現在も現役を使われている傑作ナイフ「ケイバー・ナイフ(海兵隊戦闘汎用ナイフ)の歴史」のご紹介|アメリカ軍ミリタリーナイフの歴史
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今回は、現在も現役を使われている傑作ナイフ「ケイバー・ナイフ(海兵隊戦闘汎用ナイフ)の歴史」をご紹介します。
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「アメリカの象徴ボウイ・ナイフの歴史(西部開拓時代/南北戦争/WWI/WWII)」のご紹介|アメリカ軍ミリタリーナイフの歴史
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イギリス由来のコンバットナイフ
数多い軍用コンバットナイフですが、その中でも有名なのがイギリス軍の“フェアバーン=サイクス・ナイフ(F-Sナイフ)”で日本では一般に“コマンド・ナイフ”と呼ばれています。このナイフは第2次大戦中にイギリス軍奇襲部隊”コマンド”用に開発されたもので、アメリカ軍も同型のナイフを使用していました。
F-Sナイフの発案者「W.E.フェアバーン警部」と「E.A.サイクス警部」
F-Sナイフの発案者は元上海国際警察のW.E.フェアバーン警部とE.A.サイクス警部で、戦争中は接近戦闘術教官としてイギリス陸軍に勤務。2人は極東での経験から素早く、かつ音を立てずに相手を倒すナイフのコンセプトを思いつき、ナイフ・メーカーのウイルキンソン社と共同でデザインを完成させます。
1941年1月に発注が開始された「F-Sナイフ」
そのナイフはブレイドが鋭い両刃で、長さ19cm。ハンドルは真鍮製の鋳造で、滑り止めのチェッカーが入った仕様。このナイフはコマンド部隊のテストで高く評価され、1941年1月に発注が開始されています。
F-Sナイフ1stタイプ
レンジャー部隊、海兵隊でも採用された「F-Sナイフ」
コンバットナイフとしてのF-Sナイフの評判はきわめて高く、イギリスで編成されたアメリカ陸軍レンジャー部隊にも支給されたほか、アメリカ海兵隊も“スティレット(Stiletto/小剣)”の名で同タイプのナイフを採用しています。
海兵隊スティレット
海兵隊スティレットは襲撃部隊用に採用され、そのデザインはF-Sナイフのそれを踏襲しており、海兵隊がスティレットを採用したのは、開戦時に海兵隊が適当なコンバットナイフを持っていなかったのが理由。しかし海兵隊スティレットはブレイド先端とガードが破損することが多く、その評価は芳しいものではなかった。
グリーン・ベレーのルーツ「第1特殊任務部隊用」に採用された「V-42」
また陸軍もF-Sナイフに似た「V-42」を使用しましたが、これはアメリカとカナダの陸軍将兵で編成された第1特殊任務部隊用で、同部隊は陸軍特殊部隊“グリーン・ベレー”のルーツとして知られる組織です。
V-42スティレット
F-SナイフとV-42の相違点
V-42の制式名称は“タイプV-42コマンド式ファイティング・ナイフ”で、全体のデザインはF-Sナイフを踏襲していますが、ポメル先端が尖っている点が異なります。これは“スカル・クラッシャー(脳天潰し)”と呼ばれ、相手を殴打することを目的としたものです。
V-42は部隊の解散と戦争終結で、陸軍コンバットナイフとしては姿を消しましたが、その存在は陸軍特殊部隊のシンボルとして部隊章のモチーフとなっています。
海兵隊の“ケイバー・ナイフ”
アメリカ海兵隊は1942年にスティレットを採用しましたが、実戦では不具合も多かったナイフでした。そして、それに代わるナイフとして開発されたのが“ケイバー・ナイブです。
海兵隊戦闘汎用ナイフ(ケイバー・ナイフ)
ケイバー・ナイフの由来
ケイバー・ナイブは、1943年1月に制式採用されたアメリカ海兵隊初の本格的ファイティング・ナイフです。このナイフは“ケイバー・ナイフ”と呼ばれますが、この呼称はブレイドに刻印されたユニオン刃物会社のロゴ“KA-BAR”に由来するもので最初の納入メーカーが同社だったのが理由です。
大戦中には複数のメーカーが生産を行なっていましたが、その呼び名が変わることはなくこの呼び名が定着することになります。
この名前はユニオン社が1923年から使用を始めた商標で、“Ka-Bar”は”KillaBear(熊殺し)”の意味とされています。
ケイバー・ナイフの仕様
ケイバー・ナイフの制式名称は「戦闘・汎用ナイフ」で、ブレイド長18cmのクリップポイント、全体のデザインはボウィナイフのそれを踏襲しています。ハンドルは革製ワッシャーの積層で、ガードとポメルは鉄製。これはナイフ本体の重量を増し、小型のマチェーテ(山刀)として使えるように配慮したもの。またポメルをハンマーとして使用することも想定されています。
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MkIIの型式で海軍も採用
ケイバー・ナイフは海軍もMkIIの型式で採用し、太平洋の前進基地(陸上)に配属された兵士や水中爆破チームのフロッグマンに支給されています。
フロッグマンに支給されたものには、錆び止めのため表面をクロームメッキ処理したものが存在していました。
ガーバーMkII
現役で現在も使われている「ケイバー・ナイフ」
戦闘汎用ナイフは第2次大戦後も朝鮮戦争、ヴェトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争を経て今も現役で使われており、小さな変更はあるものの、基本デザインは採用から70年以上を経過した現在も変化していない息の長い武器です。
F-Sナイフ1stタイプ
日本では”コマンドナイフと呼ばれるF-Sナイフ。図は1stタイプで、湾曲したガードが特徴。ブレイド長19cm、全長が29cmでハンドルは真鍮製で滑り止めのチェッカーが入り、表面はニッケルメッキされています。F-Sナイフは「刺す」と「切「る」を目的とした戦闘向けのデザインで、ブレイド断面は菱形。
F-Sナイフ3rdタイプ
F-Sナイフは第2次大戦中に変更が加えられ、平らだったリカッソ形状を変更。ガード形状もストレートに変更されています。これが2ndタイプで、41年4月から生産されています。図は3rdタイプで、ハンドルの滑り止めを溝に変更。仕上げも黒染めになるなど、全体に簡素化されています。
海兵隊スティレット
F-Sナイフのデザインをそのまま踏襲した海兵隊スティレット。全体のデザインはF-Sナイフと同じですが、ガードとポメルに違いが見られます。ブレイドは長さ18.4cmと若干短く、全長は31cmと長い仕様になっています。
ブレイドには海兵隊の装備であることを示すマーキングが入り、ハンドルはアルミの鋳造ですが、これは真鍮が戦略物資に指定され入手困難だったのが理由です。
初期型(プロトタイプ)V-42スティレット
プロトタイプと呼ばれるV-42の初期生産分はガードが湾曲しているのが外観上の特徴。図ではポメルの“スカル・クラッシャー”先端を丸めた状態となっていますが、これは尖った先端で怪我をすることがあったためです。
ちなみに型式の”V”はVictory(勝利)の頭文字で、”42″は採用年の下2ケタ。
V-42スティレット
一般によく知られるV-42が図で示したタイプで、ブレイドのリカッソに滑り止め(サムプリント)が刻まれているのが特徴。またハンドルには滑り止めで細かい溝が追加されています。V-42はカスタムメイドのナイフに近いクオリティを持ち、現在はコレクターズアイテムとして高く評価されています。
海兵隊戦闘汎用ナイフ(ケイバー・ナイフ)
“ケイバー・ナイブとして知られる海兵隊用の戦闘・汎用ナイフ。1943年に採用され、現在も使用中の傑作ナイフ。ブレイド長18cm全長30cmで、金属部分は青または黒染め仕上げ(戦争中にパーカーライズ処理に変更)。グリップは革製ワッシャーの積層で、両端に樹脂製のスペーサーが入ります。
大戦中にはカミラス、PAL、ロブソン社も生産に加わっていました。
マーキング
プレイドのリカッソには海兵隊を示す”USMC”と、海軍用を示す”USN”と”MkII”の文字。そしてメーカー名が刻印されています。ただし、書式は必ずしも一定しておらず、”USMC”と”USN”の刻印がないものも存在します。
またブレイドの強度を損なうという理由から位置がガードに変更されています。
ガーバーMkII
ランドール・ナイフと共にアメリカ兵から人気があったのが1966年にガーバー社が発売したMkIIで、特殊部隊と一般の戦闘部隊で広く使用されていました。イギリス軍のF-Sナイフがデザインのベースで、純粋なファイティング・ナイフとなっています。最初期タイプはブレイドが軽く捻られており、セレーションも入っていませんでした。
16 ランドールM14ランドールモデル14 “アタック”
アメリカ陸軍の兵士は私物のナイフを使用する者が多かったのですが、その中で人気が高かったのがW.D.ランドールのカスタムナイフ。
彼が1950年代にデザインしたモデル14アタック”が一番ポピュラーだったといいます。ランドールナイフはアメリカ兵の間で高く評価されており、モデル14は朝鮮戦争(1950~53年)、そしてヴェトナム戦争で使用されました。ブレイド長19cm、全長31cm。
ランドールモデル18 アタック-サバイバル(初期タイプ)
ランドール・ナイフはヴェトナム戦争中に広く使用されましたが、その中で人気が高かったのがモデル18アタックサバイバルでした。
このモデルはブレイド長14cmと19cmの2タイプがあり、ハンドルはステンレススチールのチューブ製(図は上からビニールテープを巻いた状態)。中にサバイバル装備を収納し、ヒルトに“クラッチチップと呼ばれる取り外し式のゴムキャップが付くタイプもあります。
ランドールNo.18 アタック-サバイバル(後期タイプ)
後期型のNo.18アタックサバイバルは、ハンドルのゴムキャップを真鍮製のスクリュー式に変更。ハンドル内部に各種サバイバル装備を収納でき、ヴェトナムの戦場では釣針と糸、小動物用の罠を作るワイヤー(ギターの弦を流用)、浄水錠、マラリア予防薬、痛み止め等が入れられていました。そして、ハンドルにパラシュートコード(ナイロンの編み紐を巻きつけることも多かった。
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