携帯ゲーム機登場、ゲームウォッチの誕生
~ゲームボーイ前史、『携帯ゲーム機』の歴史(その1)~

ご訪問ありがとうございます。
今回は携帯ゲーム機の登場、ゲームウォッチの誕生
~ゲームボーイ前史、『携帯ゲーム機』の歴史(その1)~
をご紹介します。

1983年『ファミリーコンピュータ』(通称・ファミコン)を発売される、
この『家庭用ゲーム機』の誕生によって、
1980年代『任天堂』は、『家庭用据え置き機』で王者の座に君臨することになるんだ。

そして1990年には後継機種の『スーパーファミコン』が発売され、またもや『家庭用据え置き機』の王者に・・・
しかし、時代は『3DCGゲーム』へと時代が変化する
1994年、『ソニー』の『プレイステーション』の登場により
『任天堂』は、
『家庭用据え置き機』の王者の座から引きずり下ろされることになるんだ。

更に『任天堂』は、
1996年から2012年に発売された『家庭用据置機』の『NINTENDO64』『ニンテンドーゲームキューブ』は不調に終わってしまう・・・

そんな、1990年代の『任天堂』を救ったのが
『携帯ゲーム機』の『ゲームボーイシリーズ』なのだ。

『ゲームボーイシリーズ』は、
世界で2億台を出荷、発売されたゲームタイトル数は、なんと2037本ー。
そう『任天堂』には、
『ファミコン』から始まる『家庭用据え置き機』の系統と
『ゲームウォッチ』から始まる『携帯ゲーム機』の系統という
2つの『ゲーム機』の伝統があるんだ。

以前、『ファミコン誕生前史』というシリーズで、
『ファミコン誕生』前の『家庭用ゲーム機・黄金時代』を紹介したことがあるんだけど


今回は、『任天堂』のもうひとつの伝統『携帯ゲーム機』の
『ゲームボーイ誕生前史』をご紹介します。
1970年代の携帯型ゲーム機たち
1976年 世界初の携帯型電子ゲーム『オートレース』の誕生

世界初の『携帯型電子ゲーム』の誕生は、
1976年のアメリカの『マテル社』から発売された『オートレース』というゲームだよ。

『マテル社』は、世界で最も人気のあるファッションドールの『バービー人形』で有名な会社だよね。

この携帯ゲーム機『オートレース』は、
縦長のスクリーン下に表示される車を操作して、
敵車をよけながら、制限時間内にゴールを目指すゲームだよ。
1970年代後半に日本でも『ゲームシンジケート』シリーズとして、7種類がアメリカから輸入販売されたよ。価格は4800円でした。
1979年国産初のFLゲームは野球ゲームだった『デジコムナイン』(エポック社)

そして国産初のFLを搭載した電子ゲーム機が登場するんだ、
それが『エポック社』が1979年に発売した『デジコムナイン』だよ。

FL搭載ゲーム機?

FLとは、
正確には、英語でVFD (Vacuum Fluorescent Display)
日本語では『蛍光表示管』と呼ばれていて、
自動車の速度計などのデジタルメーターや1980年代のデジタル時計などで使われていたよ。

野球ゲームが得意な『エポック社』の『デジコムナイン』は、
LEDの光が絵で描かれた球場の上で点灯し、FL(蛍光表示管)で点数を表示する本格的な野球ゲームだよ。発売価格は、5950円。
このゲームのヒット以降、FLゲーム機(蛍光表示管)が、電子ゲームの主流になるんだ。
1979年 世界初となるカートリッジ交換式の携帯型液晶ゲーム機。 『マイクロビジョン』の登場。

1979年に世界初となる『カートリッジ交換式』の『携帯型液晶ゲーム機』が登場するんだ。
それが『マイクロビジョン』(MiltonBradley社)だよ。
発売価格は、51.25ドル。

本体の縦幅24cmとかなり大型、そして対応ソフトは10種類以上発売されたよ。
残念ながら日本では未発売なんだ。
1980年の携帯ゲーム機たち
1980年携帯版インベーダーゲームの登場『デジコムベーダー』(エポック)

またまた『エポック社』から、
『携帯版インベーダーゲーム』を発売するんだ。
それが、1980年に発売された『デジコムベーダー』だよ。
発売価格は7800円。

このゲームは、
レーダ一のような丸いスクリーンに縦長の画面が表示され、上部から次々とインベーダーが現れ、下に行くほど色が変化していくというゲーム内容だよ。
インベーダーブームが去って、1年以上経過しているからな
流石に厳しいかな・・・
1980年 携帯ゲームを変えた大ヒットゲーム『ゲーム&ウオッチ・ボール』(任天堂)

世界的に大ヒットすることになる『ゲーム&ウオッチ』の記念すべき第一弾の登場。
それが1980年4月に発売された『ゲーム&ウオッチ』の『ボール』だよ。発売価格は、5800円。

2ヶ月後の6月には第二弾『フラッグマン』
7月には『バーミン』『ファイア』を発売するんだ。

『ゲーム&ウオッチ』は、
発売されて3ヶ月後の7月頃から、子供たちの間で人気が出始め、
売れ行きが上昇し始めるんだ。
1980年から81年の携帯ゲーム機たち『ゲーム&ウォッチ』ブームの到来
1981年『ゲーム&ウォッチ』シリーズ化 『ワイドスクリーン 』登場

そして『ゲーム&ウォッチ』は、
1982年には『ゴールド』シリーズと『シリーズ化』され
1月に『マンホール』
2月『ヘルメット』
4月『ライオン』が発売されるんだ。価格は、5800円だよ。

同年1981年6月には新しく『ワイドスクリーン 』シリーズが登場するんだ。
第1弾に『パラシュート』
7月には『オクトパス』が登場した頃には
『ゲームウォッチ』ブームが到来するんだ。
1981年 完成度の高かった、パックマン風ゲーム パクパクマン(エポック)

そんな、1981年の『ゲーム&ウオッチ』ブームの中登場したのが、
1980年に世界中に大ヒットにたアーケードゲームの『パックマン』風のゲームが登場するよ、その名は、パクパクマン(エポック)。
価格は6000円ー。

・・・・
エポックはギリギリのところを攻めてきますね。

『ナムコ』訴えられかねませんね。

だが、当時の数ある『バックマン風ゲーム』の中で、もっとも完成度が高いといわれたのがこの『パクパクマン』なのだ。
ほどよい難易度など、ゲームバランスは申し分ない、
そして『携帯ゲーム機』の名作として歴史に刻まれることになるのだ。

廉価版の『パクパクマンII』もヒットしたよ。
1982年の携帯ゲーム機たち
1982年 カセット交換式の幻のFLゲーム機 ADVENTURE VISION(ENTEX)

ここで、電子ゲームの『プレミアムゲーム機』をご紹介しよう、
それが、1982年に発売された
『ADVENTUREVISION』(ENTEX)だよ。発売価格は75ドル。

40個の赤色LEDとミラーを使った表示方式の、『ROMカートリッジ交換型・携帯ゲーム機』なんだ、
画面は、縦40ドット×横150ドットの表示。
本体上部に4本のカートリッジを収納できるスロットが付いて、単1電池4本使用持ち歩いてプレイできるんだ。

携帯ゲーム機では、LSIを使った液晶ゲームが人気だった頃、
『蛍光表示管』(FLD)を画面表示を採用した、最晩年の携帯ゲーム機なんだ。

出荷台数も少なく、1982年には珍しくなった『蛍光表示管』(FLD)を搭載していることもあったコレクターの中で再評価され、
今では、使い古した中古品でも20万円以上で取引されているプレミアムゲーム機だよ。

もし実家の物置に、『ADVENTURE VISION』が見つかれば
『金の延べ棒』を堀り出しだことになるのだー。
1982年 解消されたエネルギー問題が太陽電池で 大脱走(バンダイ)

同年、1982年に『バンダイ』からめずらしい携帯ゲーム機が登場すよ、
それが、『太陽光電池』を搭載した折りたためるゲーム『大脱走』だよ。発売価格は5400円。

これは、『LCDソーラーパワー』シリーズのひとつで
電池が不要のソーラーパネルが画期的だね、
まさに日本の『電卓戦争』で生まれた、いわゆる枯れた技術『ソーラーパネル』を利用したゲーム機なのだ。

その後『ソーラーパネル』搭載携帯ゲーム機は、登場しなくなりますから、貴重な作品ですね。

今回はここまで
次回は、
『ゲーム&ウオッチ』シリーズ最大のヒット作『ドンキーコング』の誕生
~ゲームボーイ前史、『携帯ゲーム機』の歴史(その2)~
をご紹介します。

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