【センチネルRGM-86ヌーベルジムIII】『機動戦士ガンダムセンチネル・モビルスーツ/兵器解説』RGM-86ヌーベル/RNOUVEL ジムIIIのご紹介

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今回は、『機動戦士ガンダムセンチネル・モビルスーツ/兵器解説』RGM-86ヌーベル/RNOUVEL ジムIIIをご紹介します。

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『機動戦士ガンダムセンチネル・モビルスーツ/兵器解説』RGM-86ヌーベル/RNOUVEL ジムIIIをご紹介します。

各種ウェポンをギッシリと装着したフロント・パース。通常型GMIIIとの大幅な相違点は、胸部ダブル・ダクトと、新設計の頭部。

ガンダムMk.IIと同型のバック・バックを配した為に、機動性は大幅に向上している。(図では肩・腰部大型ミサイルランチャーは装着していない。）

GM(ジム)とは、旧大戦中に地球連邦軍がRX-78ガンダムの簡易量産型として開発した機体である。旧大戦終了後、元々予算上の問題から工程を簡略化していた出力面の欠点を改良し、さらにリニアシート・システムを導入、装甲センサー類強化を施したマイナーチェンジ・ヴァージョンを「ジムII」と称した。

しかし、グリプス戦争勃発時のU.C.0087年時にはすでに完全に老朽化し切った機体となってしまい、主に支援用MSとしてのみ使用される事となり、ティターンズではマラサイが、エゥーゴではネモがその立場を取って変っていった。

そして、この老朽化した機体を再び近代化して戦線に復帰させたのが、「GMIII計画」である。GMIIは基本的にGMのマイナーチェンジに留まったが、GMIIIでは本格的な改良によって、GMIII自体に大きな特性を持たせた。

これは、機体各所に専用のミサイル兵器を多数装備出来うる様に、一部装甲材質、センサー等を大幅に改善、加えてバックパック等機体の3割強をガンダムMk.IIと同設計の物に換装し、重装に見合う機動UPを実現させた。これによりGMIIIは支援用MSとして確立し、生産ラインに乗せられた。

このGMIIIは、既成のGMIIから改修出来る規定を持つが、純粋にGMIIIとして新設計・生産された機体に関しては、区別の為にヌーベルGMIIIと呼ばれた。

このヌーベルGMIIIは、GMIIよりも強力なジェネレーターを搭載し、それに伴ない胸部ダクトが増設・計4個になった為、外観から一発で判別出来る。頭部も、バルカンの給弾数向上とセンサー強化を施した新設計の物がセットされた。

これによりヌーベルGMIIIは、GMIIより数段総合面で優れた機体となっている。言わば、ガンダムMk.IIの簡易量産型とも称せる機体とまで性能は向上し、別系統で同じガンダムMk.II系量産型として生まれたバーザムと、好対称の機体と言えるだろう。

又、エゥーゴにとっての誤算は、ネモのコストパフォーマンスの悪さであった。グリプス戦争終了後には、ネモはその生産ラインが閉じられ、またもこのヌーベルGMIIIが主生産機となっている。

尚、後期生産分のヌーベルGMIIIはコストダウンの為、ジェネレーターをネモと同型の物を搭載し、再び汎用機としても活躍している。

この後期生産分は、U.C.0093年近くまでルナ・ツー等で主力機として配備し続けられた。GM誕生から15年、設計基本であったRX-78の優秀さの見本でもある。

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