【入門/C言語 関数】ゲームプログラム入門：C言語「関数は、便利な魔法のブラックボックス」のご紹介

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今回は、ゲームプログラム入門：C言語「関数は、便利な魔法のブラックボックス」についてご紹介します。

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今回は、関数について学んでいきます。【プログラミングの始め方】で少しふれたとおり、C言語の関数は「一連の処理の集り」です。

例えば、次のように「printf()関数」を実行したとします。「%x」はデータの書式を16進表記に変換するための書式指定です。

コンピュータの画面には16進数の「a」が表示されます。一見簡単なことのように思えますが、関数を呼び出してから画面に文字を表示するまでの間に、printf()関数の内部では「書式指定を分析して」「書式を変換し」「画面に出力する」という一連の処理を実行しているのです。

このように、関数を利用すると、面倒な処理を記述することなく、いろいろな機能を実現することができます。いってみれば、関数は、大変便利な魔法のブラックボックスなのです。これを利用しない手はありませんね。

関数という言葉にとっつきにくいイメージや、苦手意識を持っている人も、これで少しは興味がわいてきたでしょうか。

「printf()」「strcpy()」など、C言語があらかじめ用意している関数(標準ライブラリ関数)の他に、プログラマが独自の関数を作ることもできます。

今度は、ブラックボックスの中身を自分で作ることになりますから、少し手間がかります。

今回は、関数を作り、利用する上で必要な知識を、基礎から詳しくご紹介していきます。具体的には「変数の有効範囲」や「関数のひな型をコンパイラに知らせるプロトタイプ」また「関数へのデータの渡し方」といったことを学んでいきます。

なんだか面倒くさそうですね。自分で関数など作りたくなくなってしまいます。でも、もし関数を作らなかったらmain()関数の中に、何十、何百行のソースコードを書くことになります。これは、大きな旅行かばんの中に、歯ブラシやら財布やら、すべての荷物をそのまま詰め込むのと同じことです。これでは、いざ何かを使いたいときに、なかなか目的のものを見つけられないでしょう。

実際は、洗面道具や衣類、貴重品など、目的や用途によって必要なものをまとめて、それからかばんの中に入れますよね。プログラムを書くときも、処理ごとにいくつかの関数にまとめ、それらの関数をmain()関数の中から呼び出す方がすっきりします。

関数を理解することは、実践的なプログラムへの第一歩です。ゆっくりでかまいませんから、関数の基礎をしっかりと理解し、自由自在に使いこなせるようになりましょう。

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