セガの体験ゲーム(大型筐体)のご紹介 ~ハングオン、アフターバーナー、アウトランなど~


今回は
『ハングオン、アフターバーナー、アウトランなど数々の名作を生み出したセガの体験ゲーム(大型筐体)をご紹介します。

おー『ハングオン』『アフターバーナー』
『セガ』アーケード大型筐体の系譜(時系列別)

『セガ』の『アーケード大型筐体』の系譜を
時系列にすると大きく4つに分かれるんだ。

1つ目が、1970年代から1985年までの『アーケード大型筐体黎明期』
そして2つ目が、1985年から1991年の『大型筐体最盛期』
3つ目が、1992年から1995年の『大型筐体模索期』
最後の4つ目が、1996年から2001年『大型筐ディテール追求期』

1970年代から1980年代中期までの『アーケード大型筐体』黎明期と
1980年代中期・後期の『大型筐体最盛期』
1990年代初期・中期の『模索期』
1990年代後期の『ディテール追求期』
ってことかな?

そうだね。
『セガ』アーケード大型筐体の系譜(種類別)

そして、『セガ』の『アーケード大型筐体』を種類は
大きく6つに分かれるんだ。

まず1つ目が『大型筐体』の定番の『ドライブタイプ』
1979年にヒットした『モナコGP』や
1986年の『鈴木裕』さんが開発した『アウトラン』
そして1994年『名越稔洋』さんの『デイトナUSA』などが有名だね。

2つ目が『3Dシューティングタイプ』
1985年の『スペースハリアー』や
1987年の『アフターバーナー』や『G-LOC』など

そして3つ目が『バイクタイプ』
1970年代の『マンTT』
やはり1985年に発表された『ハングオン』など

4つ目が、
1950年代からはじまる伝統の『ガンシューティングタイプ』
1991年の『レールチェイス』
1995年の『3DCG』を駆使した『バーチャコップ2』などがあるね。

5つ目が『スポーツタイプ』
1987年の『体感ボクシングゲーム』の『ヘビーウェイトチャンプ』や
1994年の『LD映像』を使用した『スポーツフィッシング』
1998年の『スキージャンプ』などさまざまな
『スポーツもの』が登場しているよ。

6つ目が『エクストラタイプ』
これは、ひくとくりりに分けられないジャンルで
『セガ』で有名なのは『競馬育成シミュレーション』の『ダービーオーナーズクラブ』などがあるね。
他社では『コナミ』の『ビートマニア』など
独自発想のゲームが登場しているよ。

『セガ』の『アーケード大型筐体』の種類を一覧にするとこな感じかな。
体験ゲームの種類 | ゲームタイトル |
『ドライブタイプ』 | 『アウトライン』『デイトナUSA』 『セガラリー2』『F355 チャレンジ』 |
『3Dシューティングタイプ』 | 『スペースハリアー』『アフターバーナー』 『ギャラクシーフォース』『G-LOC』 |
『バイクタイプ』 | 『ハングオン』『エンデューロレーサー』 |
『ガンシューティングタイプ』 | 『レースチェイス』『バーチャコップ2』『消防士』 |
『スポーツタイプ』 | 『ヘビーウェイトチャンプ』『スポーツフィッシング』 『スキージャンプ』 |
『エクストラタイプ』 | 『ダービーオーナーズクラブ』など |
『セガ』アーケード大型筐体の系譜
1970年代から1985年までの『アーケード大型筐体』黎明期

それでは『セガ』の『アーケード大型筐体』の系譜からみてゆこう
稼働期間 | 大型業態の時代 | |
1 | 1970~1985年 | 『アーケード大型筐体・黎明期』 |
2 | 1985~91年 | 『大型筐体最盛期』 |
3 | 1992~95年 | 『大型筐体模索期』 |
4 | 1996~2001年 | 『大型筐ディテール追求期』 |

1985年以降の『セガ』の『大型筐体最盛期』を迎えることが出来たのは
それ以前の『セガ』の『エレメカ』や『大型筐体』開発の
ノウハウを持つ『職人集団』の存在があったからなんだ。

そんな1970年代から1985年までの『大型筐体』を紹介します。

『セガ』初の大型筐体は
1975年に発表された『バレットマーク』という『射撃ゲーム』からなんだ。
そして1978年には『セガ』初の『筐体』に『専用シート』を装着した
『ドライブゲーム』の『プロレーサー』が登場するんだ。

そしての流れで1979年に大ヒットしたなが『モナコGP』だよ。

1970年代後期の『セガ』の代表作だね。

そして1980年代には『コックピットタイプ』の大型筐体。
『スペースタクティクス』が登場しているよ。

『アフターバーナー』の筐体みたいだね。
この頃から『大型筐体』のノウハウを蓄積していたんだね。

ただ『大型筐体黎明期』の頃は
『筐体』自体が稼働するまではできなかったんだ。
『筐体』が動き始めるのは、
1985年以降の『大型筐体最盛期』を待たねばならない。
1985~91年『大型筐体最盛期』
稼働期間 | 大型業態の時代 | |
1 | 1970~1985年 | 『アーケード大型筐体・黎明期』 |
2 | 1985~91年 | 『大型筐体最盛期』 |
3 | 1992~95年 | 『大型筐体模索期』 |
4 | 1996~2001年 | 『大型筐ディテール追求期』 |

そして、いよいよ『セガ』に『大型筐体最盛期』の時代が訪れる。

1980年代はじめの『アーケードゲーム業界』は
『ナムコ』の黄金時代だったんだ。

1980年に『パックマン』
1981年『ギャラガ』
1982年『ディグダグ』
1983年には『ゼビウス』『マッピー』など
次々と大ヒット作品を連発させるんだ。
一方の『セガ』はなかなかヒット作に恵まれずにいたんだ。

しかし1985年以降に『セガ』は
『ハングオン』『スペースハリアー』『アフターバナー』
『アウトライン』と次々と
『大型筐体』で大ヒット作品を連発させるんだ。

1985年から1991年は『セガ』の『大型筐体黄金時代』を迎えるんだ。
業界初の『可動筐体』を用いた『体験ゲームシリーズ』として売出し
年々進化させ、極めつけは

1991年に『R-360』が登場するんだ。

『R-360』すごすぎる。
1992~95年『大型筐体模索期』
稼働期間 | 大型業態の時代 | |
1 | 1970~1985年 | 『アーケード大型筐体・黎明期』 |
2 | 1985~91年 | 『大型筐体最盛期』 |
3 | 1992~95年 | 『大型筐体模索期』 |
4 | 1996~2001年 | 『大型筐ディテール追求期』 |

そして1992年になると
『セガ』の『大型筐体』は『リアリティ』を求めた作風へと転換してゆくんだ。

1990年代になるとゲーム表現が『2D』から『3D』への転換期となり
そして『セガ』は『3DCG』対応の『大型筐体』を発表するんだ。

『セガ』初の『3DCG基板』『モデル1(MODEL1)』を搭載した
『バーチャレーシング』を発表する。
そして『デイトナUSA』『スーパーモナコGP』など
『リアル路線』の『レースゲーム』を主体に大ヒットさせるんだ。
1992~95年『大型筐体模索期』
稼働期間 | 大型業態の時代 | |
1 | 1970~1985年 | 『アーケード大型筐体・黎明期』 |
2 | 1985~91年 | 『大型筐体最盛期』 |
3 | 1992~95年 | 『大型筐体模索期』 |
4 | 1996~2001年 | 『大型筐ディテール追求期』 |

1990年代の後半になると『大型筐体』は、
王道ともいえる『カーレレース』は細部にわたる作り込みを追求する一方で
ここからの脱却を試みる動きも見られた頃なんだ。

『3DCG基板』を活用して広範囲なジャンルの作品を増えてくるんだ。
この頃は『電脳戦機バーチャロン』や『ダービーオーナーズクラブ』など、新機軸の大ヒット作も生まれたんだよ。

これが『セガ大型筐体』の時代ごとの流れんだね。
今回はここまで
次回は、『セガ』の『体験ゲーム』種類別の系譜 をご紹介します。


ご閲覧ありがとうございました。
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