三大大工手土具「鑿」のパートナーとして誕生した「玄能の入門/基礎」のご紹介
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今回は、三大大工手土具「鑿」のパートナーとして誕生した「玄能の入門/基礎」をご紹介します。
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「鉋」「鋸」「鑿」の三大大工手土具に次ぐ大事な道具「玄能」
玄能は地域によっては玄翁とも書きます。東と関西のほか、地域によって形状に違いがあり「鉋」「鋸」「鑿」の三大大工手土具に次ぐ大事な道具です。
「金鎚」と「玄能」の役割の違い
「金鎚(トンカチ)」と「玄能」では役割が違います。「金鎚は建築現場で釘を打ったり、金物を叩いて曲げたりするのが役目」。それに対して「玄能は一応釘も打てますが、鑿を叩くこと」が主な仕事になります。
形は似ていても、それぞれ独自の進化をとげてきたツールなのです。
効率的な打撃力の伝え方を追求してつくられているのが「玄能」
鑿のパートナーとして誕生し、そのために打撃バランスを考慮し、効率的な打撃力の伝え方を徹底的に追求してつくられているのが玄能なのです。プロは金鎚で鑿を叩きません。そもそも金鍵は鑿打ちを前提につくられておらずで、疲労も大きくなってしまいます
江戸時代から昭和の中頃まで存在した、鑿でホゾ穴を刻むのが専門化「穴大工」
江戸時代から昭和の中頃まで、鑿でホゾ穴を刻むのが専門の「穴大工」が存在していました。そんな彼らの厳しい注文に応え、鍛冶職人たちは玄能を進化させていくことになります。
鋼の頭部に柄を挿げただけの単純な形状ながら、ヒツの微妙な仕様に至るまで、盛り込まれた技術は少なくありません。
ちなみに、トップクラスの鍛冶職人が鍛えた玄能でも、比較的入手しやすい価格で購入でき、摩滅度が低いので、一生モノの愛着品として末永くそばにおきたい道具です。
代表的な玄能は、頭部の両側に二つの打撃面(小口)を持つ両口玄能
一口に玄能といっても、様々なタイプが存在します。代表的なのが、頭部の両側に二つの打撃面(小口)を持つ両口玄能です。両口型は片方の小口はフラットですが、もう一方の小口は、中央部がわずかに盛り上がった局面になっています。
「木殺し面」の役割
この膨らみを持った小口のことを「木殺し面」と呼び、木を叩き締めたり、「釘締め」といって、釘打ちの際に釘の頭部を木面よりも沈めたりする時に重宝します。
ちなみに、鑿を叩くときには、この小口は使用しません。
東西で小口の形に違いがある「丸玄能(両口玄能)」
さらに、両口玄能にも沢山の種類があり、頭が円形なのを「丸玄能」と呼びます。面白いことに東西で小口の形に違いがあり、東日本では「小判型」で、これを「関東型」又は「東型」と呼び、対して西日本では真円形の「地型」が主流です。
様々な「玄能の頭」のつくられ方
玄能の頭のつくられ方には色々あり、すべて鋼の「全鋼型」や、地金に鋼を鍛接する鋼づけタイプ、小口面だけに焼き入れを加えて硬くするタイプもあります。作業工程の少なさから、全鋼型がリーズナブル。
玄能のパーツ名称
多くのプロも愛用する、頭が方形な「四角玄能」
両口玄能のグループには、頭が方形な「四角玄能」もあります。振り下ろす際の重量バランスがいいとして、多くのプロが愛用しています。
頭が八角形の「八角玄能」
また、頭が八角形の「八角玄能」は側面でも打てるため、引きのない狭い場所でも扱えて便利です。さらに「丸玄能」と「八角玄能」の頭をセットにした「片八角玄能」も両口玄能の一種で、主に中部地方で用いられています。
ずんぐりした「ダルマ玄能」
なお、両口玄能のバージョンに「ダルマ玄能」というものもあり、頭部が他のタイプよりも短く、ずんぐりしているのが名称の由来だそうです。重心が下方にあるので、低い位置からの打撃が有効であり、多少重量のあるものを選ぶのが購入のコツとされています。
玄能は頭の重量により、様々な製品がラインアップされている
玄能は頭の重量により、様々な製品がラインアップされています。使用目的に応じた細分化され、このきめ細かさは、やはり日本の大工手道具ならでは。
左から20匁、40匁、60匁100匁、120匁、150匁、200匁の玄能
昔の重量単位「匁」でジャンル分けされる「玄能」
鉋や鋸には今でも尺や寸表示が残っていますが、玄能においても同じように「100匁の玄能」というように、昔の重量単位の「匁」でジャンルが示されています。
1匁はおよそ3・15グラムですから、100匁の玄能は375グラムの頭を持つということになります。とはいえ、鉋や鋸がセンチやミリに置き換わりつつあるように、玄能もグラム表示が一般化しつつあります。
玄能の頭匁とグラムの換算
約3.75グラムです。また、つくり手によって実際の重量にはちがいがあります。
用途によって「玄能の頭匁重さ」を使い分ける
鉋の刃の出し入れには80から100匁、細工が比較的小さい追入鑿では100から120匁を用い、梁などに叩き鑿で大きなホゾ穴を刻む際には、150から200匁の玄能を使うことが一般的です。
追入鑿が中心になるDIYなら、100匁を入手するのがベストチョイスです。
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玄能の片口型について
玄能には両口玄能だけでなく、片口型というタイプもあります。片側の打撃面は丸型ですが、もう一方は先端に向かって細く尖っています。この先端部は釘締めに用います。
片側が細く尖る片口玄能は地域によって形状に差がある
地域で様々なバリエーションがある「片口型玄能」
片口型は関西地区で広く使われていますが、中国地方では「船手玄能=岩国型」、北海道と東北では「舟屋玄能=北海道型片口型」、九州では「九州型」が存在し、それぞれ仕様が微妙に異なり、ローカル色が強いツールです。
片口型は釘打ちを重視した、玄能と金鎚の中間的な存在といえるかもしれません。
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手打ち玄能の「柄」をプロは自分でカスタマイズする
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基本的に手打ち玄能には柄が挿げられていません。プロを相手にしてきた製品だけに、自作するのが通例だったからです。しかも販売されている柄は半製品で、振るときのバランスを考慮し、肘の長さに合わせて調整したり、握りやすく削ったりしなくてはならないのです。
また、柄は頭の長辺に対して垂直に仕込むのではなく、平らな小口面側に傾けます。
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初心者は柄を挿げてくれる店で購入する
初心者には自作はやはりハードルが高いため、その場合、柄を挿げてくれる店を探し、そこで購入するというのがオススメの入手方法です。
柄挿げは別料金になりますが、驚くような値段にはならないのでご安心下さい。
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「木槌」について
木槌は木製の頭部を持ち、カシやケヤキといった、堅くて粘りがある木材でつくられています。頭は丸型が多く、四角型、太鼓型など種類は豊富です。様々なDIYで重宝し、入手しやすいプライスなので、一丁は手元におきたい道具です。
使用目的に応じて様々なタイプがある木槌。
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