【STG作り方/様々な弾幕】「シューティングゲームの作り方/自作：様々な弾幕を作ってみる」のご紹介

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今回は、「シューティングゲームの作り方/自作：様々な弾幕を作ってみる」についてご紹介します。

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いわゆる弾幕系と称されるシューティングゲームの中には、非常に複雑なパターンの弾幕を生成する作品が多く見られます。

しかし落ち着いて観察してみると、実はこれらの弾幕は基本的な弾の動きの組み合わせからできていることがわかります。複雑な弾幕を構成する際のポイントの1つは、さまざまな弾の動きを組み合わせることです。

例えば、先ほど解説した「分裂弾」と「旋回弾」を組み合わせるだけで、「図.5-26分裂弾十旋回弾による弾幕」のように複雑な動きをする弾幕を構成することができます。

1. 最初に敵から分裂弾が発射され、一定時間が経過すると複数の旋回弾に分裂します。
2. これらの旋回弾はしばらく直進しますが、再び一定時間が経過すると、向きを変えて自機の方向に飛んできます。

弾幕を作る時のもう1つのポイントは、加速度を使うことです。加速度を使うと、だんだん速くなる弾や、逆にだんだん遅くなる弾を作ることができます。

さらに、弾によって加速度を変えると、ある弾が別の弾を追い越したり、逆に追い越されたりといったことが起きます。こういった動きを使うと、非常に複雑で、見た目にも面白い弾幕を生成することができます。

多くのゲームでは、弾幕を何種類か組み合わせることによって、さらに複雑かつ画面全体をおおいつくすような弾幕を構成しています。個々の弾に関するプログラムは、ここで解説したように比較的簡単に作成することができます。あとは、以下の点が、魅力的なゲームを作り上げるためのカギとなるでしょう。

• 弾や弾幕のバリエーションをなるべく多く用意する
• 複数の弾幕を組み合わせて、見るのも避けるのも楽しい弾幕を構成する
• シーンごとに効果的な弾幕を選択する
• 多少は無駄な弾も撃つことによって画面を派手に見せる

また、性質の異なる弾を異なる色で表示すると、プレイヤーが弾筋を見分けやすくなり、画面も派手にできます。しかし、弾に使用する色の数が多すぎると、背景と弾、あるいは自機と弾などの見分けがつきにくくなってしまいます。作成するゲームの特徴を考慮して、必要最小限の数の色を使うのがお勧めです。

STGプログラム入門「弾編」では弾の移動と表示、自機と弾との当たり判定処理、自機の破壊、そして弾幕の作り方について紹介してきました。

ここまでで、とりあえずゲームとして遊べるプログラムが作成できました。次は敵をテーマに、敵の移動と表示、敵が弾を撃つ処理、ショットおよびレーザーと敵との当たり判定処理、得点の加算と表示などについてご紹介します。

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