- 「電源回路の設計法」についてご紹介
- 「電源回路の設計法」について
- 「独立の電源ユニットの場合」
- 「オンボード電源の場合」
- 「3端子レギュレータの使い方」について
- 「3端子レギュレータ回路:各部品の役割
- 「フラットパッケージタイプの実装方法」について
- 「TO-220タイプの実装方法」について
- 「DC/DCコンバータ(ステップダウンコンバータ)の使い方」について
- 「DC/DCコンバータ(ステップアップコンバータ)の使い方」について
- 「チャージポンプ方式のDC/DCコンバータ」について
- 歴代ゲームソフト売上ランキングのご紹介|まとめ
- 海外人気のおすすめ名作ゲーム評価ランキングのご紹介
- 【ゲームランキング】世界・国内で最も売れたゲームランキングのご紹介
- 名作ゲームのご紹介│まとめ│家庭用ゲーム・PC・アーケードなど
- 【機種別ゲームTOP】PC・家庭用・アーケードゲーム・周辺機器のご紹介
- ジャンル別ゲームタイトルのご紹介│まとめ│
- 【ゲームTOP】ゲーム関連ページのご紹介
- 【書籍・雑誌TOP】書籍・雑誌サイトマップ関連ページのご紹介
- 【ホビーTOP】ホビーサイトマップ関連ページのご紹介
「電源回路の設計法」についてご紹介
ご訪問ありがとうございます。
今回は、「電源回路の設計法」についてご紹介します。
「電子工作/修理/メンテナンス」関連マップのご紹介
「電子工作/修理/メンテナンス」関連サイトをご紹介します。
「電源回路の設計法」について
今回紹介する電源回路は、交流100Vを直流1.5V〜15Vに変換する装置です。私たちが実験や工作で使う電源は、比較的小容量で小型の物ですが、電子回路にとっては全てのエネルギーを電源から供給してもらっていることになります。したがって電源の良し悪しが、そのまま動作の安定性や精度の良し悪しを左右することになるので重要な要素です。
電子工作で必要とされる電源は、1.5V~15V、数mA~数100mA
私たちの電子工作で必要とされる電源は、通常は直流の1.5Vから15V程度の電圧で、数mAから数100mA程度の電流を必要とします。特に高密度、高速の回路を含むボードは、単体でも数Aを必要とするものもありますが、特殊な用途となります。
商用のAC100V~200V、リチウムイオン電池から直流の1.5Vから15Vを生成
この電源の供給元は、通常の環境であれば、商用のAC100V~200Vかリチウムイオン電池などのバッテリとなります。これらの入力源から直流の1.5Vから15Vを生成するために必要な回路が電源回路ということになります。
ここでは、電源回路の考え方と基本的な設計方法についてご紹介しています。
「独立の電源ユニットの場合」
電源トランスの発熱問題
商用電源AC100VやAC200Vから直流の1.5V~15Vを生成するには、一昔前は、大型の電源トランスを使って商用電源から直接降圧して数Vの交流電圧としていましたが、50Hzか60Hzと周波数が低いためトランスが大型となり、効率も悪いため発熱するという問題がありました。
発熱問題を解決した「スイッチング電源ユニット」
これに対し、最近では多くの場合、市販のスイッチング電源ユニットか、スイッチング方式のACアダプターを使用します。独立したユニットとして装置内部に組み込むか、ACアダプターとして外付けします。
スイッチング電源の内部構成
スイッチング電源の内部構成は、下図(スイッチング電源の内部構成)のような構成になっています。まず商用AC100VやAC200Vをいったん整流平滑して高い電圧の直流に変換します。
電源ユニットの小型化
これをスイッチング制御部で数10kHz~数100kHzの高い周波数の交流に変換します。この変換後の交流をトランスで降圧して低い電圧に変換します。この交流の周波数が高いことで変換効率もよくなるため小型のトランスとすることができ、小型化が可能になります。
この降圧した交流を整流しレギュレータ回路で安定化して必要な直流電圧を生成します。さらにこの出力電圧の変動をスイッチング制御部にフィードバックし、パルス幅変調(PWM)制御により制御して一定の出力電圧になるように制御しています。
最近はこれらの制御を1個のICで行うものもできてきましたので簡単な構成にすることができるようになっています。
安定した直流電圧を出力するスイッチング電源
電源装置は、ユニット(完成品)ACアダプタのほかに、キットも市販されています。また、自作することもできます。
スイッチング電源の内部構成
スイッチング電源の内部構成 | ||
AC100V→直流出力 | 制御系 | |
AC100V | ||
整流平滑 | →直流 | |
スイッチング制御回路 | →高周波 |
フィードバック回路
|
変圧トランス | ||
整流平滑 | 電圧検出 | |
直流出力 |
下記市販のスイッチングレギュレータユニットとスイッチング方式のACアダプタの例です。
スイッチング電源ユニット
ACアダプタ
「オンボード電源の場合」
低直流電源から直流(1.5V~15V)の生成方法は、2種類
商用電源のような高圧の交流電源ではなく、ACアダプタやバッテリのような比較的低い直流電源から、必要な直流の1.5V~15Vを生成するには、「3端子レギュレータ」による方法と「DC/DCコンバータ」による方法の2種類が多く使われています。
いずれもボード上に必要な回路が組み込まれるのが一般的であるためオンボード電源とも呼ばれています。それぞれの代表的な回路の設計方法について説明します。
「3端子レギュレータの使い方」について
正電圧を出力する3端子レギュレータの実用的な回路は下記(3端子レギュレータの標準回路)のようにするのが標準的な回路です。図の例はDC5Vで最大200mA程度の出力を得られるものです。
3端子レギュレータの標準回路
「3端子レギュレータ回路:各部品の役割
コンデンサC1で高周波のノイズや変動を吸収
入力にあるコンデンサC1は、高い周波数を通し、直流は通さないという働きを使って、外部からの高周波のノイズや変動を吸収して抑制します。
安定した電気を供給するコンデンサC1
さらに電気を蓄えるコンデンサの性質を使って、急激に出力負荷が増えて入力源からの供給が間に合わないような場合に、このコンデンサに蓄えた電気から一時供給して安定な出力を保つようにしてクッションの働きをします。
高い周波数成分を吸収するコンデンサC2
出力側のコンデンサC2は、高い周波数成分をコンデンサで吸収して少なくすることで、3端子レギュレータの動作を安定化する働きをします。これで、入力の7V~12V程度の直流から、安定な5Vを供給できます。
保護ダイオードD1の働き
ダイオードD1の働きは、通常動作中は入力側の電圧の方が高いですから、ダイオードは何の働きもしません。しかし入力電源をオフにしたとき、出力側にたくさんコンデンサが接続されているため、そこに残っている電気によって入力より出力電圧の方が一時的に高くなり、3端子レギュレータに逆方向に電流が流れて壊れてしまうことがあります。
D1はこの現象から3端子レギュレータを保護するために、逆方向の電気をバイパスして3端子レギュレータには流れないようにする働きをします。
3端子レギュレータは発熱に注意
3端子レギュレータの実装方法は、トランジスタと全く同じように扱うことで問題ありません。しかし特に熱設計では、入出力間電位差と出力電流に関係して変わりますので注意して設計する必要があります。
つまりレギュレータ本体で消費する電力により制限を受けるわけで、この関係は下記(3可変型レギュレータの出力電流)で表されます。
9V入力時に175mAが限界になるTA48033F(3端子レギュレータ)
例えば3.3V出力のTA48033Fの場合、図のように放熱対策なしの単体で25°Cのときは1Wが最大許容電力ですから、5V入力のときは588mAまで流すことが可能ですが、9V入力にすると175mAが限界となってしまいます。
3可変型レギュレータの出力電流
このように入出力間の電位差で流せる最大電流が制限されますので、注意が必要です。
放熱対策なしでは1Wが最大5V入力とすると1W ÷ (5V-3.3V) = 588mAが流せる最大値となります。
9V入力では、1W÷(9V-3.3V)=175mAが流せる最大値となる。
下記の写真のように、放熱器をつけて使用するとよいでしょう。
3端子レギュレータ
|
放熱器 |
「フラットパッケージタイプの実装方法」について
3端子レギュレータの実際の実装方法では、最近はフラットパッケージタイプが多くなりましたので、下図(端子レギュレータの実装例)のように、プリントパターンに直接フィンをはんだ付けして使います。
この場合フィンはグランド端子と接続されていますので、グランドパターンにフィンをはんだづけします。このパターンを介して基板そのものが放熱器となりますので、それだけ最大許容電力が大きくできます。
端子レギュレータの実装例
- グランドパターンに接続
- 30W程度のはんだこてで、素早くフィンをはんだ付けする
フィンを基板にはんだ付けするのはなぜ?
「TO-220タイプの実装方法」について
TO-220タイプのタブつきの3端子レギュレータを使う場合には、トランジスタと同じように放熱器を付けて使うことが多くなります。このような実装例を下図(TO-220タイプの実装例)に示します。
これは外部から7〜9VのACアダプターを接続し、5Vの電源を作成しています。
TO-220タイプの実装例
「DC/DCコンバータ(ステップダウンコンバータ)の使い方」について
入力より低い電圧の出力を生成するDC/DCコンバータで、最近になって多くのLSIが低い電圧を要求するようになったため、よく使われるようになりました。
大電流を流す場合は、MOSFETを外付けに
負荷電流が少ない場合には1個のICで構成できてしまう場合もありますし、数Aという大電流を流せる構成とする場合にはMOSFETを外付けにして構成したりします。
回路例
下図(ステップダウンのDC/DCコンバータ例)はワンチップICで構成した比較的小容量のステップダウンコンバータの回路例です。
ステップダウンのDC/DCコンバータ例
ICのLx(9)の出力ピンがPWM出力となっていて、コイルL2とコンデンサC10によるローパスフィルタ後の電圧をフィードバックとしてVout1(6)に入力してIC内部でPWMのデューティを制御して出力電圧が一定になるようにしています。
これでリチウムイオン電池から1.5V 0.5Aと比較的大きな電流を取り出せます。
「DC/DCコンバータ(ステップアップコンバータ)の使い方」について
入力より高い電圧を生成するDC/DCコンバータで、バッテリなどからより高い電圧を生成するのに使われます。こちらも負荷電流に応じて各種の構成がありますが、下記(ステップアップのDC/DCコンバータ例)は比較的簡単な構成の回路例です。
ステップアップのDC/DCコンバータ例
外付けのMOSFETを制御用に使い、これのスイッチング制御を専用のICで行っています。MOSFETでスイッチングされたパルスが、コイルL1の両端に高い電圧を発生させます。これをショットキーダイオードD1で整流し、その出力電圧をR2とR3で分圧してフィードバックし、MOSFETのPWM制御を行って一定の出力電圧となるよう制御しています。
「チャージポンプ方式のDC/DCコンバータ」について
負荷電流が少なくてよい場合には、コンデンサをうまく使ったチャージポンプ方式のワンチップICでDC/DCコンバータが構成できます。チャージポンプ方式ではコイルがなく、コンデンサだけで構成されます。したがって比較的簡単な回路で構成できます。
下記(チャージポンプ方式のDC/DCコンバータ例)がその例で、図(a)は正出力の例で、数10mAの負荷で使えます。
図(b)は入力の正電圧と同じ絶対値の負電圧を出力するという便利なICですが、負荷電流はわずかしか取れません。オペアンプ回路で両電源が必要な場合などに便利に使えます。
チャージポンプ方式のDC/DCコンバータ例
(a)正出力の例
(b)貸出力の例
実際に使用した例は下記(チャージポンプDC/DCコンバータICの使用例)のようになります。
- (a)はMCP1253の使用例で電池から5V電源を生成するために使っています。
- (b)はTC7662Bの使用例で、出力オペアンプ用にマイナスの電源を生成するためチャージポンプICを使った例です。これでアンプ出力が0ボルトまで出せるようになります。
チャージポンプDC/DCコンバータICの使用例
(a)リチウムバッテリから5V生成(チャージポンプMCP1253)
(b)+5Vから-5V生成(チャージポンプTC7662B)
「電子工作/修理/メンテナンス」関連マップのご紹介
「電子工作/修理/メンテナンス」関連サイトをご紹介します。
「電子工作/修理/メンテナンス」関連マップのご紹介
「電子工作/修理/メンテナンス」関連サイトをご紹介します。
【ゲームメーカー別ランキング】サイトマップのご紹介
ゲームメーカー別ランキングの関連サイトをご紹介します。
【ゲームメーカー別ランキング】関連ページのご紹介
【ゲームメーカー別ランキング】関連ページをご紹介します。
【ゲームランキング】サイトマップのご紹介
ゲーム・ランキングの関連サイトをご紹介します。
【ゲームランキング】サイト関連ページのご紹介
【ゲームランキング】サイト関連ページをご紹介します。
歴代ゲームソフト売上ランキングのご紹介|まとめ
海外人気のおすすめ名作ゲーム評価ランキングのご紹介
ゲームTOPサイトマップ
ゲームTOPのサイトマップをご紹介します。
【ゲームTOP】サイトマップ | ||||
ゲームTOP > ランキング│傑作・名作│機種別│ジャンル別 | ||||
■ランキングTOP > ハード│ソフト(売上(世界│国内)│海外評価) ■傑作・名作ゲームTOP > ■ゲーム機種別TOP > 据置│携帯│AC│PC│周辺機器 ■ジャンル別TOP > アクション系(プラットフォーム│対戦アクション│FPS│TPS│STG│フライト)|AVG│RPG│SLG│レース│スポーツ│パズル│テーブル |
||||
■■│コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│■■ |
||||
サイトマップ一覧 |
ゲーム関連ページのご紹介
ゲーム関連ページをご紹介します。
【ゲームランキング】世界・国内で最も売れたゲームランキングのご紹介
名作ゲームのご紹介│まとめ│家庭用ゲーム・PC・アーケードなど
【機種別ゲームTOP】PC・家庭用・アーケードゲーム・周辺機器のご紹介
ジャンル別ゲームタイトルのご紹介│まとめ│
コペンギン・サイトマップ
コペンギンのサイトマップをご紹介します。
【コペンギンTOP】サイトマップ | ||||
コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│ | ||||
■■│コペンギンTOP > ゲーム│ホビー│書籍・マンガ│■■ |
||||
サイトマップ一覧 |
懐かしの名作から最新作までの豊富な品揃え!通販ショップの駿河屋
コペンギンサイトマップ関連ページのご紹介
コペンギン関連ページをご紹介します。