【ガンプラブーム】ガンダムMSV・書籍作品（ストーリーブック,HOW TO BUILD GUNDAM,コミックボンボンなど）のご紹介

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今回は、ガンプラブームMSV（82~84年）時代に発表されたMSV・書籍作品（ストーリーブック,HOW TO BUILD GUNDAM,コミックボンボンなど）をご紹介します。

ガンダム作品（アニメ・映画・漫画・ガンプラなど）関連のサイトマップをご紹介します。

MSV（モビルスーツバリエーション：MOBILE SUIT VARIATION)とは、ガンプラブームの終焉（81~83年）時に誕生したテレビアニメ『機動戦士ガンダム』をベースに、

• プラモデル（MSVシリーズ）や
• 雑誌・書籍（コミックボンボン、HOW TO BUILD GUNDAM 1＆2等）など複数のメディアで展開されたメカニックデザイン企画です。

MSV（モビルスーツバリエーション）のガンプラ作品は、劇場版『機動戦士ガンダム・三部作』の上映が終了した（81~82年）、83年から84年に展開され、

• アニメに登場する機体のバリエーション、
• より掘り下げた機体設定、
• エースパイロットの設定などが発表された「一年戦争」という舞台の世界観が広がり、作品自体にも深みが増すことに貢献することになります。

更に、1985年に機動戦士ガンダムの生みの親である富野由悠季さんが手掛ける、続編TVアニメ、Zガンダム放映（85~86年）までのつなぎ役として、ガンダム人気を支える役割も果たしていました。

今回は、『機動戦士ガンダム』の世界観をより深い物語に広げてくれた貴重なMSV雑誌・書籍（コミックボンボン、HOW TO BUILD GUNDAM 1＆2等）をご紹介させて頂きます。

MSV（モビルスーツバリエーション）の書籍は、時代ごとに2つに分類することができます。

• 1つ目が、MSV（モビルスーツバリエーション）が立ち上がる前の
• 講談社が発行した、
  • 劇場版 機動戦士ガンダム アニメグラフブック、
  • TV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック 、
• みのり書房、『宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY』月刊OUT8月号別冊、
• ホビージャパン、HOW TO BUILD GUNDAMの登場によって、TVや劇場版『機動戦士ガンダム』では描かれていなかった、機体のバリエーション（ザクIIなど）や設定が発表された時代。

2つ目が、

• バンダイ（MSVガンプラや模型情報）や
• 講談社（コミックボンボン、MSV書籍など）、
• メカニックデザインの大河原邦男さん、
• 小田雅弘（ストリーム・ベース：モデラー集団）などがチームを組み、MSV（モビルスーツバリエーション）企画が次々と発表していた時代です。

機動戦士ガンダムの世界観に深みを与えてくれた、MSV（モビルスーツバリエーション）が誕生するまでの流れをご紹介します。

MSV企画の始まりは、

• 「怪獣倶楽部」所属のフリーライターで当時『テレビマガジン』編集長だった安井尚志さんと
• 氷川 竜介さん（フリーライター）が、書籍『劇場版 機動戦士ガンダム アニメグラフブック』（1981年5月）を執筆するにあたり、
• ガンダムのメカニックデザインを担当していた、大河原邦男さんに新たな設定画を打診したことから動き出します。

そして大河原邦男さんが描いたのは、テレビに登場しない

• 湿地帯用ザク、
• 砲撃戦用ザク（後のザクキャノン）、
• 水中型ザク（後のザク・マリンタイプ）、
• 砂漠戦用ザク（後のザク・デザートタイプ）の4種類（ザクバリエーション）でした。

続いて、

• 2作品目の『劇場版 機動戦士ガンダムII アニメグラフブック』（1981年9月）、
• 『劇場版 機動戦士ガンダムIII ストーリーブック（1982年）』、
• 『テレビ版 機動戦士ガンダム ストーリーブック（2~4巻：81年）』でも、
• 新たなザクとグフ、ドムの中間機（後のYMS-08A 高機動型試作機・ドム）やジオング完成型（後のパーフェクトジオング）のイラストが発表され、ガンダムファンの中で話題を呼ぶことになります。

1981年9月、みのり書房から月刊OUT8月号別冊として『宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY』（1981年9月）が発売されます。

そしてこの書籍の「グラフィック ジオン戦記（GUNDAM MECHANICS）」には、SF考証や兵器解説・戦史に非常に詳しい松崎健一（脚本家）や編集長・大徳哲雄により、機動戦士ガンダム世界の背景にある

• 「ミノフスキー粒子」や、
• 「ブリティッシュ作戦」、
• 「流体内パルスシステム」、
• 「AMBACシステム」といった用語の解説、
• モビルースーツ、ゲルググとギャンの開発における競合関係、
• そしてZEONICなどの兵器メーカーなどの裏設定の説明、
• 更に、大河原邦男さん（メカニックデザイナー）の描いた「ザク・バリエーション（劇場版 機動戦士ガンダム アニメグラフブック掲載）」の影響を受けた「高機動型ザクII（MS-06R）」が設定などの記事が掲載されることになります。

さらに雑誌「ホビージャパン」が発行していた『HOW TO BUILD GUNDAM』（1981年7月）に模型サークル「ストリーム・ベース」の「ザクバリエーション」を模型として立体化され、

翌年の1982年5月に出版された『HOW TO BUILD GUNDAM 2』では、ストリームベース」による

• 「黒い三連星仕様ザク06R」
• 「ジム・キャノン」
• 「ゲルググキャノン」の立体模型が発表されることになります。

その後、

• 『テレビマガジン』編集長の安井尚志さんを中心に
• 「ストリーム・ベース（モデラー集団）」の3人（小田雅弘、高橋昌也、川口克己）に「クラフト団」が誕生し
• 『SFプラモマガジン』では、小田雅弘さん（ストリーム・ベース）が設定を作り、大河原さんがデザインを起こすという後の「MSV」への基礎ができあがることになります。

1981年11月には、雑誌『コミックボンボン（講談社）』が創刊され、当時人気だったロボットアニメの

• 『機動戦士ガンダム』、
• 『太陽の牙ダグラム』や
• 『戦闘メカ ザブングル』などの記事が積極的に掲載され、

更に1982年1月には「クラフト団」が全面協力していた『プラモ狂四郎』連載開始され、オリジナルモビルスーツ「パーフェクトガンダム」の登場により、人気はピークに達することになります。

1983年から84年にかけて『コミックボンボン』にガンダムMSV エースパイロット列伝（石橋謙一）が連載され、

ここから今も人気の

• ジオンのエースパイロット、ジョニー=ライデン（83年12月号~84年2月号）や
• シン=マツナガ（84年3月号~7月号）が登場するなど、ガンダムMSVシリーズの記事も積極的に掲載するようになります。

1982年、ガンプラブームの真っ只中のバンダイは、主力商品（ガンプラ：1/144）のラインナップは34キットを超え、アニメ・ガンダムに登場するMS・MAをすべて発売しつくしてしまいます。

新商品として「試作メカ・モビルスーツ」シリーズ（アッグ、アッグガイ、ジュアッグ、ゾゴック：82年7月~11月）の発売を開始することになります。

アニメ作品に登場していないメカを発売するのは、プラモデル業界では異例の出来事でしたが、

• この未登場MSシリーズ（アッグ、アッグガイ、ジュアッグ、ゾゴック）はガンダムファンにの好評に受け入れられ、
• その反響からバンダイは、ストリーム・ベースが提案するモビルスーツバリエーションのプラモ化を決断することになります。

こうして

• バンダイ（MSVガンプラや模型情報）、
• 講談社（コミックボンボン、MSV書籍など）、
• メカニックデザインの大河原邦男さん、
• 小田雅弘（ストリーム・ベース：モデラー集団）などがチームを組み、MSV（モビルスーツバリエーション）企画が次々と発表されるようになります。

1983年4月には、記念すべき第一弾のMSVガンプラ、

• ザクII（MS-06R）
• ザクキャノン（MS-06K）
• プロトタイプド（YMS-09）が発売されることになります。

MSV企画にお携わったスタッフたちをご紹介します。

• プロデューサーには、安井尚志（テレビマガジン・編集長）さん
• シリーズ構成や解説、設定は、主に小田雅弘さん（ストリーム・ベース）が担当し、
• それをもとにメカニックデザイナーの大河原邦男さんがデザインを起こすというチーム連携、
• そして印象的なボックスアートには、
  • イラストレーターの巨匠、小松崎茂さんの内弟子だった上田信と
  • ザブングルやマクロスなどのボックスアートにも携わっていた、石橋謙一が担当しています。

【ガンプラブーム】ガンダムMSV・書籍作品（ストーリーブック,HOW TO BUILD GUNDAM,コミックボンボンなど）をご紹介します。

【MSV以前】MSV（モビルスーツバリエーション）が立ち上がるきっかけとなった書籍をご紹介します。

1981年に発売された劇場版 機動戦士ガンダム アニメグラフブック(講談社)をご紹介します。

1981年に発売された劇場版 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 アニメグラフブック(講談社)をご紹介します。

1982年に発売された劇場版 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙 ストーリーブック(講談社)をご紹介します。

1981年に発売されたTV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック 1(講談社)をご紹介します。

1981年に発売されたTV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック 2(講談社)をご紹介します。

1981年に発売されたTV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック 3(講談社)をご紹介します。

1981年に発売されたTV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック 4(講談社)をご紹介します。

1981年に発売されたHOW TO BUILD GUNDAM(ホビージャパン)をご紹介します。

1982年に発売されたHOW TO BUILD GUNDAM 2(ホビージャパン)をご紹介します。

2009年に発売されたHOW TO BUILD GUNDAM & HOW TO BUILD GUNDAM 2【復刻版】(ホビージャパン)をご紹介します。

1981年に発売された『宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY』月刊OUT8月号別冊(みのり書房)をご紹介します。

2000年に発売されたGUNDAM CENTURY RENEWAL VERSION(銀河出版社)をご紹介します。

機動戦士ガンダムの世界世界観を深めてくれた貴重なMSV（モビルスーツバリエーション）関連書籍をご紹介します。

1983年に発売された模型情報・別冊 MSバリエーション・ハンドブック1(バンダイ)をご紹介します。

1983年に発売された模型情報・別冊 MSバリエーション・ハンドブック2(バンダイ)をご紹介します。

1983年に発売された模型情報・別冊 MSバリエーション・ハンドブック3(バンダイ)をご紹介します。

1983~84年に発売された模型情報 1983年7月号（Vol.47）～1984年5月号（Vol.57）(バンダイ)をご紹介します。

1984年に発売された模型情報 1984年6月号（Vol.58）(バンダイ)をご紹介します。

非売品年に発売されたHISTORY OF MOBILE SUIT(バンダイ)をご紹介します。

2010年に発売された模型情報・別冊 MSバリエーション・ハンドブック復刻版(アスキー)をご紹介します。

1983年に発売された講談社の機動戦士ガンダム MSVコレクション(講談社)をご紹介します。

1983年に発売された機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション (1) ザク編(講談社)をご紹介します。

1983年に発売された機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション (2) ジオン軍MS・MA編(講談社)をご紹介します。

1983年に発売された機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション (3) 連邦軍編(講談社)をご紹介します。

2006年に発売された〈復刻版〉機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション (1) ザク編(講談社)をご紹介します。

2006年に発売された〈復刻版〉機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション (2) ジオン軍MS・MA編(講談社)をご紹介します。

2006年に発売された〈復刻版〉機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション (3) 連邦軍編(講談社)をご紹介します。

1982~83年に発売されたコミックボンボン 1983年2月号～1983年11月号(講談社)をご紹介します。

1983~84年に発売されたコミックボンボン 1983年12月号～1984年7月号(講談社)をご紹介します。

1985年に発売された機動戦士Ζガンダムを10倍楽しむ本(講談社)をご紹介します。

ガンダム作品（アニメ・映画・漫画・ガンプラなど）関連のサイトマップをご紹介します。

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ロボット（ガンダム・スパロボ）ゲームのサイトマップをご紹介します。

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RPGのサイトマップをご紹介します。

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