【第1回】PC-98時代のコーエー(光栄)の名作、信長の野望シリーズ
~コーエーゲームの歴史はPC-9801シリーズの歴史~
今回はPC-9801時代のコーエーの名作信長の野望シリーズ
~コーエーゲームの歴史はPC-9801シリーズの歴史~
をご紹介させて頂きます。
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コーエーゲームの歴史はPC-9801シリーズの歴史
PC-9801といえばシミュレーションゲーム
シミュレーションゲームといえば光栄
歴史シミュレーションといえば光栄マイコンシステム
そういう時代があった。
はるか昔からパソコン家庭用ゲーム機とプラットフォームを問わず、歴史シミュレーションゲームを送り出し続けている会社、
それが光栄(コーエー)だ。
コーエーの歴史シミュレーションやりたさに、PC-9801シリーズを買ったユーザーも多かったであろう。
コーエーは、会社設立から1984年までの社名が光栄マイコンシステム(KOEY)
そして1984年から 光栄(KOEI)になり
1998年からはコーエー(koei)になったよ。
今回のシリーズは、わかりやすくするためにコーエー(koei)で統一させて頂きます。
よろしくお願い致します。
今回は、PC-9801時代からの
コーエーの2大看板タイトルの信長の野望と三國志両シリーズを中心に
その他の隠れた名作、太閤立志伝蒼き狼と白き牝鹿提督の決断シリーズなども含めて
コーエーが切り開いた歴史シミュレーションの歴史を振り返ってみようと思います。
当時ライバルだった天下統一(システムソフト)も登場するよ。
PC-9801シリーズのコーエー作品
歴史シミュレーションにこだわってゲームを作り続けるコーエーにとって、
PC-9801シリーズは、高速なCPUや余裕のあるメモリ容量など、
本格的なシュミレーションゲームを送り出すにはまさにうってつけのマシンだったんだ。
そのため、PC-9801シリーズ対応用だけを見ても、なんと通算60本近くのゲームが発売することになるのだ。
これほど多くのゲームをPC-9801にリリースした会社はそう多くはない、
日本ファルコムやアートディンクなどの、ほんの数社に限られていたんだ。
それほど、コーエーにとってもユーザーにとっても、
PC-9801と歴史シミュレーションゲームの相性はよかったんだよ。
コーエーの原点、川中島の合戦
コーエーの原点ともいえるのが、1981年に発売された歴史シミュレーションゲームの川中島の合戦だよ。
このシミュレーションゲームは戦国時代、上杉謙信と武田信玄が信濃の国で激突した川中島の合戦をゲーム化した作品で、
この頃はまだPC-9801シリーズ用としては発売されていなかったけど、
PC9801のコーエーを語る上で、外すことはできない存在なんだよ。
シュミレーションゲームマニアの世界だった時代
1980年代初頭、シュミレーションゲームといえば海外の第二次大戦モノやボードゲームのウォーシミュレーションの影響を受けたものをコンピュータに上にそのままの世界観で、移植しようとしたものが主流を占めていたんだ。
これは、RPGがテーブルボードゲームのダンジョンズアンドドラゴンズ(D&D)を、コンピュータ上で表現しようとしてはじまったのと似ているね。
当時のボードタイプのウォーシミュレーションは、
マニアックな店長がいるオモチャ屋さんの取り扱い商品だった頃。
うーん、敷居が高そう・・・
1980年代というと、そのマニアぶりが加熱し過ぎて重厚長大で複雑な、初心者には事実上遊べない本格派ウォーシミュレーションゲームが
マニアたちを熱狂させていた時代でもあった。
コンピュータ版ウォーシミュレーションゲームの登場
そこに、まだ性能が貧弱だった当時のコンピュータでもスムーズに遊べるよう、ルールを簡略化したコンピュータ版のウォーシミュレーションゲームが登場してくるんだ。
そのため本格派ウォーシミュレーションマニアからは、コンピュータシュミレーションゲームは、これまでとはまったく違うシュミレーションゲームとして位置づけられていたんだ。
まだ、パソコンも黎明期の時代ですからね。
それによってコンピュータ・シュミレーションゲームは別の進化の道に進むのよ。
それはボードゲームを忠実に再現することよりもコンピュータによって実現できるおもしろさ(PCが人間の相手をしてくれたり、判定をPCが自動でしてくれることなど)を生み出し、それがユーザーに受け入れられたのだよ。
そして登場したのが、川中島の合戦(光栄マイコンシステム・1981年)なんだ。
そして、この川中島の合戦こそが信長の野望や三國志の原型であり、
コーエーの歴史シミュレーションシリーズそのものの原点とされているものなんだ。
でも、シミュレーションをもっと本格的に楽しむためには、
当時一世を風靡していた8ビット機を越える演算能力が必要だったんだ。
そして、登場したのがPC-9801のデビュー間もない1983年に、
信長の野望が登場するんだ。
信長の野望の発売は当時人気だった、8ビットマシンのPC-8801やFMシリーズMZシリーズなどで発売されていたけど、
この作品も面白さを100%楽しむならやっぱり高性能な16ビットマシンのPC-9801だったんだよね。
こうしてPC-9801とコーエーのシミュレーションゲームでの二人三脚の歩みがはじまるんだ。
今も続く不朽の名作信長の野望シリーズ
ここで今も続く不朽の名作信長の野望についてご紹介させて頂きます。
人間五十年。
下天のうちをくらぶれば、夢幻(ゆめまぼろし)のごとくなり―
敦盛を愛し、その一節に殉じて療火のごとく激烈に生き抜いた信長と、信長を生み出した戦国の時代。
そんな時代を切り取った、日本人の荒ぶる魂の故郷がそこにはある。
歴史的な深みを求めて日本の戦国時代を舞台に、鬼才シブサワ・コウこと襟川陽一が歴史シミュレーションというジャンルごと作り上げた稀代の名作、それが信長の野望だ。
信長の野望では16世紀の戦乱の交錯する権謀術数や戦国大名たちの野望の軌跡を体験できる作品だよ。
最初は頭を使って戦略を練る戦術シュミレーションの楽しさに魅了されるけど徐々にゲームに登場する武将の背景に思いを馳せ、
戦国の世を味わう楽しさへと変わっていくのもこのシリーズの魅了だね。
信長の野望シリーズについて
ここで信長の野望の全体像がわかるように、シリーズ展開されている信長の野望シリーズについて紹介させて頂きます。
信長の野望シリーズは、1983年から2020年までに第15作が発売されていて、PC-9801で発売されたのはシリーズの6作目信長の野望 天翔記(1994年)までなんだ。
7作目の信長の野望 将星録(1997年)からはWindowsで発売されるようになるんだよ。
信長の野望シリーズはパソコンだけでなく家庭用ゲーム機にも移植されているんだけれど、今回はパソコンを中心に紹介させて頂きます。
それでは、信長の野望シリーズ一覧を年代順に見てみよう。
主な機種 | 作品 | 発売年 | ゲームタイトル | 評価 |
PC98
|
1作目 | 1983年 | 信長の野望 | |
2作目 | 1986年 | 信長の野望 全国版 | 名作 | |
3作目 | 1988年 | 信長の野望 戦国群雄伝 | ||
4作目 | 1990年 | 信長の野望 武将風雲録 | 名作 | |
5作目 | 1992年 | 信長の野望 覇王伝 | ||
6作目 | 1994年 | 信長の野望 天翔記 | 名作 | |
Windows
|
7作目 | 1997年 | 信長の野望 将星録 | |
8作目 | 1999年 | 信長の野望 烈風伝 | 名作 | |
9作目 | 2001年 | 信長の野望 嵐世記 | ||
10作目 | 2002年 | 信長の野望 蒼天録 | ||
11作目 | 2003年 | 信長の野望 天下創世 | ||
12作目 | 2005年 | 信長の野望 革新 | 名作 | |
13作目 | 2009年 | 信長の野望 天道 | ||
14作目 | 2013年 | 信長の野望 創造 | ||
15作目 | 2016年 | 信長の野望・創造 戦国立志伝 | ||
16作目 | 2017年 | 信長の野望 大志 | ||
16作目 | 2019年 | 信長の野望 大志 with パワーアップキット |
名作 |
うーん、1983年から今シリーズが続いているのってすごいですね。
そうだね、信長の野望シリーズはシリーズを重ねるごとに、
その時の時代の流れに影響を受けて、試行錯誤と進化を繰り替えている歴史でもあるんだ。
例えば、シムシティが流行った頃には、都市開発シュミレーションゲームの要素を組み込んでみたり、
海外でRTSが流行りだすとリアルタイムシミュレーション(RTS)の要素を組み込んだりと、
時代に即したコンセプトを取り入れながら、戦国絵巻を進化させ続けているんだ。
そのためシリーズによっては、ユーザーに受け入れられなかったシステムもあったり、アップデートやその次回作で改善したりして、名作を生み出すこともあるんだよ。
信長の野望シリーズ自体が、歴史シミュレーションゲームみたいですね。
信長の野望シリーズの名作タイトルはどれ?
数ある信長の野望シリーズの中から名作とよばれる、ゲームタイトルを紹介させて頂きます。
あくまでも、僕が選んだのは数ある信長の野望のゲームタイトル中で、一般に名作と言われていたり個人的に良作と思っている作品なので参考程度に考えてもらってほしいんだ。
はじめて信長の野望をプレイしたと思っている方は、
この中から選んだほうが、信長の野望の面白さに没頭しやすいかもね。
こちらが、僕の選んだ信長の野望の名作タイトルだよ。
主な機種 | 作品 | 発売年 | ゲームタイトル | 判定 |
PC9801
|
2作目 | 1986年 | 信長の野望 全国版 | 名作 |
4作目 | 1990年 | 信長の野望 武将風雲録 | 名作 | |
6作目 | 1994年 | 信長の野望 天翔記 | 名作 | |
Windows
|
8作目 | 1999年 | 信長の野望 烈風伝 | 名作 |
12作目 | 2005年 | 信長の野望 革新 | 名作 | |
16作目 | 2019年 | 信長の野望 大志 with パワーアップキット |
名作 |
16作目の信長の野望 大志は最近発売されたものだから、
歴史を重ねると評価がかわってくるかもしれないけどね。
信長の野望 大志の無印は発売当初、評判は散々だったんだけれど
1年後に発売された信長の野望 大志with パワーアップキットで
ゲーム性が大きく変わって面白くなった珍しい作品だよ。
信長の野望の名作の法則は、偶数?
信長の野望の名作タイトル一覧を見るとわかるように
信長の野望のファンの間でささやかれている、
信長の野望の名作の法則とというものがあるんだ。
名作の法則?
そう信長の野望の4作目にあたる武将風雲録以降のシリーズは、
その作品が登場した順番から、実験の奇数作&洗練の偶数作とファンの間でささやかれているんだ。
実際に、奇数作では新しいシステムへの挑戦があって、
そして次作の偶数作では、そのシステムの欠点を改善させた作品が登場して
やがて名作と呼ばれる作品を生み出しているだ。
僕もはじめてパソコンで信長の野望をプレイしたのは、奇数作(7作目)の信長の野望 将星録だったんだけど、確かに面白かったんだけど少し不満の残る部分もあったんだ。
そこでおすすめと言われていた、
次作目信長の野望 烈風伝をプレイしてみると
その不満点も解消されて、今もプレイしている名作にめぐり合うことに・・・
今回はここまで次回は、
PC-9801時代の作品を中心に信長の野望のシリーズ紹介をご紹介させて頂きます。
ご視聴ありがとうございました。
トゥットゥルー♪
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