【STG作り方/タスクシステムとは】「シューティングゲームの作り方/自作：タスクシステムとは」のご紹介

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今回は、「シューティングゲームの作り方/自作：シューティングゲームやアクションゲームに制作に向いているタスクシステム」についてご紹介します。

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タスクシステムの由来についてははっきりしませんが、ナムコのギャラクシアン(1979年)で開発されたという説があります。その後、他社によるリバースエンジニアリングなどを通じて、ゲームプログラマーの間に広がっていったという噂です。

タスクシステムは複数のタスク(仕事)を並行して処理するための仕掛けです。タスクシステムを使ったゲームプログラムでは、ゲームに登場する各種の要素をタスクで表現します。

例えばシューティングゲームならば、「自機」「敵」「弾」といったキャラクターをそれぞれタスクとして実装します。

タスクはスレッドのようなものです。ゲームでは多くのキャラクターが並行して動きますが、タスクシステムを使うことによって、このような処理を自然な形で表現することができます。

また、タスクシステムが提供するタスクの生成や削除といった機能は「弾を撃つ処理」や「破壊した敵を消す処理」などの実現に役立ちます。

尚、このサイトでは「タスクシステム」という名称を使いますが、これは情報科学の正式な用語ではないようです。ゲーム業界用語といったところでしょうか。ゲームによっては同じような仕組みのことを別の名前で呼んでいる場合もあります。

実は、タスクシステムはゲームプログラムに不可欠な仕組みではありません。「ゲームを作るには、まずタスクシステムを作らなくてはならない」と本で読んだり人に教わったりすることがあるかもしれませんが、あせってタスクシステムについて勉強しなくても大丈夫です。

ゲームプログラミングを楽しむうえで大事なのは、自分の好きな流儀でプログラムを書くことと、ゲームを完成させることだと思います。

そして、自分が作りたいゲームに合った実装方法を追究することも重要です。もしもタスクシステムに馴染みがなければ、そんなものの存在はきれいに忘れて、自分が書きやすい方法でプログラムを書くことをお勧めします。

「ゲームを作るには、なんとしてもタスクシステムを作らなければならない」と考える必要はありません。たしかにタスクシステムは便利な仕組みですが、タスクシステムの制作でつまずいてしまって、ゲームが完成しなければ本末転倒です。

そもそもゲームプログラムというものは、

• プレイヤーの入力を受け取る
• キャラクターを動かす
• 当たり判定処理やスコアの加算を行う
• キャラクターやスコアを表示する

くらいのごく簡単な処理を繰り返すだけなのです。素朴なプログラムからスタートして、複雑な仕掛けが本当に必要になったら、そのときに初めて作ればよいのです。

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