの『ゼビウス軍』が、大ボス(ガンプ)の指示で
地球の侵略にやって来た。
現在の『地球人』の兵器では、勝てないが、
『ゼビウス』の技術を使って、戦闘爆撃機『ソルバルウ』を開発する。
そして、『ゼビウス軍』に立ち向かう、『ソルバルウ』
地球人に未来はあるのかー。
うーん、かなり簡略化してるけど、
そんなところだね。
名作アニメ『超時空要塞マクロス』も、同じようなストーリーのような。
今回はここまで
次回も引き続き
『ゼビウス』の世界観は『伝説巨神イデオン』から‐『ゼビウス』の誕生秘
をご紹介します。
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