ロードバイク:リムの振れが出ても現場で修正して帰れるように「ホイールの振れ取りの基本テクニック」のご紹介
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今回は、ロードバイク:リムの振れが出ても現場で修正して帰れるように「ホイールの振れ取りの基本テクニック」をご紹介します。
ロードバイク:リムの振れが出ても現場で修正して帰れるように「ホイールの振れ取りの基本テクニック」のご紹介
走行中に段差に気づかず乗り越したり、スポークが金属疲労で切れたり、落車してリムが振れてしまったらどうします。か。
自分が使っているホイールのニップルに適合したニップル回しを持っていれば、現場でホイールの“振れ取り”をして、とりあえず、左右のブレーキパッドヘリムが触れない程度に、リムの曲がりを修正すれば走って帰ってくることができます。
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ホイールの振れ取りを現場で行う場合
ホイールの振れ取りを現場で行う時は、バイクをひっくり返し、フレームとフロントフォーク、ブレーキパッドを振れ取り台代わりに使って作業します。
作業手順は、リムの曲がっている方のスポークの張りをニップルを回して僅かに緩め、反対側のスポークのニップルを締めてスポークを引いて、リムの曲がりを修正します。
作業がはかどる「振れ取り台」のご紹介

写真左上、ミノウラの振れ取り台FT-1、リヤとフロントホイールに対応しています。縦ブレと横ブレを同時に修正できる構造、アームはアルミ合金製で軽量。
写真下はミノウラFCG-310、アルミ合金製で軽量な折りたたみ式のホイールセンターゲージ。振れ取り台とセンターゲージ、ニップル回しがセットになった「FT-1コンボ」も発売されています。
ホイールのセンターを確認します。道具「ホイールセンターゲージ」

ミノウラの折りたたみ式のホイールセンターゲージ。リムの中心がホイールの中心と一致してセンターが出た状態になっているか確認します。時に使う工具です。
様々なニップルの形状
完組みホイールや手組みホイールなどに採用されているニップルはいろいろな形状のものがあり、中にはリムの中へ内蔵されていて、タイヤを取り外してから振れ取り作業をします。ホイールもあります。
ニップルを回すための工具
ニップルを回すには自分のホイールに使われているニップルに適合します。ニップル工具を用意しよう。携帯工具にぴったりのサイズが付いていることもあります。
リムの縦ブレと横ブレの量を確認する
【1】振れ取り台に後輪をセットする

後ろホイールをモデルに作業を行い、振れ取り台に後輪をセットします。
現場での振れ取り作業はバイクを逆さにして、後輪の後ろからリムの曲がりを観察します。
【2】左右へのリムの振れを確認

左右へのリムの振れを、このゲージの先端との間隔で確認。現場での“振れ取り”作業では、ブレーキパッドとリムとの間隔をチェックします。
【3】縦横の両方の振れを同時に確認

リムの縦方向の振れを、ホイールを回しながら、ゲージとリムとの間隔でチェック。振れ取り台では、縦横の両方の振れを同時にチェックします。
曲がった方のスポークを緩め反対側のスポークを引っ張る
【1】スポークのニップルを緩めた場合

左側ヘリムが曲がっている部分の、左側フランジからきたスポークのニップルを矢印方向へ2分の1回転緩めると、リムが右側へ僅かに移動します。
現場ではブレーキパッドとの間隔で曲がりをチェックしてください。
【2】スポークのニップルを締めた場合

左へ曲がっているリムの部分に近い右フランジからのスポークのニップルを矢印方向へ2分の1回転締めてスポークを張るとリムが右側へ移動します。
【3】スポークとリムの動作原理

右のフランジからきたスポークを引くとリムが右へ移動、左のフランジからきたスポークを引くとリムは左へ移動します。緩めるとリムは反対方向へ動きます。
スポークの構造
| スポークの構造 |
|
|
| フランジ |
| スポーク |
| ニップル |
| リム |
【4】リムを右側へ移動させたい場合

右フランジからきたスポークのニップルを、2分の1回転回すと、リムは僅かに右側へ移動します。リムが触れる場合はさらに2分の1回転締めます。
| リムを右側へ移動させたい場合 |
| ハブ |
| フランジ |
| スポーク |
| ニップル |
| リム |
【5】2本のスポークのニップルを回す

隣り合う左右のフランジからくる2本のスポークのニップルを矢印方向へ回してスポークを張ると、リムの縦方向の振れが内側へ入ります。
【6】リムの縦方向の振れを内側へ修正したい場合

左右のフランジからくるスポークを2本とも張ると、リムの縦方向の振れを内側へ修正ができます。一気に修正しないで2分の1回転ずつニップルを回して下さい。
| リムの縦方向の振れを内側へ修正したい場合 |
| ハブ |
| フランジ |
| スポーク |
| ニップル |
| リム |
【7】リムの縦方向の振れを外側へ修正したい場合

左右のフランジからくるスポークを2本とも緩めると、リムの縦方向の振れを外側へ修正できます。一気に修正しないで2分の1回転ずつニップルを回して下さい。
| リムの縦方向の振れを外側へ修正したい場合 |
| ハブ |
| フランジ |
| スポーク |
| ニップル |
| リム |
リムの縦方向の振れと横方向の振れを修正する
【1】リムの外周に触れてチェックする

タイヤを外したホイールを振れ取り台にセットして、リムの外周に触れてチェックします。治具を、最も縦に出っ張っている部分に当てて、その部分の左右のスポークを引いて下さい。
【2】左右の振れを確認する

左右の振れを確認します。治具をリムの出っ張っている部分に当て、出ている側のスポークを緩め、反対側を張って修正します。
【3】リムの左右と治具との間隔は1mm以内が目標

リムの左右と治具との間隔は1mm以内が目標になります。現場ではブレーキパッドに触れないくらいまで修正します。クイックレリーズを解除して、ブレーキが利くぎりぎりまでキャリパーを開いて走る方法もあります。
エアロスポークはニップルを動かした後で向きを修正する

ニップルを回すとエアロスポークにねじれが発生するので、空気抵抗が発生しないよう、 スポークを挟む専用工具でスポークのねじれを修正します。
ホイールのセンターを確認してセンターを出す
【1】リムの中心がホイールのセンターと一致しているかの確認

左右方向のリムの振れ取りを終えたら、リムの中心がホイールのセンターと一致しているか(センターが出ているか)ホイールセンターゲージで確認します。
【2】治具を固定

ハブのオーバーロックナットのエンドに当たる面へ、ホイールセンターゲージのセンターを確認します。治具を当てて、その位置で治具を固定します。
【3】治具とオーバーロックナットが離れていた場合

裏返してゲージを当てて治具とオーバーロックナットが離れていたら、リムが上側へ寄っているということになります。
治具がオーバーロックナットへ当たったら【01】から【03】の作業で測り直して下さい。
【4】リムを下側へ移動させる

治具とオーバーロックナットの間隔の2分の1の量だけ、上側のスポークを僅かに緩め、下側のスポークを張って、リムを下側へ移動するとホイールのセンターが出ます。
【5】全体のニップルを回す

スポークを緩め始めた場所、締め始めた場所を覚えておいて、全体のニップルを回します。焦りは禁物、ニップルを回す量は2分の1回転ずつゆっくり作業を行って下さい。
【6】治具とオーバーロックナットの間隔を確認する

リムの位置を移動したらホイールセンターゲージを【01】から【03】の作業でホイールの裏表にセットして、治具とオーバーロックナットの間隔を確認します。
【7】ホイールのセンターが出ている状態とは

ホイールセンターゲージの治具と裏表のオーバーロックナットの面との間隔が0になっていたら、ホイールのセンターが出ている状態です。
【8】治具とオーバーロックナットから間隔が開いている場合

【01】から【03】の作業で治具とオーバーロックナットから間隔が開いている場合は、その間隔の2分の1だけリムを反対側へ移動させます。
ニップルにぴったり合うニップル回しで作業を
同じようなスリットでも微妙に合わない工具でニップルを回して傷めると、振れ取り作業ができなくなります。必ずぴったりの二ップル回しを使って作業します。
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