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クリップスタジオペイント「ペンツールで線を描く方法」のご紹介

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クリップスタジオペイント「ペンツールで線を描く方法」のご紹介

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今回は、クリップスタジオペイント「ペンツールで線を描く方法」を紹介します。

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■線画を描く
線画用ツール(鉛筆|ペン|消しゴム|ベクターレイヤー)|ブラシ調整|下描き|テクニック|
紙に描いた線画を読込(その1|その2|下描きレイヤー|色や不透明度の変更)|
定規(基本1|基本2|パース定規(その1|その2)|対称定規|特殊定規||3D空間)
■塗り技法
下塗り|ツール(水彩画|油彩||マーカー|パステル|エアブラシ|なじませる|グラデーション(基礎||))
|塗り残しの対処|塗色の変更|合成モード|パーツ分けとクリッピング|キャラクター下地|影塗り|光を描く|肌の塗り方||)
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■技法
▽水彩塗り(ツール基本|混色|白と黒を使わない混色|にじみ|絵の具だまり|質感を出す|)|
▽厚塗り(ツール基本|風景を描く)|グリザイユ画法(基本|モノクロ下絵用環境|空気・色彩遠近法|合成モード)
■画像の加工(色調補正|色と光の演出|グロー効果|遠近感を出す|写真のトーン化)
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基本 空気・色彩遠近法|雲の種類と名称|光源で変わる色|白と黒を使わない混色
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「ペンツールで線を描く方法」のご紹介

柔らかな線が得意な「鉛筆」ツールに対し、ハッキリとした綺麗な線を描くことができる「ペン」ツールは、線画の作業などに向いています。ここでは「ペン」ツールをご紹介します。

「ペン」ツールの特徴

「ペン」にはGペンや丸ペン、カブラペンなど、くっきりとした線がひけるブラシが格納されています。ラフや下絵で描いたプレの多い線を綺麗にまとめる、俗にいう「清書」の際によく使用します。

Gペン

Gペン

丸ペン

丸ペン

カブラベン

カブラベン

「ペン」ツールの使い方

【1】「ペン」ツールを選択する

今回は「ツール」パレットの「ペン」→「ペン」タブ→「Gペン」を選択します。
今回は「ツール」パレットの「ペン」→「ペン」タブ→「Gペン」を選択します。

【2】実際に描く

ペンと色を選択したら、実際に描いてみます。
ペンと色を選択したら、実際に描いてみます。
「透明ピクセルをロック」やクリッピング機能を使えば、描いた線をあとから好きな色に変更することができます。

線の不透明度を設定する

ブラシの透明度は、「不透明度」という項目で変更することができます。P.57で紹介した「ブラシ濃度」とよく似た機能ですが、細かい違いがあるのでしっかりと押さえておきましょう。

【1】「不透明度」を変更する

ここでは「Gペン」を選択しておきます。「ツールプロパティ」パレットの「不透明度」のバーをドラッグすると、不透明度を変更することができます。ここでは「50」に変更します。
【1】「不透明度」を変更する
「不透明度」の数値が小さくなればなるほど、線は薄くなります。

【2】線の不透明度を確認する

キャンパスで実際に描くと、ブラシの透明度が変更されていることが確認できます。
【2】線の不透明度を確認する

「ブラシ濃度」と「不透明度」の違い

ブラシの濃度を変更する際、「鉛筆」ツールでは「ブラシ濃度」、「ペン」ツールでは「不透明度」を変更します。違いが分かりにくいのですが「ブラシ濃度を下げた場合、ペンを上げずに同じ場所でストロークし続けると、色が重なりどんどん濃くなっていきます。
「ブラシ濃度」と「不透明度」の違い
「不透明度」を下げた状態で同様に描いた場合、指定した不透明度以上の濃さにならず一定の薄さで塗られていきます。ブラシの種類によって「ブラシ濃度」の効果を得ることができないブラシもありますが、「ブラシ濃度」と「不透明度」は「サブツール詳細」パレット内から変更が可能なので、用途によって使い分けるのもよいでしょう。

線の入り抜きを設定する

「ツールプロパティ」パレットでブラシのカスタマイズができますが、「サブツール詳細」パレットを使用すれば、「線の入り抜き」などさらに細かなカスタマイズが可能になります。

【1】「サブツール詳細」パレットを表示する

今回は「ツール」パレットの「ペン」→「ペン」タプ→「Gペン」を選択します。「ツールプロパティ」パレットの図を選択して「サブツール詳細」パレットを表示します。
【1】「サブツール詳細」パレットを表示する

【2】変更したい項目を選択する

左側のメニューから「入り抜き」を選択します。右側にある「入り抜き」のプルダウンを選択して、「入り抜き「影響先設定」画面から変更したい項目にチェックを入れます。今回は「ブラシサイズ」を選択します。
【2】変更したい項目を選択する

【3】「入り」と「抜き」を変更する

下にある「入り」のバーをドラッグすると、上に表示されているブラシの左端のサイズ(=入り)が変更されます。さらにその下の「抜き」のバーを動かすと、今度はブラシの右端のサイズ(=抜き)が変更されます。好みの設定にカスタマイズしたら、描いてみて線の具合を確認しましょう。
【3】「入り」と「抜き」を変更する

線の滑らかさを設定する

CLIP STUDIO PAINTでは、ぼかしを強くしたり逆にクッキリさせたりと、線の滑らかさの調整ができるアンチエイリアスを適用することができます。

アンチエイリアスとは?

アンチエイリアスとは、ブラシの境界線を少しぼかすことで線のギザギザを目立たなくさせる機能です。アンチエイリアスがOFFの状態で線を引くと線がギザギザになりますが、アンチエイリアスを設定することでブラシの境界線が滑らかになり、より柔らかい線を引くことができます。

アンチエイリアスなし

アンチエイリアスなし

アンチエイリアスあり

アンチエイリアスなし

アンチエイリアスを設定する

【1】「アンチエイリアス」を変更する

「ツール」パレットの「ペン」→「ペン」タブ「Gペン」を選択します。「ツールプロパティ」パレットにある「アンチエイリアス」から設定を選択します。
アンチエイリアスを設定する

【2】効果を確認する

「無し」「弱」「中」「強」の4段階があり、強ければ強いほど境界線のぼかしが強くなります。
【2】効果を確認する
「レイヤープロパティ」パレットの「表現色」「モノクロ」の場合、アンチエイリアスの効果はありませんので注意してください。

アンチエイリアスはほかのツールでも設定できる

アンチエイリアスは、「消しゴム」や「選択範囲」ツールなどでも設定することができます。「ツールプロパティ」パレットに表示されていない場合は、「サブツール詳細」パレット内で変更が可能です。また「塗りつぶし」ツールなど、機能によってはアンチエイリアスの有無のみ設定できるものがあります。

手ブレ補正を設定する

「手ブレ補正」を利用すると自動的に線に補正が入り、綺麗に描くことができるようになります。設定から補正の度合いを調整することができるので、自分の筆圧や描き具合に合わせて調整しましょう。

【1】ペンを選択する

「ツール」パレットの「ペン」→「ペン」タブ→「Gペン」を選択します。
【1】ペンを選択する

【2】「手ブレ補正」を変更する

「ツールプロパティ」パレットにある「手ブレ補正」のバーをドラッグして変更します。数値が大きいほど補正が強くなります。
【2】「手ブレ補正」を変更する

【3】試し描きをして数値を調整する

0と100でそれぞれ文字、直線、円を描いてみて描き心地を確認します。「100」の場合、補正が強く入るため描画が少し遅くなりますが「払い」などが綺麗になります。
【3】試し描きをして数値を調整する
ペンタブレットでは一気に線を引くほうが綺麗な線が出るため、ゆっくり線を引くタイプの人は高めの方が描きやすいかもしれません。「0」との描き心地の差がかなりあるので、自分が描きやすい補正値を探してみてください。

ペンごとに筆圧を設定する

「サブツール詳細」パレットにある「入り抜き」では線の入り抜きの部分だけに影響しますが、「ブラシサイズ影響元設定」で設定すれば、線全体の筆圧を細かく調整することができます。

【1】ブラシサイズ影響元設定」画面を表示する

今回は「ツール」パレットの「ペン」→「ペン」タブ「Gペン」を選択します。「ツールプロパティ」パレットにある「ブラシサイズ」の横にアイコンを選択します。
【1】ブラシサイズ影響元設定」画面を表示する
「ブラシサイズ」だけでなく「不透明度」や「ブラシ濃度」など、項目の横に国や国がついている項目は、同様にカスタマイズ可能です。

【2】筆圧を変更する

「ブラシサイズ影響元設定」画面の「筆圧」にチェックが入っていることを確認します。ここのチェックを外すと筆圧がOFFになり強弱のない線になります。
【2】筆圧を変更する
また「筆圧」の横にある「最小値」のバーは、このあとに変更するグラフ曲線を変更した際、その変更を何%反映させるかを決める数値になります。100だとOFFと同じ状態。0は100%反映されるので今回は0のままにします。

【3】グラフの曲線を変更する

左下にあるグラフは筆圧を設定するグラフです。曲線のラインが下反りになるほど筆圧の強弱が極端になり、上反りになるほど強弱の差が少なくなります。グラフ上の制御点をドラッグして調整し、思い通りの筆圧に設定しましょう。
【3】グラフの曲線を変更する
グラフ上の制御点はドラッグで移動、制御点以外を選択で追加、制御点をグラフの外にドラッグで削除することができます。

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