【第5回】コーエー(光栄)の三國志のシリーズのご紹介
~最高傑作、三國志V、名作三國志IXなど~
今回はコーエーの三國志のシリーズ紹介、三國志の時代背景をご紹介させて頂きます。
シミュレーションゲーム(SLG)サイトマップのご紹介
シミュレーションゲーム(SLG)サイトマップをご紹介します。
三國志のシリーズ紹介
今回はPC-9801で発売された三國志タイトルを中心に作品の紹介をさせて頂きます。
第1作 記念しべき第一作三国志(1985年)
1985年12月発売、三国時代の大陸を駆け抜けろ!
記念すべき三国志の第一作目だよ。
三国志第一作目で、もうすでに武将や軍師などの基本システムは、整備されていたんだ。
そして現在も続く光栄(現:コーエーテクモゲームス)の三國志シリーズが始まるんだ。
この作品では2年前に発売された信長の野望(1983年・第1作)をベースに、信長の野望ではまだ見られなかった配下武将の概念を取り入れて、
後漢~三国時代を舞台にした5つのシナリオを、総勢255名の武将が入り乱れて覇を競う内容になっているよ。
そして最終的に58国の全てを支配するとエンディングを迎えるんだ。
当時の信長の野望ではなかった武将の要素は、ゲーム性と世界観の両方に大きな深みをもたらして、
他の作品にはない作品内容から三国志ファンをドッと増やした作品でもあるね。
また、日本初の三国志のシミュレーションゲームという点も大きかったね、吉川英治さんの小説や横山光輝さんの漫画、そしてNHKの人形劇と並んでこの作品で三国志に興味を持った人は多くいて、普及に一役買った作品ともいえるね。
なつかしい、NHKの人形劇面白かったよね。
第2作、外交が楽しい三国志2(1989年)
前作から4年後の1989年12月発売された、待ちに待った期待の2作目。
外交が重視され、それを用いた計略のバリエーションが増えたのが本作での特徴だね。
この作品では、政治的に敵対勢力を追い込んでいく楽しさも加味され武力による戦争だけじゃなくて、国家にとって重要な外交や政治力もシステムに追加されたことが興味深いね。
まさに孫子の兵法
第3作 凡庸な武将も活かせる三国志3(1992年)
1992年2月発売の第3作目。
この作品から一国1コマンドから武将ごとに1コマンド入力できるシステムへと変更されたよ。
これにより凡庸な武将もユーザーの腕しだいで活かすことが出来るようになったよ。
それまでのシリーズと同様に、三國志の君主の一人になって中国全土、全46都市の統一を目指すことが目標だよ。
次回作以降に比べると奇抜な特殊能力などもなく、武将の個性が弱いのだ。
しかし良く言えば、指令を出す上の制約が少ないということで、プレイしやい作品に仕上がっているぞ。
内容は前作から大幅にボリュームアップしており、特に武将数については後期作品にも見劣りしない。
次回作への課題はいくつか残るものの、十分に良作と呼べる作品だろう。
第4作 武将の個性が発揮できる三国志4(1994年)
前作から2年で登場、1994年2月発売の4作目。
この作品から戦略マップに城の概念が導入されるようになったよ。
信長の野望シリーズでは、覇王伝(1992年)から国取りゲームから城取りになったよね。
更に前作より使用できる計略が増えて、武将や軍師の特性の違いも際立つようになり、能力値とは違う武将の個性を表現できるようになったよ。
三國志IIIのシステムがベースとなっているけど、様々な部分がプレイしやすいように改良されているよ。
三国志4(1994年)以降の作品は、本作の発展形というよりは陣形や名声、全武将プレイといった独自の路線で味付けがされている為、
この作品が、シリーズの一つの完成形ともいえるね。
第5作シリーズ最高傑作の声が多い名作三国志5(1995年)
この作品では、内政や外交では名声という要素が盛り込まれ、戦闘では陣形の概念が採用されたよ。
周辺諸国から援軍が派遣されるようになったため、同盟も重要になったんだ。
そして、これまでのシリーズで随時追加され複雑化したゲームシステムを一新。
わかりやすく新規プレイヤーへの敷居を低くし、かつ戦略性の高い展開が臨めるように調整されているよ。
バランスの取れたシステム、印象深いBGM、様々な陣形を駆使したテンポの良い戦争などから、未だにシリーズ最高傑作の声が多い作品だよ。
そして、PC-9801対応最後の作品でもあるんだ。
信長の野望シリーズのPC-9801最後の作品が、
シリーズ最高傑作に言われている信長の野望 天翔記。
そして、三国志シリーズでも三国志5が最高峰に
やっぱり、PC-9801のコーエーシュミレーションゲームは最高だね。
第9作 久しぶりに名作登場三國志IX(2003年)
PC-9801からWindowsプラットフォームに変わってから、なかなか
名作と言われる作品が現れなかった、三國志シリーズに久しぶりに完成度の高い作品が登場する
それが、第9作目の三國志IX(2003年)だよ。
前作(三國志VIII・2001年)、前々作(三國志VII・2000年)で推し進めた全武将プレイからシリーズ元来の君主プレイに回帰したが、この作品だよ。
1枚マップ&リアルタイム戦闘という面でシリーズでも異色の作品だけど、ユーザーからの評価は高く、
全体的なテンポの良さもシリーズ屈指、政治よりも戦略が好きなユーザーに特にお勧めできる名作だよ。
機種 | 作目番号 | 発売年 | タイトル | 評価 |
PC-9801
|
1作目 | 1985年 | 三國志 | 名作 |
2作目 | 1989年 | 三國志II | 名作 | |
3作目 | 1992年 | 三國志III | 名作 | |
4作目 | 1994年 | 三國志IV | 名作 | |
5作目 | 1995年 | 三國志V | 名作 | |
Windows
|
9作目 | 2003年 | 三國志IX | 名作 |
14作目 | 2020年 | 三國志14 | 名作 |
三國志の時代背景 ~三國志プロローグ~
ここで、コーエーの三國志をもっと楽しんで頂けるように
三国志の英傑たちが登場までの三國志の時代背景(三國志プロローグ)をご紹介させて頂きます。
地方豪族の拡大と異民族の反乱
西暦2世紀初期から末期にかけて、後漢朝の中国大陸では地方豪族の勢力拡大に従い、国家の統一が失なわれていった。
この豪族の勢力拡大は、皇帝の権威を損ない、地方における各種勢力の独立化を進めた。
その結果、豪族が中小規模の国家の体をなすようになっていく。
ただでさえ大規模な飢饉・災害が頻発し、そのうえ中国西方の異民族の1つであるチベット系遊牧民の羌族の反乱・蜂起。
国土が荒れ窮乏した農民は、その多くが流民となった。
後漢朝内での外戚と宦官の権力闘争
治安が悪化しても、政府は皇后方の血族である外戚と宦官の集団である十常侍による権力闘争に明け暮れていたので、ほとんど何の手も打たれることはなかった。
184年黄巾の乱勃発
そこに、貧しい病人の治療を武器にした治らなければ信心が足りない式のインチキ療法だったが、
とにかく病人の治療を武器に巧みに民衆の不満を吸い上げ、たった10年で数十万人という規模にまで勢力を拡大した
新興宗教太平道が後漢朝の打倒を唱え、184年に黄巾の乱が勃発する。
三国志の英傑登場
後漢朝は討伐軍を派遣するもののこれを鎮圧できずに、地方豪族に檄文を飛ばし加勢を求めた。
この時に三国志に登場するさまざまな英傑が初めて一堂に会する。
地方豪族や諸侯の助力により黄巾の乱は平定されたものの、漢王朝政府そのものには農民の反乱を鎮圧する力がないことが白日のもとに晒された。
黄巾党の乱とは、このように平定されはしたものの三国志の時代のスタートを切らせたという意味で重要な事件だった。
次の戦いは朝廷での権力闘争
次の戦いは、朝廷で始まることになる。
黄巾党の指導者だった張角と並ぶ重要人物は、精肉業者から身を起こして妹の美貌と賄賂を極限まで有効活用して妹を皇后にし、一族を外戚にまで登りつめさせた男何進(かしん)だ。
もともと成り上がりの過程で朝廷で十常侍との激しい権力闘争を繰り広げていた何進は、十常侍の影響力を減らすため十常侍のボスであった蹇碩を処刑した。
これによりいったんは十常侍の弱体化には成功したものの、一度勢力を失った十常侍は何進の家族に取り入り勢力を再び伸ばし、ついに何進の殺害に成功する。
しかし何進を殺害されたことに刺激された何進の部下たちは、門扉を壊して宦官の大虐殺を開始した。
董卓の登場、そして歴史が動き出す
殺害される前に、既に十常侍を思い切って全員排除しようと考えていたため、黄巾党の乱以降、再び豪族や諸侯に加勢を求めていた。
ここで何進と十常侍が相打ちになり、宦官が皆殺しになった空白に納まったのが董卓だ。
董卓は、何進の甥で外戚の影響下にある皇帝劉弁を廃し、母親が既に死んでいたため強力な後ろ盾がない皇弟の劉協を強引に皇帝に祭り上げた。
そのうえ、後で再び劉弁を担ぎ出されるのを防ぐため、何進の妹である太后(母親)もろとも殺してしまうという暴挙に出る。
董卓の恐怖政治、三国志の時代へと突入
こうして始まった政権だから、力をもって厳しく押さえつける恐怖政治しか方法はない。
董卓の暴虐がまかり通るようになり、後漢朝の内部崩壊が白日のもとに晒され、おまけに後に自分が倒されることになる間接的な原因となる曹操や袁紹を逃がしてしまう。
それ以上に、恐怖政治をやり過ぎたために反董卓の旗印のもとに朝廷の諸侯が独自に軍を動かす口実を与えてしまったのだ。
こうして天下騒乱のお膳立てがすべて揃ってしまい、
群羊割拠の三国志の時代へと突入することになっていったのだった。
さあ、それでは三國志のプレイを開始しようー。
今回はここまで次回は、
コーエーの誕生、そしてコーエーのシミュレーションゲームへの挑戦
~コーエーゲームの歴史はPC-9801シリーズの歴史~
をご紹介させて頂きます。
ご視聴ありがとうございました。
トゥットゥルー♪
コーエーゲームの歴史はPC-9801シリーズの歴史
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