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「電子工作:ハンダ付けに必要なもの」についてご紹介|「電子工作/修理/メンテナンス」

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「電子工作:ハンダ付けに必要なもの」についてご紹介

ご訪問ありがとうございます。

今回は、「電子工作:ハンダ付けに必要なもの」についてご紹介します。

「ハンダ付けに必要なもの」について

実際にハンダ付けを行うには、

 

  1. 糸ハンダ
  2. ハンダゴテ
  3. コテ台
  4. ハンダ吸い取り線

の4つをそろえておきます。

【1】糸ハンダ

ハンダはヤニ入りハンダを使います。糸のようにボビンに巻かれているため、見た目の様子から「糸ハンダ」と呼んでいるのです。

最初は作業しやすい「鉛ハンダ」から

どのような糸ハンダを選ぶべきなのかについては、「鉛フリー」を意識するあまり、迷ってしまうところです。

しかし、あくまで試作基板に限定するのであれば、明らかに鉛ハンダの方が作業しやすいので、2種類のハンダを準備しておき、段階的に鉛ハンダから鉛フリーハンダに移行していくことを奨めます。

【2】ハンダゴテ

ハンダゴテは、ハンダ付け作業の良し悪しを決める重要な道具です。電子回路に適したハンダゴテの選び方を列挙すると次のようになります。

・作業に合った熱容量であること。
・コテ先は、急速に加熱され熱効率のよいこと。
・コテ先温度が定格温度に達した後の温度変化の少ないこと。
・握り部が熱くならないこと。
・コテ先と電源コードとの電気的絶縁が完全であること
・コテ先の交換が容易であること。
・軽くて、握ったときに手の前後の重量バランスがよいこと。
・各部がよく固定されていて、がたつきのないこと。

しかし、これらの理想的な条件をすべて備えたものを選び出すのは容易ではありません。手の大きさに個人差がありますし、価格もひじょうに幅が広くなっています。高価なものは、温度を精密にコントロールでき、電気的絶縁も完璧です。

そのため、複数の機種を使ってみて比較するのは現実的ではありません。実際には、低価格で基本性能がしっかりしたコテから始め、トレーニングが進んで、より高い性能を求めるようになってから買い替えることが望ましいと考えます。

コペン(サイト管理者)がオススメする入門者向けの選び方は、次のとおりです。

「消費電力」

ユニバーサル基板を主体に扱うことを前提にすると15Wから30Wですが、両面スルーホール基板を多用する場合は、加熱時間が長くなりますので多少高めの30W前後が適当です。

温度調節機能

ハンダ付けでは、左右の手のタイミングがひじょうに重要です。これは、経験を積み上げないとわからないものですし、このタイミング調整能力がハンダ付け作業の技量であるといえます。

しかし、電子工作だけでなく、電気機器のメンテナンスや修理や鉛フリーはんだなどでも使用すると、様々な温度調整が必要になる場合が多くなります。

どの温度なら適正なハンダ作業をできるのかのノウハウ蓄積にもなるので、温度調整できるはんだこての所有も検討してみて下さい。

コテ先の形状

「チップ」とも呼ばれ、目的によって形が異なります。基本的には円錐形で、先端が丸みをもったものを使います。先がとがったものは、チップ部品には適していても、リード部品には不向きです。

ハンダのブリッジ

また、先端が楕円に広がったものがありますが、ユニバーサル基板のランドとランドの間が狭いときには、ハンダがブリッジ(電気的にはショート)になりやすいため、これも不向きです。

なお、Goot(グット)、ホーザンや白光が扱う電子回路用であれば、コテ先の材質に細かくこだわる必要はありません。

コテ全体の形状

コテを握ったとき、握りこぶしがコテの全長の中央にあることが重要です。重量バランスが均等であれば、加熱のタイミング調整を細かく操作できるのです。

また、コテが軽いほど、コテ先に加えているときの圧力を直接感じることができるので、母材を傷めないように配慮するといった余裕も生まれます。

はんだこての熱に対する配慮

もう1つ付け加えます。握った部分とコテ先の間にヒーターがあるのですが、発熱部分(コテ先の手前にある金属部分)が大きいと、人差し指と親指に高熱を感じることになり、作業に集中できなくなることがあります。握りこぶしの前方で、熱に対する配慮がされているものを選びたいものです。

【3】コテ台

ハンダゴテの種類によって異なりますが、多くのものはコテ先温度が400°C前後にまで達します。安全のために、コテ台が必要です。

ハンダ先につく残渣

また、コテ台に備え付けられているスポンジが重要な役割をしています。ハンダ付けを行っていると、しだいにコテ先が汚れてきます。それは、高熱によって変質したフラックスやハンダくず、あるいは、母材やリード線の表面からはがれたものなどです。これを、残渣と呼んでいます。

そして、コテ先が汚れたまま作業を進めると、汚れそのものをランドの上に定着させることになり、やがては電子回路としての機能や性能に影響する恐れがあります。

そこで、作業中は小まめにスポンジの上で、汚れを落とします。注意すべきことは、スポンジ自体が可燃性であるという点です。当然のことですが、そのままの状態でコテを当てると焦げます。中途半端に水に濡らすのではなく、いったん全体に水を含ませてから、水滴が落ちない程度に絞ってください。

オススメはキッチン用ステンレスたわし

先程、コテ先の汚れ落としにスポンジをご紹介しましたが、スポンジには、短所があります。

  • コテ先の温度が下がってしまう。
  • 可燃性である。
  • コテ先の汚れが落ちづらいなどです。

特に1の「コテ先の温度が下がってしまう」ことが課題です。そこでオススメしたいのがオススメはキッチン用ステンレスたわしです。

ステンレスたわしならスポンジの欠点をすべて解消してくれ、また低価格で簡単に入手することができます。

【4】ハンダ吸い取り線

基本的にハンダ付けは1回で完了させるように心がけます。しかし、どうしてもハンダ量の調整ができなくて、イモハンダになった場合、あるいは、やむをえず部品を交換する場合などは、ハンダ吸い取り線を使って余分なハンダを取り除く必要があります。

使い方は、後ほどご紹介させて頂きますが、細い銅線を編んで帯状にし、そのすき間にフラックスが染み込ませてあります。

すでにハンダ付けが終わったランドの上に載せ、さらにその上からハンダゴテを当てるのです。銅線の毛細管現象とフラックスの働きによって、古いハンダであっても静かに吸い取ることができます。

特に電気製品の修理などではフラックスと並びとても重宝します。

No.3738(2.5mm幅:ホーザン)など、複数の帯の幅を所有しておくと作業がスムーズに行えます。

ハンダ吸い取り線を正しく持つ

ハンダ吸い取り線を正しく持つ

・ケースが円盤状をしており、親指、人差し指、中指の3本でしっかりと持つことができます。
・意外なことですが、このような持ち方で作業される方をときおり見かけます。やけどの原因になることはもちろんのことですが、この持ち方をすると、指先から、コテの当たる位置までの帯を長くしなくてはならず、そのために作業性も悪くなります。

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