第1回ドラゴンクエスト企画スタート、さまざまな問題に立ち向かう制作チーム　

ご訪問ありがとうございます。

今回は、『ドラゴンクエスト』制作開始、トラブル続きの制作チーム
をご紹介します。

『ドラゴンクエスト』の企画がスタートする。

そして、まず最初に持ち上がったのが『セーブ問題』なんだ。

『セーブ問題』？

そう、『ドラゴンクエスト』が制作された1986年頃は、
まだ『ファミコン』のゲームカセットには、セーブ機能が付いていなかったんだよ。

『ドラゴンクエストシリーズ』で、セーブ機能が付けられるようになるのは、
1988年に発売された、『ドラゴンクエスト3』からなんだ。

『ドラゴンクエスト』のような『RPGゲーム』の場合、1日遊んだゲームをリセットして終わりというわけにはいかない。

『RPGゲーム』は、何日もプレイしてはじめて『エンディング』にたどり着くゲームだからね。

それで、考えついたのが『パスワード方式』。

パスワード方式？

そう、1日遊んだゲームの内容を、『パスワード』という形で紙にメモしておいて、

次の日に遊ぶ時は、その『パスワード』を入力すれば、

昨日遊んだゲームの続きから遊べるというわけだよ。

おー、それは便利だね。

でも、それがなんで問題なの？

『ドラゴンクエスト』では、データが多すぎて『パスワード』が長くなってしまうんだ。

『パスワード』にするために必要なデータは、

キャラクターのレベル、経験値はもちろん、ちからなどの各キャラクターのステータス。

それに武器、防具、持ち物、キャラクター名などなど

これをパスワードにすると、いったい何文字になるやら

ひえー

あんまり長いパスワードだと、パスワードをメモる気力がなくなりそうですー。

それに、間違いそうですね。

そういえば『ドラゴンクエスト2』をプレイしていた時、

『パスワードメモ』が違っていて

泣く泣く最初から始めた経験があります。

『ドラゴンクエスト』企画スタートの段階からいきなり壁にぶち当ったんだ。

『パスワード問題』を解決させたのは、

『ドラゴンクエスト』のメインプログラマーで
若干22歳の学生だった、中村光一さんなんだ。

中村さんは、チュンソフトの社長として、『ドラゴンクエスト4』までプログラマーとして活躍する一流プログラマーだよ。

『パスワード問題』が解決した会議で、堀井雄二さんは、新たなアイディアを思いつくんだ。

おー、おもしろいね。それでいこう。

これで、パスワードの『セーブ問題』も解決して、

しかも、お城で王様に会うと、『復活の呪文』を教えてくれるというのもおもしろいですね。

『ドラゴンクエスト』の制作では、その後もいろいろ問題がが起こったんだけど、
その都度、いろんな技を駆使して完成に近づけていったんだよ。

『ドラゴンクエスト』の制作自体が、『RPGゲーム』ですね。

そう、例えば『メモリ問題』もあったんだ。

『メモリ問題』？

制作チームは、『ドラゴンクエスト』開発中に、

『メモリ』を使い切ってしまったんだ。

当初、『ドラゴンクエスト』では、ゲームのメモリを『32キロバイト』で開発していたんだ。

ところが、開発途中で、『メモリ』を使い切ってしまった。

そこで、開発チームはメモリ容量を増設することにして

『32キロバイト』を2本用意にて、ようやく『メモリ問題』を解決させたんだ。

そして、『ドラゴンクエスト』制作チームは、『試作バージョン』を完成させることができたんだ。

ところが、ここで大きな問題にぶち当たる。

今回はここまで

次回は、

『ドラゴンクエスト』の『試作バージョン』をようやく完成させた、制作チーム。

しかし、ゲームをプレイしてみると・・・・

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2020.03.26

ご閲覧ありがとうございました。

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