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『機動戦士ガンダム1年戦争』アフリカ戦線の歴史(連邦進行-降伏-戦後:UC0079年10月~戦後)のご紹介
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今回は、『機動戦士ガンダム1年戦争』アフリカ戦線の歴史(連邦進行-降伏-戦後:UC0079年10月~戦後)をご紹介します。
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『機動戦士ガンダム1年戦争』アフリカ戦線の歴史(連邦進行-降伏-戦後:UC0079年10月~戦後)のご紹介
大戦末期のアフリカ戦線ルート図のご紹介
■大戦末期のアフリカ戦線 | |
A | トリポリ |
B | ベンガジ |
C |
アレキサンドリア
|
D | カイロ |
E |
連邦軍ウェレル山基地
|
F | 公国軍ゲド要塞 |
G |
公国軍第18補給基地
|
H |
キンバーライト鉱山基地
|
I | キンシャサ |
J | アデン宇宙港 |
■大陸東部ジオン軍撤退ルート | |
R1 | ハリー |
R2 | ディック |
R3 | トム |
■両軍進撃/撤退ルート | |
連邦軍進撃ルート | → |
ジオン軍撤退ルート | → |
アフリカ軍団崩壊の兆し~オデッサの戦い~
開戦より5ヶ月ほどを経過すると、地球各地に侵攻した公国軍の補給線は延びきり、前線の部隊は慢性的な物資不足に悩まされるようになった。公国軍アフリカ軍団も当初の勢いを失い、慣れない環境に苦しむ将兵達の間には厭戦気分が広がりつつあった。
膠着するアフリカ戦線
この時期、公国軍側の「アトラス」作戦が失敗に終わったことにより、大陸北西部の戦線は固定された。そのため手詰まりとなった両軍は、共に大規模な作戦行動を控えるようになり、アフリカ戦線の戦闘は一時沈静化した。
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連邦軍の逆攻勢「パトリオット」作戦
均衡していた両軍のバランスが崩れたのは10月中旬、公国軍が中央アジア~ヨーロッパ方面における連邦軍の大規模反攻作戦を察知した前後であった。
アフリカ軍団はオデッサ防衛のため少なからぬ部隊を引き抜かれ、さらに大陸北西部で連邦軍の逆攻勢を受けたことも重なり、その戦力を大きく失うことになった。
連邦軍、作戦は失敗するも、戦局に大きな影響を与える
この連邦軍の逆攻勢は「パトリオット」作戦と呼ばれ、戦線の右翼、サハラ砂漠西部に展開していた部隊が一気に南下、その後、ギニア湾沿いに東進して大陸中央部の奪回を狙ったものであり、最終的には挫折したとはいえ、後の戦局に多大な影響を与えることになる。
アフリカ軍団の運命を決定づけた、オデッサ攻防戦(11月7~9日)
そしてアフリカ軍団の運命を決定づけたのが、11月7日から9日にかけて行われたオデッサ攻防戦である。
オデッサの戦い宇宙世紀(0079年11月7日~11月9日)戦局の流れのご紹介 | ||||
月 | 日 | 時 | 分 | 出来事 |
10 | 10 | イギリス方面より、レビル将軍率いる第3軍が発進。 | ||
10 | 11 | レビル軍ドーバー海峡横断。 | ||
10 | 12 | 連邦軍陽動のため、オスロ港から2艦隊を南下させる。 | ||
10 | 20 | 各軍、集結地点であるワルシャワに到達。野戦本部設営。 | ||
10 | 25 | 作戦最終確認。 攻撃地点隠ぺいのため陽動部隊を多数各地に派遣。 |
||
11 | 2 | 連邦軍、追加の増援部隊到着。(主に航空兵力) | ||
11 | 6 | ジオン軍黒い三連星が支援のため到着。 | ||
11 | 7 | 6 | 00 | オデッサ作戦の開始。 連邦各部隊、行動を開始。 航空機隊、順次発進。 |
11 | 7 | 9 | 20 | ホワイトベース隊、ランバ・ラル隊の生き残りと交戦。 |
11 | 7 | 13 | 40 | レビル将軍の主力部隊が、第1陣の防衛網突破。 他の前線でも、ジオン軍後退を開始 (守備範囲をせまくするため) |
11 | 7 | 20 | 00 | 突出したレビル軍、敵の反撃を受ける。 |
11 | 8 | 前線、やや落ち着く。(双方手が出せない状態) | ||
11 | 9 | 3 | 35 | 北の第4軍、包囲網を突破。 以後、さしたる抵抗を受けずに進軍。 |
11 | 9 | 5 | 00 | 第4軍の突入をさかいに、連邦軍の攻勢がはじまる。 |
11 | 9 | 11 | 00 | ジオン軍防衛線の縮小。 連邦軍主力部隊(第3軍)、カルパート山脈東、キシニョフへ到達。 |
11 | 9 | 17 | 00 | ジオン軍司令官マ・クベ大佐、宇宙へ撤退。 |
11 | 10 | 残敵掃討。14時には、臨戦体制から警戒体制へ。 |
北アフリカ地域にも及んだ、オデッサ作戦の余波
連邦軍、スエズ方面に進軍開始
主戦場における第3軍(レビル大将指揮)の攻勢を支援すべく、増強された連邦軍アフリカ方面軍は支援作戦を決行、スエズ地峡を目指し進撃を開始した。つまり、半年前の北アフリカ戦線の攻守が入れ替わったわけである。
諸都市(トリポリ/ベンガジ/カイロ)を相次いで失う、ジオン軍
オデッサ作戦の開始を待たずしてトリポリが奪回されたのに続き、公国軍は、ベンガジ、カイロといった諸都市を相次いで失い、ユーラシア大陸とアフリカ大陸の部隊は分断の危機に直面した。
劣勢ながら奮戦するアフリカ軍団
こうした状況下で、アフリカ軍団は、バクーへの空輸作戦を決行するなどオデッサ方面の友軍をよく支え、基地陥落後は敗走してきた味方守備隊を大陸へ迎え入れるべく奮戦した。
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中でも、スエズ運河周辺の現地守備部隊は、モビルスーツを用いたゲリラ戦法による遅滞作戦を展開し、連邦軍を苦しめたことで特に有名である。
アフリカ戦線の終焉
オデッサ陥落後、アフリカに進軍する連邦軍
連邦軍は、オデッサ作戦に際し、600万とも700万ともいわれる未曾有の大軍を動員した。オデッサ採掘基地を陥落させた後、これらの部隊は地球上の各地の反攻作戦に転用されていったが、アフリカ戦線へ多くの戦力が割かれたのは地理的な条件から考えても当然であろう。
11月中旬以降、激しい戦闘が続く北アフリカ戦線
余勢を駆ってアフリカ大陸へ雪崩れ込んできた連邦軍に対し、公国軍も持てる限りの戦力を北アフリカ地域に結集、11月中旬より激しい戦闘が各地で発生した。
新鋭MSが多数送られる、アフリカ戦線
迎え撃つ側の公国軍アフリカ軍団もオデッサ方面から撤退してきた部隊を吸収したことで、表面上の戦力はそれなりに向上していた。またこの時期、アフリカ軍団には本国やグラナダ、カリフォルニアの各工廠よりMS-07系、MS-09系といった新鋭モビルスーツが多数送られていた。
これは、本来オデッサに送られるはずだった地上用機材が行き場を失ったためでもあるが、アフリカ戦線向けに開発された局地戦用機なども含まれており、補給の途絶えがちな地球上の部隊としては、比較的装備に恵まれていたといえる。
公国軍がこれらの戦力を用いてヨーロッパ方面へ再侵攻する可能性も浮上し、連邦軍はこれを重大な脅威と認識していた。
11月18日、連邦「ベルベット」作戦を開始
11月18日、連邦軍は「ベルベット」作戦を開始。この作戦により北アフリカ台地の地中海岸から紅海岸にかけての広大な地域を解放し、アフリカ大陸の公国軍は遂に孤立化することになる。
ジオンの精鋭部隊、反撃を試みるも敗退
公国軍は、ロンメル中佐配下の「青」、クランベリー大佐配下の「鉄の蠍」の両精鋭部隊を中核に反撃を試みたが、26日の戦闘で大敗、挽回は絶望的となった。
連邦軍、地中海沿岸部を確保し、揚陸を開始
同時期に、北西部戦線においても連邦軍は着実に支配領域を広げており、公国軍は大陸北岸の全域より後退した。沿岸部の安全が確保されたことで、連邦軍は、増援部隊の揚陸に踏み切った。
内陸部侵攻作戦「サンダーボルト」に備える連邦軍
地中海沿岸のカイロ、ベンガジ、トリポリの3都市に合計23個師団が海路より到着、目前に迫った内陸部侵攻作戦「サンダーボルト」に備えた。
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11月30日、ジオン、地球侵攻部隊撤退の方針を発表
12月5日、先発隊の4個師団が、停戦ラインを越え内陸部に侵入。公国軍はこれに先立つ11月30日に地球侵攻部隊撤退の方針を正式発表しており、在アフリカの諸部隊にも12月7日に総引き揚げの命令が下された。
大戦中期に放棄されていた、ゲド要塞
大陸北東部のゲド要塞が完成していれば、残存戦力を持って連邦軍の大部隊を釘付けにし、或いは、宇宙における戦局に影響を与えることも可能であったかもしれない。しかしゲド要塞は、大戦中期の段階で既に放棄されており、アフリカ防衛に寄与することは出来なかった。
アデン宇宙港へ向かう、ジオン残存部隊
公国軍の本国への脱出口となったのは、キリマンジャロ宇宙港であったが、実際にはアラビア半島南端のアデン宇宙港へ向かうよう命令された部隊も多く、引き揚げ命令が下されてから5日で残存部隊の過半数がアデン経由で宇宙へ向かった。
連邦軍によるアフリカ包囲網
公国軍がアフリカ防衛を断念したことにより、連邦軍の「サンダーボルト」作戦は順調に進んだ。ジャミトフ准将指揮する連邦軍は大陸中央部の逃げ遅れた公国軍部隊を両翼より包囲すある形で進撃し、12日の時点で公国軍をエチオピア、ソマリア、ケニア、タンザニアの4地区へ閉じこめた。
青ナイル川とバハル・アルジェベル川に挟まれた地域に絶対防衛ラインを定め、ウェレル山に前線基地を設けた連邦軍は、一時進撃を中断するが、これは後続部隊を待って、最後の掃討作戦に備えるためのものであり、アフリカ軍団の運命に変わりはなかった。
連邦軍によるアフリカ掃討作戦
かくして万全の準備を整えた連邦軍は、12月15日に進撃を再開。地中海沿岸、あるいは大陸北西部から進撃してきた部隊とは別に、インド洋沿岸からも7つの輸送艦隊から合計14個師団が揚陸され、エチオピアなど4地区に残る公国軍部隊に対する掃討作戦が開始された。
その僅か48時間後、掃討作戦は完了、公国軍の組織的抵抗は17日に終結した。公国軍側の残留部隊は抗戦して壊滅するか、投降するか、あるいは正規戦を断念して潜伏するかの選択を迫られたのである。
アフリカ軍団の末路
ジオン軍上層部の戦略
連邦軍のアフリカ奪回作戦に際し、公国軍上層部は在アフリカの諸部隊に対して、かなり早い段階で撤退命令を下している。
当時、ギレン総帥を中心とする軍上層部は、ソーラ・レイによる漸減作戦の後、本国を目指して進撃してきた連邦宇宙軍残存艦隊をア・バオア・クーで殲滅、連邦軍の経戦能力を奪って講和に持ち込むという戦略を立てていた。
ジオン上層部にとっての最優先課題
この戦略の中では、宇宙攻撃軍本拠ソロモンを含むあらゆる公国軍側拠点は捨て石に過ぎず、まして長期消耗戦を前提としてアフリカ大陸のレアメタル鉱山群を死守する必要などなかったといえる。
公国軍にとって重要なのは、アフリカ戦線で貴重な実戦経験を積んだ歴戦の将兵であり、彼らを最終決戦地である宇宙まで呼び戻すことが目下の最優先課題であった。
アフリカ残留を決意するロンメル中佐
しかし軍上層部の撤退命令に反し、アフリカ残留を決意した部隊も存在した。「おめおめと宇宙へ逃げ出せというのか!行きたいものは行くがいい。」とはロンメル中佐の有名な言葉である。
土着化するジオンのアフリカ残留部隊
また連邦軍の急進撃によってキリマンジャロ、あるいはアデンへの撤退路を塞がれ、やむなく地上へ残った部隊も少なくない。これらの公国軍アフリカ残留部隊は、要塞化した鉱山などに籠もり、あるいはFLNなど現地の反連邦勢力と結び土着化することで、連邦軍の追撃から逃れた。
0080年1月1日、グラナダ条約後も続く、前線での戦闘
U.C.0080年1月1日、グラナダ条約が結ばれたことで、地球圏全域の連邦軍、公国軍に対し停戦命令が発せられた。しかし、地球上の各地において激戦を繰り広げている両軍部隊に停戦命令が達するまで数日のタイムラグが生じた上、前線においてこれが遵守されるには、さらなる時間が必要であった。
▼「月の階段(Staircase to the Moon)」作戦
終戦直後のU.C.0080年1月、公国軍オーストラリア駐留軍司令のウォルター大佐は「月の階段(StaircasetotheMoon)」作戦を発動、大規模な陽動を行い連邦軍を引き付ける一方で、オーストラリア大陸北西部の町ブルームに残余の部隊を集結させ、温存していた輸送船団との接触を試みた。
奇襲によって一時的に連邦空軍部を麻痺させたことが功を奏し、公国軍輸送船団は脱出に成功、アフリカ大陸へ到達している。
経戦意識が強く残る、前線のジオン兵
公国軍部隊の中には、共和国臨時政府が締結した終戦協定は無効であり、正義の独立戦争は今後も続くと主張する経戦論が根強く、また、連邦軍側においても、正式な命令に拠らない「残党狩り」がしばしば実行された。
終戦から5ヶ月後、ようやく連邦軍アフリカ大陸の武装解除を発表
連邦軍が、アフリカ大陸の旧公国軍を武装解除したと発表したのは、終戦から5ヶ月後のことであり、実際には、それ以降も旧公国軍残党によるゲリラ戦は続けられた。
ジオン/連邦両軍のアフリカ戦線を振り返る
連邦地上軍の2割を配備した、アフリカ奪回作戦
アフリカ奪回作戦を通じて、連邦軍が投入した戦力はモビルスーツ940機、戦闘車両8800両、航空機4200機、火砲・ミサイルなど3万100基に達し、これは当時の連邦地上軍の約2割に相当した。
大量投入された連邦のモビルスーツ部隊
この中で特に目を引くのが、1000機近くが投入されたモビルスーツであり、1ヶ月余り前のオデッサ戦では僅か数10機の参加であったことを考え合わせれば、驚異的な大量投入といえるだろう。
これら連邦軍モビルスーツの大軍の前には、精強を誇った公国軍アフリカ軍団といえども正面からの決戦は不可能であった。
地上での決戦の場となった、アフリカ戦
これに対し公国軍側では、戦力差が拡大する前に敵先鋒部隊を北アフリカで迎え撃つべしという主戦論が、決戦を避けることで敵戦力を主戦場(最終防衛ライン=ア・バオア・クー)からできる限り引き離そうという避戦論を押し切り、結果として11月26日の大敗を招いた。
無論、この前後の激戦において公国軍側も連邦軍に相当の出血を強いているのだが、増援部隊を満載した輸送艦が地中海とインド洋にひしめいている連邦軍にとって、この程度の損害は許容範囲内であった。
指揮系統の統一が不十分だった、ジオンの地上部隊
在アフリカの公国軍諸部隊は指揮系統の統一が不十分であった。元々のアフリカ軍団がギレン総帥の指揮ラインに属していたのに対し、共同して作戦に当たるべき中東方面の部隊は宇宙攻撃軍所属であり、更にオデッサ陥落以降には突撃機動軍マ・クベ大佐配下の採掘基地守備隊が多数合流した。
戦争末期、統一作戦行動がほぼ不可能となっていたアフリカ軍団
そのため大戦末期のアフリカ軍団は、見かけの戦力こそ向上したものの、練度も装備もバラバラの部隊の寄せ集めに成り果てていたというのが実態であり、北米大陸やオーストラリア大陸の戦局悪化に伴い、各地の敗残部隊が空路や海路を伝ってアフリカ大陸へ逃げ込むに至っては、統一された作戦行動はほぼ不可能となっていた。
オデッサ戦後の一時期、連邦軍上層部は戦力を増したアフリカ大陸の公国軍が北上し、ヨーロッパを窺う危険性を真剣に論じたが、後世の視点から考えれば、これは杞憂であったといえる。
アフリカ軍団の精強部隊
とはいえ、アフリカ軍団の一部には、装備に恵まれ士気も高い強力な部隊が存在したこともまた事実である。こうした精強部隊が、地勢を利用し、現地反連邦勢力と連携したゲリラ戦術をとった場合、これを排除することは簡単ではなかった。
現地へ溶け込む、元公国軍将兵たち
ヌブリア村事件による現地人との乖離、スペースコロニーとあまりに異なるアフリカの環境などといった多くの障害のため、公国軍と現地反連邦勢力の関係は、必ずしも良好ではなかったが、地元共同体に受け入れられアフリカへ残留した公国軍将兵も少なくなく、戦後の反連邦闘争を通じて、元公国軍将兵は次第に現地へ溶け込んでいった。
8年後、ハマーン軍(ネオ・ジオン)と共に武装蜂起する「FLN」
そして8年後、ハマーン軍のアフリカ派兵に際しては、FLNの実戦部隊がこれに呼応して武装蜂起するまでに、両者の関係は改善されるに至ったのである。
公国軍側が当初より現地反連邦勢力の取り込みに力を入れていれば、あるいは連邦軍側の謀略工作が成功していなければ、アフリカ戦線の結果は、全く違ったものになっていただろう。
アフリカ戦線での連邦軍の勝因とは?
勝利者たる連邦軍側の視点からアフリカ戦線を振り返った場合、その勝因とは何であろうか。まず、忘れてはならないのが、連邦軍にとって初めてモビルスーツを大量投入した作戦が、このアフリカ奪回作戦であったということであろう。
反抗作戦(星一号/チェンバロ)の大きな布石となった、アフリカでの戦い
この作戦は目前に迫った「星一号」作戦、「チェンバロ」作戦の予行練習を兼ねたものであり、アフリカ戦線における勝利は連邦軍にとって大きな自信となった。
航空機、戦闘車両といった在来兵器にモビルスーツの支援という新たな任務を与え、地上戦の新たなスタイルを築き上げたジャミトフ准将の手腕は高く評価されるべきであろう。
戦後、大量に拡散されたアフリカ戦の余剰兵器
一方、連邦軍と公国軍の双方が、大量のモビルスーツをアフリカ大陸へ持ち込んだことは、戦後の武器拡散という新たな問題を生じさせた。余剰となった大量のモビルスーツは、様々な不穏分子や武器商人の手に流れ、戦前より燻っていた地域紛争を激化させることとなった。
連邦軍は、戦中、モビルスーツの集団運用の威力を実証したが、戦後は図らずも、モビルスーツのゲリラ戦兵器としての利用価値を広く知らしめる役割を担わされたのである。
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