第8回『CPU』搭載ゲームとの出会い – スペースインベーダー誕生秘話
今回は『CPU』搭載ゲームとの出会い – スペースインベーダー誕生秘話 をご紹介します。
『西角』さんが、最新のテクノロジーの『CPU』を搭載したゲーム機に出会ったのは、
1976年が『アーケードゲーム』の『インターセプター』を完成した頃だった。
その『CPU』搭載したゲームとは『ミッドウェイ社』の1976年に発表された
『アーケードゲーム』の『ガンファイト』と『シーウルフ』なんだ。
『ガンファイト』と『シーウルフ』?
『アーケードビデオゲーム』初の『CPU』搭載ゲーム『ガンファイト』
『ガンファイト』は
『西角』さんが1975年に開発した『ビデオゲーム』の『ウエスタンガン』を当時、密接な関係にあったアメリカの『ミッドウェイ社』とのライセンス契約で
アメリカで発売されたのが『ガンファイト』のことなんだ。
だけど『ミッドウェイ社』は
『西角』さん『ウエスタンガン』をアメリカで販売するときに『CPU』の『8080』を搭載した基板に載せ替えて、
『ガンファイト』というゲームタイトルで販売したんだ。
この『ガンファイト』は『アーケードビデオゲーム』初の『CPU』搭載ゲームなんだよ。
へー、すごいね。
『ミッドウェイ社』の『シーウルフ』とは
そして、もう1台のゲーム機は、『ガンファイト』を発表した『ミッドウェイ社』の『シーウルフ』なんだ。
『シーウルフ』は、こんな感じの『潜水艦』の『シューティングゲーム』だよ。
『シーウルフ』は『タイトー』を通して日本の『ゲームセンター』に販売されたから
『西角』さんは『開発部』の『研究室』で『シーウルフ』の『基板』を見ることが出来たんだ。
『ハードウェア』の限界
『西角』さん
『シーウルフ』は、大ヒットしたわけじゃないんですけど
『基板』に『CPU』が使われていたんですよ。
丁度、その頃『アーケードゲーム』の『インターセプター』というゲームを開発していたんだです。
『インターセプター』は、
『ジェット戦闘機』の『ドッグファイト』を楽しむ『シューティングゲーム』なんです。
このゲームは『ハードウェア』の『デジタルIC』ですべて作られているのです。
このゲームで『敵』の『飛行機』が沢山出てくるんですよ。
例えば『敵』の『飛行機』があった3機あった場合、
その『敵』の『飛行機』を『A』『B』『C』とすると、
その『飛行機』ごとに『回路』を作らなければならないんですよ。
『飛行機』『A』用の『回路』
『飛行機』『B』用の『回路』
『飛行機』『C』用の『回路』とかのように
それに『プレイヤー』が打つ弾用の『回路』とか
背景にある『雲』には『雲』用の回路が必要になるんですよ。
『ゲーム』を作り込めば、作り込むほど『デジタルIC』や『基板』
どんどんが増えていくんですよ。
『CPU』を搭載した『ガンファイト』や『シーウルフ』との出会い
これは、『ハードウェア』でもゲーム作りは限界に近いなー
と思っていた時に
『CPU』を搭載した『ガンファイト』や『シーウルフ』に出会ったんですよ。
『CPU』を搭載したゲームなら
『プログラム』を書けば
『デジタルIC』はそんなに必要なくなりますからね。
『CPU』搭載ゲーム『シーウルフ』の解析
それで、『CPU』搭載されたゲームって
どういう構造で作られているんだろうと、興味を持ったので
『シーウルフ』を解析してみたんですよ。
『プログラム』も解析してみまして、
それから『CPU』 や『プログラム』の勉強を始めたんです。
『ハードウェア』のゲームと『CPU』搭載ゲームとの決定的な違いは?
『ハードウェア』のゲームと『CPU』搭載ゲームとの決定的な違いは何ですか?
そうですねー、やっぱり『ハードウェア』でゲームを作るのは、
職人技なんですよね。
職人技ですか?
はい、結構『ノウハ ウ』が必要なんですよ、
『電子回路』の知識とか、長年ゲーム開発をした『経験』が必要なんですよ。
『CPU』搭載ゲームのメリット
『CPU』搭載ゲームは、
『ソフトウェア』である『プログラム』でゲームを作ることになりますから
当時は『アセンブル言語』という『機械言語』に近い『プログラム』ですけど
それでも『プログラム』さえ勉強すれば『ゲーム』がつくれるようになるんですよ。
もちろん『CPU』を搭載した『基板』をつくるのは、
ちょっと難しいかもしれませんけど、
1 回できてしまえば、後は『プログラム』を書くだけですから
比較的に簡単に、自由にゲームができるっ ていう長所はありますね。
私達が『ハードウェア』でゲームを作ってた頃は、
『ゲーム』を1つ作るにも『電子回路』の設計や『基板』つくりまですべて作らなければなりませんし。
次のゲームを作る時は、また『ゼロ』から作り直さなければならないんですよ。
『CPU』を搭載したゲームなら『プログラム』を書くだけで作れますからね。
『スペースインベーダー』で『CPU』を搭載した理由
『スペースインベーダー』の開発は
『CPU』を搭載をしたので『プログラム』でゲームが作れたので
ゲームの幅が広がりましたね。
私が『スペースインベーダー』の構想を描き始めるきっかけになった
『アタリ社』の『ブレイクアウト』 は
『CPU』を搭載したゲームではなくて『ハードウェア』で作られていたんです。
『スペースインベーダー』は『ブレイクアウト』よりも
もっと複雑なゲームにしてみたかったんですよ。
例えば『敵』の『インベーダー』に沢山の種類があったり、
『アニメーション』のように、動いたり、複雑な動きをしたり出来るようにしたかたんっですよ。
『インベーダー』に思考能力を
それに、『インベーダー』に思考能力を持たせたかったんです。
思考能力ですか?
はい、例えば『敵』の『インベーダー』も
『プレイヤー』が『弾』を打ってくると、打ち返してくるとか
少し、時間をたってから打ってくるとか、
『インベーダー』にもいろいろな『攻撃』パターンを持たせたかたんですよ。
『プレイヤー』から見ると
『相手』も考 えて撃ってきているんじゃないか
と思ってくれるようなゲームにしたかたんです。
そうすれば、ゲームが面白くなるんじゃないかと思ったんですよ。
『CPU』 を使い始める時のライバル会社 は?
『CPU』 を使い始める時の『ライバル』と思っていた会社はありましたか?
当時『CPU』を搭載したゲームを作っていたのが、
『ミッドウェイ社』でしたから、ライバル会社いうよりも、先生でしたね。
何とか『ミッドウェイ』を追い越してやろうというのが目標でしたね。
その時は、まだ『アタリ社』も CPU で使ったゲームを本格的には出してなかったと思いますから。
当時ヒットしていた『アタリ社』の『ブレイクアウト』も『CPU』搭載機ではなかったですし
『ミッドウェイ社』が『CPU』搭載のゲームで
1番最初にヒットさせましたからね。
『デジタルIC』で作られた『ビデオゲーム』までは、
『アタリ』を目標にしてたん ですけど、
『CPU』搭載のゲームでは、『ミッドウェイ』が目標でしたね。
今回はここまで
次回は、いよいよ『西角』さんが『スペースインベーダー』の開発を開始する。
しかし、その前にはじめての『CPU』搭載機を開発のために
開発環境を作らなければならなかったんだ。
『スペースインベーダー』の開発をはじめたのは、1977年。
まだ『パソコン』は、
よくやく『セミキットパソコン』などが発売されはめた頃
まして『アーケードゲーム』の開発に利用できるような
高性能な『パソコン』はなかったんだ。
そこで、『西角さん』は、半田ごてを片手に
『スペースインベーダー』の開発環境を自作で作り始めるんだ。
『半田ごて』を使ってつくるのがすごいですね。
ご閲覧ありがとうございました。
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