【ゲーム音楽】最終回・ドルアーガの塔のイシターのテーマ誕生～ゼビウス、ドルアーガの塔の誕生秘話、ナムコサウンドの系譜～

ご訪問ありがとうございます。
前回からの続き、

【ゲーム音楽】第3回ナムコサウンドの系譜、大野木宣幸、慶野由利子、小沢純子～ゼビウス、ドルアーガの塔の誕生秘話～

『ナムコ』サウンドの系譜『大野木宣幸』『慶野由利子』『小沢純子』 ～ゼビウス、ドルアーガの塔の誕生秘話、ナムコサウンドの系譜～ ご訪問ありがとうございます。 前回からの続き、 今回は、 第3回『ナムコ』サウンドの系譜『大野木宣幸』『慶野由利...

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2020.04.04

1980年代はじめの『ゲームサウンド』は、

『プログラマー』や『ゲームデザイナー』が

『BGM』や『効果音』を作るという制作スタイルが

当たり前だった時代。

1980年代はじめの『ゲームサウンド』をリードしていたのは『ナムコサウンド』だった。

『ナムコサウンド』が、ゲーム業界をリードしていた理由の1つが
『音楽・サウンド専任スタッフ』を採用だった。

『ギャラクシアン』『パックマン』が当たったから
そろそろ音楽専門職の採用しようかな？

という『ナムコ』の意向のもと、

『音楽・サウンド専任スタッフ』として
『大野木宣幸』さん、『慶野由利子』さんが登場する。

そして、そんな1984年。

『ナムコサウンド』の担い手として、新しい人材が登場する。

それが、『小沢純子』さんです。

そして『小沢純子』さんは、

入社間もない『新人研修』で

『ナムコ』の1980年代はじめの代表作品となる『アクションRPG』誕生

のきっかけを作ることになるんだ。

代表作は

『ドルアーガの塔』シリーズ(バビロニアン・キャッスル・サーガ）などを手掛けされています。

1980年から1985年までの作曲作品一覧をご紹介します。

※1986年以降はドルアーガの塔シリーズ中心の一覧です）

『古代裕三』さんは、

『イース』『イースII』『ソーサリアン』『ドラゴンスレイヤーIV』『アクトレイザー』など

数々の名曲を手掛けた『作曲家』であり『ゲームプロデューサー』だよ。

『ドルアーガの塔』サウンドは、

小沢さんが新人研修時に作った曲なんだ。

はじめは、『ボツ』にされかけたそうです。

しかし、『ドルアーガの塔』の生みの親である『遠藤雅伸』さんが気に入り、『ドルアーガ』に採用されたんだ。

ここで、『ドルアーガの塔』の生みの親『遠藤雅伸』の証言　をご紹介します。

当時、『ダンジョンズドラゴン（D&D）』 をアメリカで買って きたんですけれども英語で何が何やら分からなかったですよね。

そこから考えた企画が『イシターの復活』なんです。

『イシ ター』っていうのは僕が吹奏楽部で『イシターの凱旋』っていう 曲を演奏してそれが格好いいので題名にしたんです。

ある日、新人で入ってきた女の子が作った曲が凄い良かったんですよ。

それで、

遠藤くん、この曲を凄い良から『ゲーム 』に使えない？

と言われていて

それで、その曲を使った『ゲーム』を作りたいなと思って
『ドルアーガの塔』を作ったんですよ。

実際にその曲は『ドルアーガの塔』というネーム入れに使われている曲なんですけどね

この曲を作ったのが、『小沢純子』さんなんだ。

ドルアーガの塔の『イシターのテーマ』は典型的な『ミニマル手法』で作られていて、

『ベース』と『アルペジオ』が一拍ずつズレていって
12拍目に頭が揃う　という作りになっています。

今回はここまで

次回は、『ゼビウス』『ディグダグ』サウンドの生みの親『慶野由利子』-『ナムコサウンド』の魅力　をご紹介します。

【ゲーム音楽】第1回ゼビウス・ディグダグ・サウンドの生みの親、慶野由利子-ナムコの波形メモリ音源

第1回『ゼビウス』『ディグダグ』サウンドの生みの親『慶野由利子』-ナムコの波形メモリ音源 ご訪問ありがとうございます。 前回のページ 今回は、 『ゼビウス』『ディグダグ』サウンドの生みの親『慶野由利子』-『ナムコサウンド』の魅力　ご紹介しま...

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2020.04.05