第2回『リコー』との出会い　– 『ファミコン』誕生物語

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前回からの続き

第1回『ファミコン』のはじまり– 『ファミコン』誕生物語

第1回『ファミコン』のはじまり– 『ファミコン』誕生物語マリオご訪問ありがとうございます。今回は1980年代に大ブームとなった『家庭用ゲーム機』『ファミコン』の誕生物語　をご紹介します。任天堂...

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2020.04.15

ファミコン・サイトマップをご紹介します。

『山内社長』の『鶴の一声』からはじまった
『任天堂』の『家庭用ゲーム機』の開発。

そして『開発責任者』に任命されたか『開発2部』の『上村部長』は
『アーケードゲーム版』の『ドンキーコング』が遊べる
『家庭用ゲーム機』を作ることを目標に動き出す。

早速、『上村部長』は『家庭用ゲームの開発』に協力してくれる『電子・半導体メーカー』を探したんだ。

そして

大手の『電子・半導体メーカー』である『日立』『東芝』『NEC』など に頼んで見た所・・

すべて断られてしまった。

当時、1980年代はじめは『ワープロ』や『パソコン』が市場に出始めた頃で、
『DRAM』などの『半導体需要』が急拡大した時期なんだ。

そうなんだ

『半導体メーカー』は1980年代はじめに、アメリカを抜いて世界トップの『半導体大国』へと躍り出た頃なんだよ。

1988年には日本の『半導体メーカー』の出荷シェア50％を超え、世界一になった時代だね。

ということで、日本の『半導体メーカー』は大忙しの頃なんだ。

是非、弊社は『家庭用ゲーム機』をつくりたいんです。
一緒に、共同開発しませんか？

・・・・・

我社は現在、工場がフル稼働の状態でございまして、
御社に協力させて頂きたいのは山々なのですが・・・

申し訳ございませんが

現在の弊社は、フル稼働の状態でございまして・・・

御社との共同開発は見送らさせて頂きたいのです。

・・・・・

そうですか。

当時、日本を代表する半導体メーカーを、片っ端から訪ねてみたんですけど
どのメーカーさんからも、とてもていねいな断り方をされましたよ。

この時『任天堂』から『家庭用ゲーム機』の共同開発を断った『NEC』は

後に『ハドソン』と『家庭用ゲーム機』の『PCエンジン』を共同開発して、
『任天堂』と対決することになるんだけど、

やっぱり『ファミコン』『スーパーファミコン』には勝てなかったからね。

ということで

『任天堂』の『家庭用ゲーム機』プロジェクトは、

いきなり壁にぶち当たってしまったんだ。

上村部長

うー
『家庭用ゲーム機』の共同開発をしてくれるパートナーが見つからない
このままでは、プロジェクトを断念するしかないのかなー

でも、山内社長はあきらめないだろなー。

どうしよう・・・

そんなある日

るるるるる
るるるるる
るるるるる

何『リコー』から電話？

ご相談？

ほう、『リコー』さんが大阪に『半導体工場』を？

・・・

わかりました、是非お伺いさせて頂きたます。

そうですか。
宜しくお願いします。

ちん

またお会いできること？

『リコー』さんと会ったことあったかなー？

『任天堂』の『開発第二部』の『上村部長』チームは、
早速『リコー』からの誘いで『リコー』の『半導体工場』を訪れたんだ。

リコー

いえいえ、

『リコー』さんが最新の『半導体工場』を作られたということなので興味がありましてね。

いやー、実は今『半導体』を使った新しい商品を企画中なんですよ。

そうですか、楽しみですねー。

この『工場』はいつ立ち上げたんですか？

なるほど、そうしますと『半導体工場』の『技術者』は
どうされたんです？

急に『半導のエンジニア』は集まらないでしょう？

合わせたい人たち？

はて？

『リコー』の『半導体工場』は、まだ建設されて間もないため
『半導体』ぼ『設計事務所』は『プレハブ 2 階建て』にエンジニア達が『製図盤』を置いて仕事をしている最中だったんだ。

あー『浅川』さん『八木』さん
お久しぶりです。

あー『上村部長』でしたかー。
お久しぶりですね。

実は、『リコー』の『半導体工場長』の『浅川』さんと『現場リーダー』の『八木』さんとは初対面じゃなかったんだ。

そう『任天堂・開発2部』の『上村部長』チームは、1970年代に

『浅川』さん『八木』さん達と共同で
『家庭用ゲーム機』の開発をしていたんだよ。

『任天堂』初の『家庭用ゲーム機』開発については
別ページがございますので是非閲覧ください。
『八木』さんも登場しています。

第2回ファミコンの始まり・任天堂初の家庭用ゲーム機登場 　～ファミコン誕生前史～

ファミコンの始まり・任天堂初の家庭用ゲーム機登場～ファミコン誕生前史～ご訪問ありがとうございます。前回の続きペンギン今回は、ファミコン誕生のきっかけになった家庭用ゲーム機の開発物語についてご紹介します...

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2020.03.13

確か、その時は『任天堂』が共同開発した時は
『三菱電機』だったような？

そう『浅川』さん『八木』さんは『三菱電機』の『エンジニア』だったんだよ。

『家庭用ゲーム機』開発では、お世話になりました。

お二人共『三菱』から『リコー』さんへ移られたんですか？

そうなんですよ。

いやー『リコー』さんから新しい『半導体工場』を今度、
『池田』に建設したいから是非立ち上げに協力してくれないかって
誘われましてね。

これは、チャンスだと思いまして。

当時の『三菱』の『開発チーム』がまるごと
『リコー』さんにお世話になることになったんですよ。

そうなんですか。

『浅川』さん『八木』さんが所属していた、
『三菱電機』の『伊丹事業所』は、
『リコー』の『池田工場』から『車で』で30分くらいのところにあるんだ。

『上村部長』チームと共同開発していた

『三菱電機』の開発チームが、チームごと『リコー』の『池田工場』に『スピンオフ』してきていたんだよ。

『浅川』さん『八木』さんが、『リコー』さんにいれば心強いですね。

ありがとうございます。

いやー実は『半導体工場』を立ち上げたのはいいのですが

なんせ、うちは『大手半導体会社』さんと違って
後発の『新規参入組』なんですよね。

最新の設備を導入したのはいいのですが、
お客様を探すのに苦労しているんですよ。

そうなんですか

いやー弊社も『半導体』を使った『新しい商品』を企画中なんです。

でも、なかなか『大手の半導体メーカー』さんには
取り合ってもらえなくて困っていたところなんですよ。

そうなんですか。

いやー我社の『工場』は最新の設備が整ってますし
『スタッフ』も『大手に負けない人材』が揃ってますよ。

工場の稼働もまだ10％程度ですから。
御社のために、ご協力できるよ思いますよ。

そうですか、それは頼もしいことです。

いやー実は我々チームは『家庭用ゲーム機』の開発をしようと思っているんですよ。

ほう『家庭用ゲーム機』を

はい、それで目標に上げているのが
『アーケードゲーム』の『ドンキーコング』を
家でも遊べるようにしたいんですよ。

おー御社の『ドンキーコング』を面白いですよね。
我々スタッフもゲーマー揃いでしてね。

なるほど『アーケードゲーム』の『ドンキーコング』を
家で遊べるようにですね。

それは、面白そうですね。
挑戦する甲斐がありますね。

そうですか、それなら是非ご協力お願いしたいですね。

これが『任天堂』と『リコー』が共同開発して
『家庭用ゲーム機』をつくるきっかけになったんだ。

そうなんだ

『三菱電機』との『家庭用ゲーム機』の共同開発では
素人同然だった『任天堂・開発2部』に『半導体設計』を基礎から教えてくれたのが
『三菱のスタッフ達』だったんだ。

そして『リコー』の『半導体工場』には『最新の設備』が設置されていて
しかも立ち上げて間もない『工場』だから
『任天堂』の『家庭用ゲーム機の半導体』を製造できる十分なキャパも残っているしね。

『三菱のエンジニア』といえば当時、『半導体業界』のトップクラスの能力ももつ人材なんだ。

特に、リーダーの『八木』さんはチームの中でも
雲の上の人、別次元の能力をもった人と言われていたんだ。

この『八木』さんの能力が

『ファミコン』を別次元の『家庭用ゲーム機』へと
押し上げることになるとは・・・

『任天堂』本社の『社長室』

『山内社長』、やっと『家庭用ゲーム機』の開発メドがたちましたよ。

はい、そうなんですけど。

実は、大阪でいい『半導体工場』を見つけたんです。

わかりました。

『リコー池田工場長』の『浅川』と申します。
この度は、わざわざ『山内社長』にお時間を頂きましてありがとうございます。

いえいえ、私達も『任天堂』さんのスタッフ達の熱意には関心されられましたよ。
こうして、またお会いできたのも何かの縁ですかね。

はい、『上村部長』からは、
是非『アーケードゲーム』の『ドンキーコング』を家でも遊べるようにしたいと
言っておられましたよ。

いやー、実は弊社も『エンジニア達』も『ゲームマニア』が多いんですよ。

弊社の『ドンキーコング』も遊ばせてもらってますよ。

そうですね、
私達も、御社のゲームが作れることを楽しみにしているんですよ。

はい、是非宜しくお願いします。

こうして『任天堂』の『山内社長』と『リコー』の『浅川工場』との会見はノリノリで終了したんだ。

『山内社長』からの『ゴーサイン』が出た

『任天堂・開発2部』はいよいよ、『家庭用ゲーム機』『ファミコン』の開発に乗り出す。

今回はここまで、
次回は、『上村部長』チームは『リコー』と共同で
『家庭用ゲーム機』の開発を進めることになるのだが、

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