第2回名作RPGザ・ブラックオニキスの登場、ウィザードリィの日本上陸
今回は、名作RPGザ・ブラックオニキスの登場、ウィザードリィの日本上陸を紹介します。
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第一世代国産RPG、ザ・ブラックオニキスの登場
海外ではウィザードリィウルティマ両シリーズが人気だった頃、
- 日本のRPGは83年に歴史SLG（信長の野望・三国志）で知られることになるなる光栄からダンジョンが発売され、
- 同年には日本ファルコムからぱのらま島（83年）、そして84年には日本のRPG黎明期の代表作であるザ・ブラックオニキス（TheBlackOnyx）がBPS（Bullet-Proof Software）から発売されているんだ。
この作品は日本で初めて発売されたバランスのとれたRPGと言われていて、ゲーム内容はウィザードリィの簡易バージョンといえるものでウィザードリィから魔法を抜いたRPGだったんだ。
- その後、ザ・ブラックオニキスの続編では、魔法を取り入れたファイアークリスタルが発売されるけどね。
- 第3弾の予定だったムーンストーンは、どっかに消えてしまいました。
この頃の日本はRPGはまだ黎明期の時代、本格的にRPGを楽しみたいユーザーは、英語版のウィザードリィとウルティマをなんとか取り寄せて英語を翻訳しながらプレイする時代だったの。
PC-9801 3.5インチソフトウィザードリィ シナリオ#1 Proving Grounds of the Mad Overlord[3.5インチ2DD版]
日本で本格的にRPGが生まれるのは、あと数年待たなければならなかったのだ。
海外の第二世代・RPG、マイト&マジックやバーズテイルの誕生
RPGのリアル性を追究し、細かい部分に拘りだした時代
ウィザードリィとウルティマがシリーズ化され、着実に進化を歩んでいる中、海外では第二世代RPGが現われ始まることになるの。
マイト&マジック(Might and Magic)は、86年にアメリカのニュー・ワールド・コンピューティング社が発売したRPGだよ。
- ゲーム内容は様々なクラスのメンバーで構成されるパーティを操作し、
- 一人称視点で表現された中世風のファンタジー世界を探検するゲームだよ。
日本語版はスタークラフト社とイマジニア社から発売されたよ。
バーズテイル(Bard’sTale)はアメリカのInterplayProductions社が開発し、日本語版はエレクトロニックアーツ社とポニーキャニオン社から発売されたよ。
バーズテイルは、第2世代RPGの中で一番最初にグラフィックが綺麗だったゲームなの。
Apple IIからグラフィックとサウンドが大幅に強化された、Apple IIGS対応版のバーズテイルは、第4世代RPGのダンジョンマスターに匹敵すれるほどのきれいなグラフィックだったんだよ。
AppleII GS対応のバーズテイル(Bard’sTale)はこんな感じです。
第1世代RPGは、グラフィックにそれほど力を注いでいなかったのだが、第2世代RPGになるとは、グラフィックに力を入れることによって、美しいゲーム画面を作ることに成功したんだ。
しかしまだコンピューターの性能がそれほど高性能ではなかったため、
- ディスクの枚数が増え、ゲーム中に何度も差し替えをしなければならず、
- しかもアニメーションの速度が恐ろしいほど遅いなどの問題も抱えていたのだ。
まだこの頃のパソコンはデータ容量もグラフィック処理能力もまだ発展途上の時代だったからね。
日本の第二世代RPGの誕生（84年～86年）
一方、日本のRPGの事情はというと、
いよいよ、海外の名作RPGが日本語化して移植されるようになるんだ。
85年には待望の日本版ウィザードリィが移植されるのよ。
PC-9801 3.5インチソフトウィザードリィ シナリオ#1 Proving Grounds of the Mad Overlord[3.5インチ2DD版]
移植を担当したのはフォア・チューン社、そしてアスキー社が販売しているよ。
その後、ウィザードリィはファミコンやゲームボーイにも移植されるようになり、ファミコンに移植はあのゼビウスの生みの親である遠藤雅伸さん率いるゲームスタジオが担当したんだ。
- ウィザードリィの移植版はゲームスタジオが監修し、ファミコン版スーパーファミコン版、
- そして和製ウィザードリィ（和製Wiz）と言われているゲームボーイ版のウィザードリィ外伝シリーズは、今でも名作ゲームと言われているんだ。
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| ウィザードリィIII ダイヤモンドの騎士 | ||
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ウィザードリィ ストーリーオブリルガミン
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外伝（和製Wiz）
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ゲームボーイ
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ウィザードリィ外伝I ～女王の受難～ |
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| ウィザードリィ外伝III ～闇の聖典～ | ||
そして日本語版のウィザードリィが売れたことにより、以後、日本では外国のRPGを移植されることが増えてくるんだ。
今回はここまで次回は、日本独自のアクションRPGの誕生、ハイドライドドラゴンスレイヤーシリーズの登場をご紹介します。
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