【東亜プランのユーモア】東亜シューティングの魅力「東亜流のユーモア」のご紹介

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今回は、東亜シューティングの魅力「東亜流のユーモア」についてご紹介します。

BATSUGUN | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

数々の名作を生み出した「東亜プラン」シューティングゲーム関連サイトマップをご紹介します。

銃弾が飛び交い爆風吹き荒れる戦場に、一輪の花のように心和ませる東亜のユーモア。死と隣り合わせで笑いを取りに行く、狂気の沙汰こそ美しい!

「タイガーヘリ」から定番になったボンバーも、爆心地にいる自機が無傷というのがそもそもおかしい・・・それどころじゃないので見過ごしてきたような。

「TATSUJIN」のサンダーレーザーもうどんみたいだが、連射不要+ホーミング性能に免じて目をつむってきた。

弓削：国内でかなり売れたんですけど、海外のほうはあんまり売れなかったんですよ。

TATSUJIN | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

弓削：自分はレーザーだと思っていて。作り始めの時、まず最初にレーザーを作ったんですよ。「このレーザーをメインにしよう」という作り方から入っていったんですよね。

弓削：当時テーブル筐体だったので、画面を覗きこむように遊ぶじゃないですか。そうすると(レーザーが)5本ぶわっと出たら、はたから見てると、遊んでいる人の顔に青い光が反射して真っ青になる(笑)。あの気味の悪さが、なんか良いなぁって。

が、「鮫!鮫!鮫!」のスーパーファイヤーは画面の端まで伸びてスリコギ感が満点。羽ばたいてザコを一掃する威力はありがたいとして、レシプロ機のリアリティと逆さまの違和感がえも言えぬ味わい。

鮫!鮫!鮫 | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

わざとウケを取りに行ってるというより、破壊の快楽を掘り下げていったら裏側に突き抜けてしまった「やり過ぎ」が東亜流ユーモアなのです。

弓削：炎はそこから継承されたものですね。実は「鮫!鮫!鮫!」を作る時は本当に悩んだんですよ。「これ」っていう売りをどこに出していけば良いんだって。炎を出したら、もう「TATSUJIN」と変わらないじゃないかと。で、炎の動きをしならせたんです。

そんな乾いた大地を潤わせるのが、細やかなキャラのしぐさ。「大旋風」のヘルパーがやられると敵に特攻する「一人一殺」も、飛び交う弾幕の中でそう役に立っていない。

決して戦力とは言えないが、命をタマにして味方を助けようとする心意気に涙するプレイヤーも・・・

「鮫!鮫!鮫!」の被弾した自機がしばらく攻撃できるのも、戻り復活のために意味はないが、前に進もうとする気概よし。

また、滑走路上の戦闘機をどけて着陸のスペースを空けたり、人文字で矢印を書いて自機を見送る整備員たちとの絆にも胸が熱くなる・・・

弓削：あれは動かしたら面白そうだって感じで、仕事の合間に遊びのつもりで入れまして。

「いくぜいくぜいくぜー!(ジーノ)」とむやみな熱さを「オレの名はアイスマン氷のように冷酷な男だ(アイスマン)」と厨二病セリフで冷やしに行くセンスは、東亜流ユーモアの到達点なのだ。

BATSUGUN | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

末期の東亜スタッフは、独特なセンスを自覚してたのだろうか・・・「アウトゾーン」の宇宙仕事人も「BATSUGUN」のブタ砲台も、マスコットキャラクターになったキモカワなピピル人(初登場ゼロウィング)も、アクション系の「ホラーストーリー」や「スノーブラザーズ」に漂っていた面白エキスを頑張って精錬した感じのキャラでした。

しかし・・・天然モノは養殖ものよりもコク深い。「究極TIGER」に後ろに撃てる「黄（クロスショット）」を親切のつもりで入れてみた→プレイヤーが逃げ回る死のワナになったり、「ゼロウィング」で敵を捕まえる→中型機だと重くてどんどん高度が下がったり、「ドギューン!!」の主役を巨大ロボにしよう→ゲームが成り立たなくて戦闘機に戻したり。

上村：いや、後ろを撃てるのは使い道があるだろうと。結果的にハズレだって言われましたね。よく色が変わって、(一番使える)青の次に黄色を持ってきたのはわざとかと(笑)。そんなことはないんですが、結果的にゲーム性になりましたね。

その極みが、英語圏ユーザーを爆笑の渦に叩き込んだ
「All your base are belong to us」。

CATS : ALL YOUR BASE ARE BE LONG TO US.
欧州 MEGADRIVE版「ZEROWING」より

弓削：あれは当時、貿易担当の営業の人がいたので、その人かもしれませんね。海外のお客さんが会社に来て会議をやる機会も多くて、私も出たことあるんですけど、その人の英語はかなりやばかった(笑)。

ゼロウィング | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

「東亜流のユーモアが詰まった作品たち」をご紹介します。

すぐにボンバーの花を咲かせるか、編隊を組んでから特攻させるか。パーツにすぎないヘルパー機に罪悪感を抱かせる東亜節であった。

大旋風 | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

海外版オープニングの英語やピピル人に目が奪われやすいが、プリソナビームで捕らえた敵が重くて「お荷物」になるのも相当ヘンです!

ゼロウィング | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

すりこぎみたいなファイヤーを振り回す豪快さと、戦士を出迎えて温かく送り出す整備員たちの繊細な気配り。心に染みるユーモア!

鮫!鮫!鮫 | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

「宇宙仕事人」を名乗る主人公や隠しギミック満載もさることながら、燃費の悪すぎる自機やバランスをぶっ壊すスーパーボールに爆笑すべきかも・・・

アウトゾーン | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

ドギューン!!!とゲーム内容を1ミリも日本語にする気がないタイトルと、その夕イトル画面を飾りながらラストステージまで出てこない巨大ロボが強烈です。

上村：もともとあの巨大ロボが主人公のゲームの企画だったんですよ。巨大ロボで壊しまくる爽快感を出したかったんですが、作ってみたら全然ゲームにならなくて。で、もったいないから最後だけ出そうかなって(笑)。

ドギューン!! | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

上村：ええ。最終面まで見た人はそんなにいなかったので「あのオープニングのロボは何?」って当時からよく言われていて(笑)。

上村：まぁ、前半のほうで終わった方々が、その中でそれなりに楽しんでもらえれば、ゲームとしては良かったんじゃないかと思いますけどね。ただ、やられた時ワケがわからなくて「こんなのやらねーよ」って席を立ってしまわれるのが一番嫌だったので、それはないように気をつけてはいました。

日本語になってないタイトル第二弾にして東亜の実質的な最終作。ジーノの捨て身のギャグで「アウトゾーン」と世界観がつながった!

BATSUGUN | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

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