【1985年キャラバン大会】大会後半、発想の転換から30万点を超え優勝～1985年 第1回ハドソンキャラバン大会「スターフォース」

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今回は、大会後半、発想の転換から30万点を超え優勝～第1回キャラバン大会「スターフォース」についてご紹介します。

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80年から2000年代のシューティングゲームについてご紹介します。

大会後半、発想の転換から30万点を超え優勝～第1回キャラバン大会「スターフォース」についてご紹介します。

第1回キャラバン公式認定ソフト「スターフォース」をご紹介します。

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暗黒の宇宙を、殺りくと略奪をくり返しながら進む、浮遊大陸ゴーデス。キミの使命は、「ファイナルスター」に乗りこみ、ゴーデスを破壊することにある。

当時大人気だった「ゼビウス」の弾幕をすり抜け地上の敵を精密射撃する快感とは違い「スターフォース」は連射の爽快感を教えてくれた。

しかし空中物と地上物とでショットを撃ち分ける必要がないからとやみくもに連打をしていると地上物に自弾を遮られ空中物を撃ち逃してしまう。画面上での自弾の数も限られているので無駄弾を撃っていると次弾が発射されるまでの一瞬の空白時間で敵機に突っ込まれてしまう。

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敵機は編隊を組んで飛来するので、たとえ連打数は少なくとも地上物を避けて無駄弾を撃たない正確な連射を心掛ければ戦局が一気に楽になり、さくさくとゲームを進められる。

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さらに「ゼビウス」との違いを明確にしたのがスコアアタックの楽しさ。ラリオス、ジムダステギ、そして浮遊大陸ゴーデスの謎、百万点ボーナス。

百万点ボーナスの謎を解くには浮遊大陸を一周する必要があり、インターネットもない時代、やりこみ、ファミコン雑誌、友達の口コミから情報を集めハイスコアを目指した時代だった。

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日本最大級の開催規模を誇った真夏の全国ゲーム大会「ハドソン全国キャラバン」。15年以上に及ぶ歴史の中では様々なジャンルの大会が行われたが、いまだ象徴的に語られるのはシューティング大会の時代だ。

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制限時間2分間以内の得点を競う予選。そこから上位数十名を選抜し、今度は制限時間5分間でチャンピオンを決める。これが定番ルール。こうした時代だけでも7年、大会会場数はのべ340以上にも及びんだ。

こうしたシューティング時代、いや、ハドソン全国キャラバンそのものの第一歩が歴史に記されたのは、1985年7月24日のことである。そしてその大会競技が、この「スターフォース」であった。

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ハドソン全国キャラバンは主に日本を南北2ブロックに分け、それぞれを担当する開催部隊がライブツアー形式で各地を巡回して、ゲームの得点や成績を集計して日本一を決定するシステムを採用していた。

そのため、前述した「歴史の第一歩」には2つの開催地が記されている。ひとつは北海道のダイエー札幌麻生店、もうひとつは九州のダイエー鹿児島店。この時の5分間最高点数は、札幌が21万9900点、鹿児島が20万9500点となっている。

この年の大会は、ハドソンが当時発売を始めたオリジナルジョイスティックの使用しか認められておらず、参加者のジョイスティック経験量が点数に色濃く表れた点は否定できないだろう。

ハドソン　ジョイスティック | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

日数を経て経験増や情報の周知が進んだツアー中盤戦の頃には、得点が上昇かつ安定傾向を示すようになり、26~28万点台の激しい争いが各地で繰り広げられた。

しかし、8月17日の千葉県船橋大会でそれは一変する。ここで初めて30万点の大台突破されたのだ。一気に1万点以上の更新である。

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この30万点超えを狙うにはある条件が必要になってくる。それは5分間の終盤で2度目の「ラリオス(5万点ボーナス)」を出現させ、撃破した上で「ガンマターゲット(ボス)」を倒すこと。

「スターフォース」の空中キャラと地上キャラには得点とは異なるポイント設定がされており、それが一定数たまることでエリアターゲットが出現するシステムになっている。

それを逆手にとって、ポイントを計算しながらゲームを進め、任意のタイミングで(この場合、ラリオスを出した後に)「ガンマターゲット」を呼び出すのである。

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敵を意図的に倒さないことも必要なので、やみくもに攻撃していては逆に達成が困難になる。発想の転換と言ってもよい。このポイント調節にはある程度敵キャラを逃す必要も出てくるが、2度目のラリオスがもたらすボーナスは、そうしたロスを補って余りある。

まさに「肉を切らせて骨を断つ」だ。こうした発想の転換による大逆転劇は、後のキャラバンでも頻繁に起こり、数々のドラマを生み出した。

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