第11回：ゲーム＆ウオッチ大ヒットの秘密 。なぜ任天堂の山内社長は『ファミコンの開発』を決断したのか？（その1）

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2020.04.24

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2020.04.20

ゲーム＆ウォッチ・サイトマップをご紹介します。

ファミコン・サイトマップをご紹介します。

そうこの頃、任天堂は横井軍平さんの発案した『ゲーム＆ウオッチ』が大ヒットしていた頃なんだ。

『ゲーム＆ウオッチ』については、詳しいいページがありますのでご興味のある方は是非ご覧ください。

当時『任天堂』は、数々の事業失敗で、約70億円もの借金を抱えていたんだ。

ゲーム＆ウオッチの大ヒットのおかげで、借金は完済できて、更に40億円貯金が出来たほどなんだ。

そして1981年には『ゲーム＆ウオッチ』の新機種『ワイドスクリーン』シリーズを発売しするんだ。

これが大当たり『ゲームウォッチ』ブームの火付け役になるほどの『大ヒット商品』になるんだ。

そうだね、任天堂にとっても創業100年中でもっとも業績のいい年だからね。

それでは、なぜ山内社長がゲームウオッチを終わりを予想し、家庭用ゲーム機の開発を決断したのかを見てゆこう。

ゲーム＆ウオッチの誕生は、任天堂・開発1部のリーダーである横井軍平のアイディアから生まれたんだ。

任天堂とパートナーを組んだシャープは、1970年代の『電卓戦争』で何百社もあったライバルメーカーから、勝ち残り『カシオとシャープ』の電卓2強メーカーとして君臨していた頃なんだ。

その電卓戦争の競争過程で新しく開発されたのが『ソーラーや液晶技術』なんだ。

特にシャープの液晶は日本一の技術力を持っていたんだよ。

そうだね。

任天堂にとっては、シャープの液晶技術の高さは大きなメリットをもたらしたんだ。

そう『ゲーム＆ウオッチ』では、『シャープ製の4ビットマイコン』が使われていて『液晶表示装置』もシャープ製なんだけど

『4ビットマイコン』から『液晶表示装置』へ直接接続できる機能を持っていたんだ。

この頃の『電子ゲーム機』の作り方は、横井軍平さんたちが『ゲーム＆ウオッチ』を作る前と後に大きく分かれるんだ。

ゲームウォッチ | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

『ゲームウォッチ』を作る前に横井軍平さんたちが作っていた『電子ゲーム機の手順』は、大きく3つの工程で作られいたんだ。

• その1、おもしろい『ゲームの企画』を考える
• その2、そのゲーム企画の半導体（トランジスタ、TTL-ICなど）で回路を作ってみる。
• その3、作った電子回路で実際遊んでみて電子回路を調整しながら、おもしろい『ゲーム』内容に仕上げてゆく。

というのが『電子ゲーム機』の作り方なんだ。

ところが『ゲーム＆ウオッチ』でゲームを作る場合、少し工程が複雑になるんだ。

それでは『ゲーム＆ウオッチ』での『ゲーム』の作り方を見てみよう

そうだね。

ところが『プログラム』を組んで『マイコン』にデータを組み込んでも、そのマイコンからゲームを『液晶表示装置』するには、マイコンから液晶表示装置に直接接続できる機能が必要なんだ。

それに『ゲーム＆ウオッチ』でゲームをつくる場合は、
2つの開発環境が必要なんだ

そう、今のゲーム作りと同じなんだけど

• 1つは、キャラクター作成する『キャラクター作成ツール』
• もう2つ目が、そのキャラクターを制御する『制御ツール』だよ。

そうだね。キャラクターを作り、その『キャラの動き』を調整することで『ゲーム』の面白さが出来上がるからね。

おかげで『ゲーム＆ウオッチ』の開発効率が大幅にアップされ、今まで『プログラム』や『電子機器』に詳しくない社員でも面白い『ゲームのアイディア』があれば『ゲーム＆ウオッチ』が作れる環境になったんだ。

そして、なにより『ゲーム＆ウオッチ』の開発に貢献したのが『シャープの生産体制』なんだ。

そして任天堂が作った『ゲームウォッチのプログラム』から月に数十万個の『ゲーム＆ウオッチ』をシャープの『自社工場から大量生産』できたことなんだ。

任天堂は毎月のように新しい『ゲーム＆ウオッチ』を発売していて、しかも月に数十万個の販売をしていたから

『ゲーム＆ウオッチ』に必要な『部品』の供給と開発環境の提供、そして『大量生産体制』が揃っている『シャープ』の存在があったからこそなんだよ。

ゲームウォッチ | ゲーム | 中古・新品通販の駿河屋

そしてこの一貫体制の環境を提供できたのは
『シャープ』だけだっんだよ。

そうなんだ。

『ゲームウォッチ』が発売されて、3ヶ月後の7月頃になると急速に売上が伸び始めるんだ。

『ゲームウォッチ』ブームが到来するんだ。

今回はここまで、次回は1981年に『ゲームウォッチ』が大ブレイクしている頃、山内社長が『家庭用ゲーム機開発』に動き出す、そのきっかけになった出来事とは？

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