「電子工作：より線にハンダメッキする」についてご紹介｜「電子工作/修理/メンテナンス」

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今回は、「電子工作：より線にハンダメッキする」についてご紹介します。

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正式なハンダ付けの前に母材に対して行う「予備ハンダ」の一種です。ハンダメッキは、より線だけのものではなく、多用するスズメッキ線にも効果があります。

まず、約1cmの被覆をはぎます。その方法は、別ページ（電線の被覆をはぐ方法）でご紹介しています。被覆をはいだら、被と芯線を両手でつかみ、被覆側をよじります。このとき芯線側の先がどうしても開いてしまいますが、あとで切り捨てますので、このままで大丈夫です。

より線にハンダをしみ込ませることをハンダメッキと呼ぶのですが、実際にはどうやれば効率的でしょうか?

ハンダ付けの基本は、母材を固定することです。より線の芯線も糸ハンダもやわらかい素材です。より線が「母材」なのですから、何か工具を使って作業台の上に止めておくのが本来のやり方でしょう。

ふだん、このような指の使い方をすることはありませんので、思うように力が入らないかもしれません。あるいは、緊張のあまり、震えることもあるでしょう。そのときは、左右の腕のひじを作業台の上に置いてみてください。腕が安定すると、左手の各指の動きも安定してきます。

実際にハンダを溶かす前に、注意していただきたいことがあります。ハンダメッキは、複数の導体を接続するわけではありません。そのため、カーボン抵抗器のハンダ付けよりもすばやく完了させる必要があります。

必要以上に加熱時間が長いと、被覆の材質によっては焦げたり収縮することがあるからです。また、糸ハンダの消費量も多くなりがちです。そのため、余ったハンダやフラックスが残渣となって、コテ先が汚れやすくなります。こまめにスポンジでぬぐいましょう。

さて、作業に戻りますが、コテ先をスポンジでよくぬぐっておいてください。コテ先と糸ハンダの間に芯線がはさまるように配置して、なるべく芯線を初めに加熱します。

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