【センチネルMSA-007E EWACネロ】『機動戦士ガンダムセンチネル・モビルスーツ/兵器解説』MSA-007E EWACネロのご紹介

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今回は、MSA-007E EWACネロをご紹介します。

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MSA-007E EWACネロをご紹介します。

EWACネロは、早期警戒用モビルスーツである。ミノフスキー粒子が作るフィールドは、電波として使われる波長域の電磁波を、著しく減衰させる。この時代にレーダー索敵は必要十分であるとは言えないが、グラナダ条件でミノフスキー粒子の戦術散布が禁止された為に、粒子濃度の充分低い空域ではレーダーによる警戒、捜索は有効である。

MSA-007をベースに作られた本機は、レーダーアンテナを収納した巨大な頭部と、データプロセッサーや通信装置を持つ専用バックパック、パイロットとオペレーターの2名が搭乗するため大型化したコクピットブロックなどが、大きな特徴だ。

頭部には、長距離用のレーダー・アンテナと敵味方識別用アンテナが内部に、正面にマルチセンサーがあり、パッシブな情報収集も行なわれる。

これらの情報は、全てデジタル処理され、レーザーと電波信号で母艦のCIC(コンバット・インフォメーションセンター)にリアルタイムで送信される。更に無線による通信が不可能な場合など、背部のデータポッドに情報を記録して射ち出し、回収させる。またRPV(無人探察機)や有線式山越えカメラも備えており、必要に応じて使い分ける。

EWACザックに比較して、ベースとなってるMSの性能が良い分、運用性、生存性に優れる上、乗員が2人になった為、オペレーターは操縦に頼らわされず警戒任務に専念出来る。

またEWAC用として任務の性質上、作戦行動時間は非常に長く、増加プロペラントタンクが追加されている。
EWAC機は母艦CICを中心とした、EWACシステムの構成要素のひとつであり、CICや、他のMSと連係し、システマティックに運用されることによって真価が発揮される。

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