【第2回】信長の野望のシリーズ紹介
~シリーズの最高傑作と天翔記、中興の祖 烈風伝など~
今回はPC-98時代の作品を中心に信長の野望シリーズの紹介 をさせて頂きます。
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信長の野望のシリーズ紹介
1作目 完成度の高かった、シリーズの基礎信長の野望(1983年)
戦国大名となって全国を統一する歴史シミュレーション信長の野望シリーズの記念すべき第一作。
1作目では、プレイできる勢力は織田信長と武田信玄の2武将だけなんだ、
ゲームの目的は大名家の当主となり、内政で勢力拡大を繰り返して他の勢力を合戦で討ち滅ぼし全17国を支配下に治め全国統一すること。
経営の要素を含む戦略と戦術の両方を取り入れたゲーム性、日本の歴史上の実在した人物をプレイヤーキャラにしたことによる感情移入のしやすさ、
戦国時代の苛酷さを表現したシンプルかつシビアなゲームバランスは、
この時点でほぼ歴史シミュレーションの骨組みは出来上がっていたんだ。
後のシリーズも大半がキャラやシステムの追加、バランス調整等でゲームの方向性を変えているに過ぎないことからも、今作の完成度がいかに高いかを物語っているね。
当時、人を集めなければプレイできなかったボードシミュレーションゲームを手軽に一人でも遊べるようにした
コンピューター・シミュレーションゲームは、コンピューター上でテーブルRPGの再現を目指したウィザードリィなどと共通しているよね。
2作目信長の野望三國志のシリーズ、雛形信長の野望・全国版(1986年)
初代信長の野望から3年後の1986年9月発売された、2作目の信長の野望・全国版です。
初代で築かれたシステムをより洗練し、現在も続いている信長の野望のシリーズ、および三國志など歴史シミュレーションシリーズの雛形となった作品だよ。
ソフトの値段が当時の標準的なゲームソフトの価格と比べて、とても高価だったけど値段相応に楽しめためゲームだったよね。
最近の作品に慣れ親しんだユーザーには、ターンや部隊の概念などが、現在の作品とは少し違うから戸惑うかもしれないけど、
とてもシンプルで、シミュレーションゲームの初心者にもお勧めできる作品だよ。
全国版で搭載された方言モードのおかげで、思わず自分と同じ出身地方の武将を選んだユーザーも多いかも?
3作目信長の野望・戦国群雄伝(1988年)
信長の野望シリーズの第3作目。
前作が初代のバージョンアップ的な内容であったのに対し、
3作目はようやく新作と呼べるほどの進化を遂げた作品だよ。
奇数ナンバーは挑戦のタイトルなのだ。
前作までは、シンプルな設計でだった反面、どちらかと言えばボードゲームの延長部分も見受けられたけど、
3作目からは配下武将や合戦システムなどの新要素を取り入れるなど、ようやくコンピューターゲームとしての個性を打ち出す事ができた飛躍の作品だね。
後の信長の野望シリーズの基本となる要素も数多く取り入れられて、更にシリーズとしての完成度を高められた作品だね。
残念ながら信長の野望・戦国群雄伝では、九州、東北などが登場しないため人気の島津家伊達家などの武将ではプレイできないよ。
4作目文化の概念を取り入れた信長の野望・武将風雲録(1990年)
信長の野望シリーズの第4作。
武将や篭城戦という概念を取り入れて全国版(第2作)までのゲーム性を大きく変えた前作戦国群雄伝(第3作)。
でも、東北・九州でプレイできないなど不満があったよね。
本作の武将風雲録(第4作)では、その不満を解消し、規模は再び全国へと拡大したんだ。
そして文化というテーマを掲げて、更にシステムを発展させた作品となっているよ。
この作品のテーマである文化の概念を取り入れたことによって、
単なる合戦にとどまらず、戦国時代を更にリアルに表現する事に成功しているんだ。
システム自体も正統に進化していて、国盗り時代の信長の野望は無事に一つの完成形にたどり着くことができたんだ。
武将風雲録(第4作)は、今でもシリーズの傑作として名の挙がることも多い一作だよ。
後作の城取りやリアルタイムによる複雑さもないから、初めてシリーズに触れる人にもおすすめできる一作だね。
5作目 意欲作だったけど・・・信長の野望・覇王伝(1992年)
前作武将風雲録までは国取りゲームだったのが、覇王伝(5作目)本作からは、城取りになったよ。
奇数作の5作目だから、新しいシステムにも挑戦していて大規模なシステム改変が行わて戦略性が格段に上がったよ、
でも、論功行賞雑兵家宝などの戦国時代要素をゲーム上で再現しようとした意欲作だったけど、ゲームシステムにうまく昇華できなかったんだ。
そのためだろうか、前作や次作に比べあまりユーザーからの評価は高くない作品でもあるんだ。残念な作品だね・・・
次回作に乞うご期待 ♪
6作目 初期の最高傑作信長の野望・天翔記(1994年)
次回以降のシリーズに受け継がれたものも含め、他のシリーズ作品とは一線を画すシステムが多く取り入れられた作品だよ。
ゲームの目的は前作までと同じく、大名の一人を選び勢力拡大を繰り返して全国214の城を支配下に治める(全国統一)こと。
本作の天翔記では、軍団制によって従来の国盗りシミュレーションゲームにありがちだった中盤以降の中弛みや作業感を大幅に減らし、
且つ油断しているとあっという間に勢力図が書き換わるという緊張感を盛り込むことに成功しているよ。
それに才能値実行値の関係で無価値な武将を生みにくく育てる楽しみもあって、
全体のテンポも今までの作品に比べて格段に早く、バランスも良好でやりこみや繰り返し遊びやすいシステムもあって
初期信長の野望シリーズの最高傑作との声が高い作品だよ。
ちなみに、本作は菅野よう子さんが音楽を手掛けたシリーズ最後の作品だよ。
次回作の将星録からは山下康介さんが担当しているよ。
信長の野望シリーズも試行錯誤しながら進化を続けて、
6作目信長の野望・天翔記(1994年)で到達点に達した感じかな。
天翔記は、今でもプレイしているユーザーが多い作品だから
是非、一度はプレイしてほしいな。
PC-98での信長の野望の終焉
ここまでが、PC-9801で発売されていた作品で、7作目の信長の野望 将星録(1997年)からは、Windowsで発売されることになるんだ。
PC-9801で発売されたシリーズの中で一番最後に発売された、6作目の信長の野望 天翔記(1994年)で
最高傑作が登場したのは、うれしいかぎりだね。
Windows版の7作目以降の作品については、
名作と言われる、烈風伝(8作目)革新(12作目)大志(16作目)を紹介させて頂きます。
8作目シリーズ中興の祖信長の野望 烈風伝(1999年)
信長の野望シリーズの第8作目。
目的は全国にある64の本城を全て支配するか、32以上の本城を支配して征夷大将軍になった状態で他の全大名家と同盟を結ぶかでクリアになるよ。
ゲームの完成度は高くて、内政を売りにした作品だけあり、内政が好きなユーザーに特におすすめの作品だよ。
シンプルで分かりやすく、城の開発範囲が一律で政治能力が低い武将でも数を集めることである程度欠点を補えるなど、とても柔軟性が高い作品だよ。
戦争部分がやや低評価ながら全国1枚マップでの内政や威信システムなど、後に引き継がれた要素を多数備えたシリーズ中興の祖というべき作品だよ。
前作に引き続き、山下康介さんが手掛けたBGMは秀逸、
ユーザーからの評価も高いよ。
7作目の信長の野望 将星録(1997年)で挑戦した箱庭、内政システムをうまく改善して出来上がった作品でもあるね。
僕が最もやりこんだ作品でもあるから、考え深いなー。
よく道路作りに没頭していたなー。
内政好きだね♪
おすすめのプレイ方法は、全国制覇だと途中でダレでしまうから、
ショートプレイモードの地方統一を目的にして島津家で九州統一や伊達家で東北統一を目指すほうが面白いよ。
12作目 信長の野望 革新(2005年)
信長の野望シリーズ第12作目。
8作目の信長の野望 烈風伝(1999年)以来なかなか、
良作の作品が登場しなかった中でようやく完成度の高い信長の野望が帰ってきたよ。
これまでのシリーズの傾向として、奇数作で全体のシステムをがらりと変更して、偶数作はその発展系である事が多かったけど、
本作の革新では前作の天下創世(2003年)の要素は引き継がないで、完全にシステムを刷新した完全新作だよ。
それまでの信長の野望シリーズ作品の良点をうまく拾いつつも、フルリアルタイム制や技術革新という独自の要素が加わって、適度にまとめられたシステムも相まって
ゲームとしての面白さはシリーズでも最高峰だよ、最近の信長の野望シリーズの中では一番の人気を誇っている作品だよ。
今回はここまで次回は、
信長の野望の時代背景、信長の野望のライバル天下統一をご紹介させて頂きます。
ご視聴ありがとうございました。
トゥットゥルー♪
コーエーゲームの歴史はPC-9801シリーズの歴史
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