【スペースコロニー】『機動戦士ガンダムセンチネル』宇宙世紀に建設されたスペースコロニーのご紹介

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今回は、『機動戦士ガンダムセンチネル』宇宙世紀に建設されたスペースコロニーについてご紹介します。

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スペースコロニーとは、地球上の資源の枯渇、エネルギー、環境、人口問題などを解決する目的で、人類移民のために建造された人工天体である。

これ迄に200基以上が造られ、一年戦争前このコロニーで生活する人々は90億（地球圏の総人口110億人）に達していた。

コロニーは、地球月系の5つのラグランジュポイントに作られた「サイド」と呼ばれる7つのグループに分かれ、1つのサイドは35~40基のコロニーで構成され、建造された順に「バンチ」と呼ばれる番号とニックネームが与えられる。一機のコロニーは「サイド7、1バンチ・グリーンノア1」という風に表わされる。

これだけ大量のコロニーを建造するには莫大な資材が必要であり、しかも地球から運搬するのは非常にコストが掛かってしまう為、月や小惑星から資源を得ている。

月からは、マス・ドライバーを使って、チタン、鉄、硅素を、月の土壌に含まれない水素、窒素、炭素などは、小惑星を核パルス推進など地球の周回軌道に移動させて採取している。

コロニーの種類には幾つかあり、その中で主流となっているのはG、K、オニールの提唱したアイランド3(島3号)で開放型コロニーと呼ばれるタイプである。

• 半径3.2km全長32.2kmの円筒の両端半球形で蓋をした、巨大な圧力容器のような形をしている。この内面に人工重力を発生させる為、全体を2分間に1回の割合で回転させる。
• この円筒の内面は、軸方向に6等分され、1つ置きに居住区を3面取り、残りの3面は「光の河」と呼ばれる「窓」にしている。窓は外部に取り付けられた鏡で、反射した太陽光を採取して居住区を照らしている。

開放型と並び、密閉型と呼ばれるアイランド3と同サイズで採光窓のないタイプのスペースコロニーも、少数ながら存在する。窓がないので、居住可能面積が2倍になるが、円筒の中に人工の光源が必要となる。ミノフスキ一物理学を応用した人工太陽が考案され、サイド3にこのタイプが多いことからジオンタイプと呼ばれる事もある。

人工太陽稼動の為にはコロニー周辺に大量の太陽電池式パネルを浮かべる必要もあり、コストは高い。

コロニーレーザーに改造可能な点も、密閉型コロニーの特徴である。一年戦争中に、ジオン公国で初めて実用化され、ティターンズの建造したグリプスとあわせて、これまでに2基が造られた。

円筒型コロニーの他には、アイランドと呼ばれる球形のコロニーがある。これもオニールによって提案されたコロニーで、半径256mの球体を1分間2回転させ、内面赤道付近で1.15Gの人工重力が発生する。この居住区と鏡と農業地区を合わせたのが1基のコロニーである。オニールの案では、アイランド3を建造する前段階の比較的小規模なコロニーである。

前述の円筒形コロニーの、密閉型や開放型を2つ繋ぎ合わせたコロニーとして「グリーン・ノア2(グリプス)」や「スウィート・ウォーター」などがある。これらは一時的なコロニーであり状態も極めて不安定で、その数は少ない。

開放型と密閉型を2つ繋ぎ合わせた、不安定なコロニー「スウィート・ウォーター」。難民収容に使われていた。

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