第2回ドラゴンクエストが、お城からスタートするのはなぜ？

ご訪問ありがとうございます。前回からのつづき。

第1回ドラゴンクエスト企画スタート、さまざまな問題に立ち向かう制作チーム　

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2020.03.26

1985年11月から制作がスタートした『ドラゴンクエスト』もようやく
『試作バージョン』の完成を迎える。

『試作バージョン』って？

『試作バージョン』とは、

ゲームプログラムの開発が終了した段階のことで、
一応ゲームで遊ぶことは、プレイできる状態にあるんだ。

ここから、実際にゲームで遊んでみて、おもしろいゲームになるように
調整をしてゆくんだよ。

ふーん

ここで、少し『ドラゴンクエスト』の制作工程をご紹介させていただきます。

『ドラゴンクエスト』の制作工程は、大きく4つ段階に分かれているんだ。

1つ目が、ゲームの全体像を考える、『企画』の段階。

2つ目が、その企画から『シナリオ作成』と『プログラム』を行う段階。

3つ目が、そして完成したシナリオとプログラムから、実際にゲームプレイをしてみて『ゲームのバランス調整』を行い、ゲームを完成させます。

そして、4つ目の段階は、完成ゲームを『任天堂』に納品でしてROM製造をしてもらい玩具問屋を通してお店に並ぶ。

というのが、大きな流れなんだ。

第1段階が、『ゲームの企画』を決定すること。

第2段階が、『シナリオ作成』と『プログラム開発』

第3段階が、『ゲームのバランス調整』

第4段階が、『ゲームの製造・販売』

って感じですかー。

そうだね。

『試作バージョン』の完成とは、

2つ目の『シナリオ作成』と『プログラム』開発が終わった段階で、
次に、3つ目の段階に移行して、

実際にゲームをプレイしてみて『ゲームのバランス調整』を行うんだ。

もうほとんどゲーム完成しているんじゃないんですか？
もう遊べるんだし。

そのまま販売しちゃってもいいのでは？

いやいや『ドラゴンクエスト』制作チームにとっては、ここからが正念場なんだ。

『ゲームのバランス調整』を徹底的に行わないと

バグも発生するし、ゲーム途中でまったく進めなくなったり、
ゲームスタートでいきなり『ゲームオーバー』ってことも起こりかね何んだ。

ありゃー、それは困るね。

実際、制作チームは、ゲームプレイを『モニター』してみると

思いも寄らないことが起こってしまったんだ。

そして、今回のタイトル疑問

『ドラゴンクエスト』が、お城からスタートするのはなぜ？
も解き明かされるよ。

ここから、『ドラゴンクエスト』制作チームの堀井雄二さんの証言を見てみよう。

『ゲームオーバー』

『ふーん』

『ゲームオーバー』

堀井雄二さんの人柄が、あらわれているメッセージだね。

『ドラゴンクエスト』制作チームは、

子供たちに、RPGゲームを楽しく体験してもらおうと
さまざまな配慮をしてあることが、よくわかるね。

たしかに『ドラゴンクエスト』をプレイしている時に、

『宝箱を開けたり』、『防具を装備』することも自然に覚えた気がするよ。

堀井雄二さんたちの、子供たちへのきめ細かな配慮が、

『RPGゲーム』という、難易度の高かった大人のゲームを

子供たちでも楽しめる、『RPGゲーム』につくりあげたことが、

『ドラゴンクエスト』の人気の秘密かもしれないね。

今回はここまで、
ご閲覧ありがとうございました。

次回は、

『ドラゴンクエスト』堀井さんたち制作チームの証言集をご紹介します。

『ドラゴンクエスト』が、お城からスタートするのはなぜ？・制作チームの証言集

『ドラゴンクエスト』が、お城からスタートするのはなぜ？・制作チームの証言集ご訪問ありがとうございます。今回は、『ドラゴンクエスト』が、お城からスタートするのはなぜ？・制作チームの証言集をご紹介します。前回は、『ドラゴンクエスト』企画スタート...

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2020.03.26

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