【第3回】信長の野望の時代背景、信長の野望のライバル、天下統一
信長の野望のライバル名作、天下統一1・2、そしてクソゲー・天下統一5
今回は信長の野望の時代背景、信長の野望のライバル天下統一をご紹介させて頂きます。
シミュレーションゲーム(SLG)サイトマップのご紹介
シミュレーションゲーム(SLG)サイトマップをご紹介します。
戦国時代の時代背景
信長の野望の世界を堪能ができるように、
この作品の舞台である戦国時代の時代背景を紹介させて頂きます。
戦国時代の到来
元寇というモンゴルからの異民族の侵略を防ぐため、国の総力を挙げた防衛戦に勝利した鎌倉幕府。
だが勝利したものの、これは防衛戦だったがゆえに土地を得ることができず、幕府は勝利をもたらした大名たちに土地を割譲することができなかった。
これにより鎌倉時代からの御恩と奉公による主従関係をベースにした時の報酬システムが崩壊してしまう。
1428年の応仁の乱を皮切りに、
1615年の大阪夏の陣で豊臣秀頼・淀君の母子が自害して豊臣秀吉の血脈が断たれるまでのおよそ200年間、
権謀術数が飛び交う、実力主義の戦乱時代、
戦国時代が到来するのだー。
侵略すべき土地や開墾すべき土地が存分に余っていることを前提にした御恩と奉公。
だがそのタテマエが崩壊した時、御恩を与えることができない主君には奉公する意味はなくなったのだ。
そして武将たちは、過去の権威より国を統率できるリーダーを求めるようになる。
事実力のないリーダーは他国からの侵略、謀反や下克上により滅ぶことになり、真の英雄だけが、生き残る時代へと移り変わってゆく。
そして登場したのが、上杉謙信、武田信玄、北条氏康、島津貴久などの戦国大名である。
織田信長の登場
信長の野望では、織田信長が海道一の弓取り と言われた、名将今川義元を打ち破るというジャイアントキリングを成し遂げた桶狭間の合戦(1560年)を中心にゲームが展開されていく。
そして信長は、父織田信秀の時代から築き上げた他の戦国武将にはない商業による統治を武器に
それまで実践運用ができなかった種子島銃を大量に導入し、実戦で使える運用スタイルを確立など個人戦の積み重ねだった合戦を集団戦に変化させた。
そして、単なる景気付けの占い師に近かった軍師を本物の戦術家として練り上げた。
参謀、竹中半兵衛、黒田 官兵衛の登場
戦国時代は、日本を中世の時代から近世の時代へと昇華させた時代でもあり、世界でも最強の武士軍団が、権謀術数、権威権力を駆使して生きた時代でもあったのだ。
そんな織田信長が体現した、この戦国時代の空気をぜひユーザーも体験してほしい。
信長の野望から歴史に興味が・・・
信長の野望を楽しむことで、武将やお城、地理などにも興味が湧いてくるようになるよ。
僕は信長の野望プレイ中に、戦国時代の本を100冊読破したよー。
信長の野望をプレイすることで、その当時の武将がどのような情勢の中で、どのような心境でものごとを判断し、生きていたのかを体感することが出来るよ。
そして歴史に興味をもちはじめることになるかも・・・
そして信長の野望で歴史を体感したユーザーは、更に歴史小説などの歴史モノに興味を持つようになり、信長の野望ファンは更に歴史的な深みのある作品を求めるようになっていく。
信長の野望シリーズは、ユーザーと共に歴史を受け継ぎ育っていった作品でもあるのだ。
信長の野望のライバルたち ~信長の野望を阻むもの~
戦国歴史シミュレーションの覇王となるべく突き進む、信長の野望の前に立ちふさがった挑戦者たちがいた。
そんなPC-9801時代の信長の野望のライバルを紹介させて頂きます。
PC-9801時代の双璧、信長の野望と天下統一
高性能な16ビットマシンだったPC-9801はシュミレーションゲームと相性がよかったから、信長の野望のライバルになる歴史シミュレーションゲームもたくさん登場したんだ。
その中でも信長の野望シリーズ共に人気を二分した作品が、システムソフトの天下統一シリーズなんだ。
天下統一シリーズは、黒田幸弘さんがデザインした革新的なシステムが多数導入された意欲作で、
光栄の信長シリーズが、領国経営の延長上からの領地拡大というコンセプトならば、
天下統一シリーズは、領地拡大を主としたコンセプトの作品なんだ。
そして、ゲームで一番大切なゲームバランスも戦国シミュレーションゲーム随一良さを誇ると言われたほどなんだ。
天下統一シリーズは、89年から2008年まで全部で5作制作されているよ。
特にPC-98時代に発売された、天下統一(1989年)と天下統一II 乱世の覇者(1991年)は名作ゲームとして名が高い作品なんだ。
天下統一シリーズのご紹介
ここで天下統一シリーズの一覧を紹介させて頂きます。
作目 | 発売年 | ゲームタイトル | 評価 | 対応機種 |
1作目
|
1989年 | 天下統一 | 名作 | PC-9801 |
1999年 | 復刻版・天下統一 | 名作 | Windows | |
2作目
|
1991年 | 天下統一II 乱世の覇者 | 名作 | PC-9801 |
1997年 | 天下統一 ~乱世の覇者~ | 名作 |
Windows
|
|
1999年 | 天下統一 ~相剋の果て~ | 名作 | ||
3作目 | 2001年 | 天下統一III | ||
4作目 | 2002年 | 天下統一IV | ||
5作目 | 2008年 | 天下統一V |
天下統一シリーズの一覧を見て頂くと、1作目と2作目は、名作タイトルと言われているんだけれど、
Windows時代の天下統一III(2001年)の頃から作品の完成度が落ちていってしまうんだ。
この頃のゲームメーカーは、家庭用ゲーム機に参入するか、18禁ゲームでパソコンに残るかの二者択一を迫られた頃だからね
それが作品に影響を与えてしまったみたいだね。
システムソフトのもひとつの看板ゲームだった大戦略も同じように、Windows時代に作品の質が落ちてしまったからね。
おすすめの天下統一シリーズは?
ということでおすすめの天下統一シリーズは、
PC-98時代に発売された、天下統一(1989年)と天下統一II 乱世の覇者(1991年)だね。
そしてその1作目と2作目をWindows版に移植した作品もおすすめだよ。
天下統一シリーズのご紹介
ここで、天下統一シリーズの名作と言われる1作目と2作目を中心に作品紹介をさせて頂きます。
第1作信長の野望と双璧をなした作品天下統一(1989年)
第1作目の天下統一(1989年)は、信長の野望シリーズとは違った路線と提示した作品であり、史実の再現性とゲームとしての面白さを高い所でバランスを取った名作だよ。
とかく中盤以降だれてしまいがちな歴史シミュレーションとは、一線を画しているんだ。
これは、信長の野望シリーズでも最高傑作と言われる信長の野望 天翔記(6作目・1994年)など一部の作品でしか到達できてない、領域を実現できていることはすごいことだね。
そしてゲームの最後は、天下を分けての大戦(いくさ)となり、緊張感がいつまでも維持されるのは見事の一言だよ。
第2作目 初代の完成度を引き継ぎ更に高みへ天下統一II 乱世の覇者(1991年)
初代天下統一のコンセプトである領国拡大を、さらに進化させた続編が天下統一IIだよ。
前作に比べ多くの新システムが導入されているよ。またボリュームも大幅アップ。
シンプルだった戦に多様な要素が加わる事により、攻めの幅が広がったのだ。
天下統一シリーズの特徴である士気の要素をさらに発達させた事により、
攻める経路を考える必要が出たり、謀略により寡兵で敵を打ち破れるようになったりと工夫する楽しさもあるよ。
また二つしかなかった武将の能力も三つに分けることにより、より史実に近い性格が出るようになった点も、武将を動かす楽しさを増したね。
本作のWindows版は天下統一シリーズの定番となり、未だに根強い人気があるほど。
IとII共に好評で、以降もこのままシリーズが続けば、やがて信長の野望シリーズと共に戦国シミュレーションの代名詞になるかに思えたー。
が、しかし・・・・
この後は衰退が顕著になる。
IIのほぼ10年後に出た続編IIIとその続編IVは、大きく期待を裏切る惨憺たる出来でゲーム性以前に製品として疑われるようなものであった。
そんなに劣化したの・・・
システムソフト・アルファーの質の低下は疑いようがなく、
Vの家庭用ゲーム機移植版の戦国天下統一にいたっては、クソゲーオブザイヤーの栄冠に輝くほどまでに落ちてしまったのだ。
ファミコンの伝説のゲームトランスフォーマー コンボイの謎(タカラ・1986年)みたいですね。
天下統一IとIIのような、他に類を見ない名作戦国シミュレーションゲームを知っている者からすれば、シリーズの現状は信じがたく目を覆わんばかりであった。
今となってはI、IIの優秀性を再認識するだけである。
ということで残念ながら、天下統一シリーズはPC98時代にあれほどの名声を得ていながら
歴史に闇に消えていった、悲しい作品でもあるのだ。
現在もAmazonなのでもWindows版は発売されているし、
PC98のエミュレータで98版を楽しむことも出来ますよ。
決して、天下統一III以降の地雷は踏まないでね。
今回はここまで次回は、
PC-9801時代のコーエーの名作三國志シリーズ
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をご紹介します。
ご視聴ありがとうございました。
トゥットゥルー♪
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