【センチネルジム系ネロ/ヌーベル】『機動戦士ガンダムセンチネル・モビルスーツ/兵器解説』ジム系(MSA-007ネロ/トレーナー/EWAC/ヌーベルGMIII)のご紹介

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今回は、『機動戦士ガンダムセンチネル・モビルスーツ/兵器解説』ジム系(MSA-007ネロ/トレーナー/EWAC/ヌーベルGMIII)をご紹介します。

ネロ　ガンダム | おもちゃホビー | 中古・新品通販の駿河屋

『機動戦士ガンダムセンチネル』関連サイトマップをご紹介します。

『機動戦士ガンダムセンチネル・モビルスーツ/兵器解説』MSA-007 ネロ/NEROをご紹介します。

戦後の連邦製量産型MSの開発には、主に2つの流れがある。

• ひとつは一年戦争後ジオンから得られた技術を継承した「ザクー・ドムー・ゲルググ系」のジオン型MS。
• もうひとつは、一年戦争で大戦果をあげた連邦製高性能MS「ガンダム」の簡易型GM系MSである。

この2系統は互いに技術的影響を与え合いながらも、2つの異なる設計思想として現在まで流れている。

RGM-79 | おもちゃホビー | 中古・新品通販の駿河屋

戦後、アナハイム・エレクトロニクスがガンダムのコードネームをそのまま踏襲して、ギリシア文字を冠した数々の「アナハイム・ガンダム」を生み出した。

時代時代の最先端技術を投入したこれらのアナハイム・ガンダムは、斬新なアイディア(変形やバインダー・システム等)を盛り込みつつも、モビルスーツとしては格闘性能を重視した偏りの少ないMSを目指しているのが特徴。

ザク系MSが、大量配備を前提に、「いかに時代に合わせた新術を取りいれていくか」という思想であるのに対して、GM系では、「高性能だが、高級高価な実験機であるアナハイムガンダムをベースに、簡略化して量産機にまとめあげていく」スタイルをとる。

RGM-86R | おもちゃホビー | 中古・新品通販の駿河屋

ネロの設計には一年戦争以来、目覚ましい進歩を遂げたガンダム系から得られた多くのデータが使用されている。

一年戦争後、連邦では疲弊した兵力を整えるため、GMやハイザックなどの廉価で手堅いMSが主力であったし、グリプス戦争中は次世代モビルスーツの試行錯誤に追われていたので、量産機に充分な技術のフィードバックが出来たのは久しぶりの事であった。

MSA-007 | おもちゃホビー | 中古・新品通販の駿河屋

ネロはi(イオタ)ガンダムの下半身、(ラムダ)ガンダムの上半身の設計を合わせた比較的高級な量産機である。肩口にはムーバブル・フレームを利用したバインダー等を装着可能で、チューニング次第では更に上のクラスのMSに匹敵する。こういったポテンシャルの高さが、ガンダムベースのGM系モビルスーツの長所と言える。

Sガンダムの量産型と言える、ネロ。肩口から顔をのぞかせるムーバブル・フレームは、バインダー装着可能な他、数々のオプションに対応出来うる規格となっている。胸部ダクトのダブル化が、その大型ジェネレーターを物語っている。

MSA-007T ネロ/NERO(トレーナー型/TrainerTYPE)をご紹介します。

T型とはtrainer(訓練者調教師)の「T」で、異機種間戦闘訓練の必要性から、戦技教導団や、MS戦隊の指揮官用の訓練機として開発された。

ネロは、ガンダムとガンダムの設計を応用した量産機だが、出力の割に軽量で運動性が良く量産機の中では比較的高性能だ。

そこで肩にバインダーを装着し、機体をチューニングしてトレーナーに仕立てることになった。姿勢制御バーニアの付いているこの肩ブロックは取り去られ、バインダーと干渉しない小型の肩アーマーが新造された。

バインダーは肩間節と胸ブロックを中継するフレームを延長して取り付けられる。この部分はネロの設計当初から将来のこうした性能拡張を見越して造られたハードポインドで、充分な剛性と高い自由度を持っている。

新設計されたバインダーは比較的小型で、バックパックと同じ熱核ロケット・エンジンが2基づつ搭載され、前半部はプロペラント・スペースになっている。

ネロトレーナー | おもちゃホビー | 中古・新品通販の駿河屋

• その他の武器などは搭載していないコンパクトな設計だが、これは実戦参加を主眼としている訳ではないので、行動時間を少々犠牲にしても運動性を高めたかったからだ。
• その結果バックパックの2本のスタビレーターと肩バインダーによるAMBACで、それまで肩ブロックのバーニアで行なった180°ロール反転は半分以下に時間短縮出来る様になった。
• 僅かの質量の増加に対して推力は倍増したため瞬間加速も大きく、腕の良いパイロットであればかなりの高性能を引き出せ、ネロ・ベースでも、教官パイロットが搭乗したT型は、優秀なアグレッサー機として当初の要求以上の機体となった。

MSA-007E EWACネロをご紹介します。

EWACネロは、早期警戒用モビルスーツである。ミノフスキー粒子が作るフィールドは、電波として使われる波長域の電磁波を、著しく減衰させる。この時代にレーダー索敵は必要十分であるとは言えないが、グラナダ条件でミノフスキー粒子の戦術散布が禁止された為に、粒子濃度の充分低い空域ではレーダーによる警戒、捜索は有効である。

MSA-007をベースに作られた本機は、レーダーアンテナを収納した巨大な頭部と、データプロセッサーや通信装置を持つ専用バックパック、パイロットとオペレーターの2名が搭乗するため大型化したコクピットブロックなどが、大きな特徴だ。

頭部には、長距離用のレーダー・アンテナと敵味方識別用アンテナが内部に、正面にマルチセンサーがあり、パッシブな情報収集も行なわれる。

これらの情報は、全てデジタル処理され、レーザーと電波信号で母艦のCIC(コンバット・インフォメーションセンター)にリアルタイムで送信される。更に無線による通信が不可能な場合など、背部のデータポッドに情報を記録して射ち出し、回収させる。またRPV(無人探察機)や有線式山越えカメラも備えており、必要に応じて使い分ける。

EWACザックに比較して、ベースとなってるMSの性能が良い分、運用性、生存性に優れる上、乗員が2人になった為、オペレーターは操縦に頼らわされず警戒任務に専念出来る。

またEWAC用として任務の性質上、作戦行動時間は非常に長く、増加プロペラントタンクが追加されている。
EWAC機は母艦CICを中心とした、EWACシステムの構成要素のひとつであり、CICや、他のMSと連係し、システマティックに運用されることによって真価が発揮される。

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今回は、『機動戦士ガンダムセンチネル・モビルスーツ/兵器解説』RGM-86ヌーベル/RNOUVEL ジムIIIをご紹介します。

ジム3 | プラモデル（ホビー/おもちゃホビー） | 中古・新品通販の駿河屋

『機動戦士ガンダムセンチネル』関連サイトマップをご紹介します。

『機動戦士ガンダムセンチネル・モビルスーツ/兵器解説』RGM-86ヌーベル/RNOUVEL ジムIIIをご紹介します。

各種ウェポンをギッシリと装着したフロント・パース。通常型GMIIIとの大幅な相違点は、胸部ダブル・ダクトと、新設計の頭部。

ガンダムMk.IIと同型のバック・バックを配した為に、機動性は大幅に向上している。(図では肩・腰部大型ミサイルランチャーは装着していない。）

GM(ジム)とは、旧大戦中に地球連邦軍がRX-78ガンダムの簡易量産型として開発した機体である。旧大戦終了後、元々予算上の問題から工程を簡略化していた出力面の欠点を改良し、さらにリニアシート・システムを導入、装甲センサー類強化を施したマイナーチェンジ・ヴァージョンを「ジムII」と称した。

しかし、グリプス戦争勃発時のU.C.0087年時にはすでに完全に老朽化し切った機体となってしまい、主に支援用MSとしてのみ使用される事となり、ティターンズではマラサイが、エゥーゴではネモがその立場を取って変っていった。

そして、この老朽化した機体を再び近代化して戦線に復帰させたのが、「GMIII計画」である。GMIIは基本的にGMのマイナーチェンジに留まったが、GMIIIでは本格的な改良によって、GMIII自体に大きな特性を持たせた。

これは、機体各所に専用のミサイル兵器を多数装備出来うる様に、一部装甲材質、センサー等を大幅に改善、加えてバックパック等機体の3割強をガンダムMk.IIと同設計の物に換装し、重装に見合う機動UPを実現させた。これによりGMIIIは支援用MSとして確立し、生産ラインに乗せられた。

このGMIIIは、既成のGMIIから改修出来る規定を持つが、純粋にGMIIIとして新設計・生産された機体に関しては、区別の為にヌーベルGMIIIと呼ばれた。

このヌーベルGMIIIは、GMIIよりも強力なジェネレーターを搭載し、それに伴ない胸部ダクトが増設・計4個になった為、外観から一発で判別出来る。頭部も、バルカンの給弾数向上とセンサー強化を施した新設計の物がセットされた。

これによりヌーベルGMIIIは、GMIIより数段総合面で優れた機体となっている。言わば、ガンダムMk.IIの簡易量産型とも称せる機体とまで性能は向上し、別系統で同じガンダムMk.II系量産型として生まれたバーザムと、好対称の機体と言えるだろう。

又、エゥーゴにとっての誤算は、ネモのコストパフォーマンスの悪さであった。グリプス戦争終了後には、ネモはその生産ラインが閉じられ、またもこのヌーベルGMIIIが主生産機となっている。

尚、後期生産分のヌーベルGMIIIはコストダウンの為、ジェネレーターをネモと同型の物を搭載し、再び汎用機としても活躍している。

この後期生産分は、U.C.0093年近くまでルナ・ツー等で主力機として配備し続けられた。GM誕生から15年、設計基本であったRX-78の優秀さの見本でもある。

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