任天堂 ファミコン

第7回トラブル続きの『ファミコン』発売 –『ファミコン』誕生物語

任天堂

第7回トラブル続きの『ファミコン』発売 – 『ファミコン』誕生物語

今回は
第7回トラブル続きの『ファミコン』発売
『ファミコン』発売黎明期のさまざまな逸話 をご紹介します。

 

世界で6000万台出荷されるようになる『ファミコン』

発売当初は『トラブル』続きと『工場』を停止してまでの回収騒ぎて大変だったんだ。

ファミコン(ファミリーコンピューター)

そんな『ファミコン』の発売当初の逸話をご紹介します。

はじまりは『ファミコン』が発売された1983年7月。

 

1980年代はじめの『任天堂』は『ゲームウォッチ』が『大ヒット』していたんだけど

『家庭用ゲーム機』では実績のあまりない会社だったんだ。

 

だからメディアからもまったく注目されていなかった。

ゲームウォッチ

今の『ファミコン』からは想像できないよね

『ファミリーコンピューター(ファミコン)』の発売

1983年7月15日『任天堂・開発2部』が心血を注いだ『ファミコン』が発売日を迎える。

 

・・・・

 

しかしまったく注目されていなかった。

ファミコン

しーん

『ファミコン』の発売はとても静かな出足だったんだ。

あれだけ苦労した『ファミコン』の開発なのに

 

『ファミコン』の発売したら、お客さんが『ファミコン』欲しさに殺到するとか
『メディア』の取材に追われるとかなかったんだね。

 

『ファミコン』は『任天堂・開発2部』の予想に反して発売当初はあまり売れなかったんだ。

 

一部の『ディスカウント店』では一時価格が7000円程度に下がったこともあったんだ。

お店

ひえーーその時、まとめ買いしておけば。

『ファミコン』を開発した『任天堂・開発2部』の『上村部長』の脳裏には

『ファミコン』発売の喜びよりも『トラブル』なく無事に出荷されるかどうかの不安で頭がいっぱいだったんだ。

ファミコン

ここで『任天堂・開発2部』が経験するさまざまな逸話をご紹介します。

『トラブル』其の一、『コントローラ』の『四角ボタン』めり込み事件

『四角ボタン』めり込み事件?

ファミコン・コントローラー

『任天堂本社』の『開発2部』

りりりりり
りりりりり
りりりりり

任天堂上村
任天堂上村

はい『上村』です。

任天堂上村
任天堂上村

いつもお世話になっております。

はい『ファミコン』の『コントローラ』が?

 

『ファミコン』の『コントローラ』の『ボタン』が押したあと元に戻らない?

 

『コントローラ』の『四角いボタン』が埋まってしまっている?

ファミコン・コントローラー

任天堂上村
任天堂上村

うーむ『ファミコン』の『品質テスト』は入念にしたはずなのだが。

『上村部長』の回想『ファミコン』開発中の『品質テスト』

『ファミコン』の開発時には『開発2部』は入念な『品質テスト』をしていたんだ。

任天堂上村
任天堂上村

諸群『品質テスト』は重要である。

任天堂上村
任天堂上村

特に可動部分である『コントローラー』と『コネクタ』ーは接触部分であるから入念に『テスト』したい。

 

『コントローラー・ボタン』は『打鍵テスト』は100万回。

 

そして『コネクターのテスト』は『目標挿抜回数』を5000回とする。

ファミコン

社員

わかりました。

 

ところで部長質問があります。

 

任天堂上村

なんだ。

社員

『コントローラーボタン』の『打鍵テスト』は『機械』でできますが。

 

『コネクタ』の『挿抜テスト』する『機械』はありません

ロム(ROM)カセット

ファミコン

任天堂上村
任天堂上

・・・・・・

 

もちろん手でするんだ。

 

社員

えー

任天堂上村
任天堂上村

『機械』がないなら手でするのだ。

『ファミコン』で遊ぶ子どもたちを思い描きながら『テスト』すれば5000回など造作なきこと。

 

社員

ひえーーー

『挿抜テスト』とは

『挿抜テスト』って何?

『ファミコン本体』に『ゲームカセット』を抜き差しするテストだよ。

ファミコン

確かに『ゲーム』で遊ぶ時に、抜き差ししなければいけないから、
重要なテストだよね。

 

『ゲームカセット』を抜き差しテストをする、機械を作るのは難しそうだよね。

 

でも、手動でするとは・・・

 

社員

がちゃがちゃがちゃがちゃ
がちゃがちゃがちゃがちゃ
がちゃがちゃがちゃがちゃ

 

部長ー『コネクタ』の『挿抜テスト』は地獄ですー。

 

『任天堂』の予想をはるかに上回る遊びかた

『ファミコン』の『開発2部』は入念な『品質テスト』をしていたんだけど

『ファミコン』で遊ぶ子供たちは『任天堂・開発2部』の予想をはるかに上回る遊びかたをしていたんだ。

 

それは『ファミコン』のゲームで遊ぶ時に子どもたちは

 

ゲーム『コントローラ・ボタン』の『にじり押し』をしていたんだ。

ファミコン・コントローラー

ファミコンブーム

『にじり押し』?

初期の『ファミコン』の『コントローラ・ボタン』は

 

ゴム製の『四角いボタン』だったんだその『ボタン』をナナメ前方向に押しこむ『テクニック』だよ。

ファミコン・コントローラー

『テクニック』なのかな?

 

確かに、よく『四角ボタン』が埋まってしまって戻らなかったことがよくあったね。

特にゲームに熱くなるとやってしまう。
友達との『対戦ゲーム』の時は特に注意が必要です。

『コナミ』の『ハイパーオリンピック』をプレイする時は、特に注意だね。
めちゃくちゃ、連打するからね。

ハイパーオリンピック

この後『ファミコン』の『コントローラ・ボタン』は

 

ゴム製の『四角ボタン』から『プラスチック製』の『丸ボタン』に変更されました。

ファミコン・コントローラー

今思うと『ゴム製』の『四角ボタン』の『ファミコン』は貴重品だね。

 

今、初期の『四角ボタン』の『ファミコン』はプレミアムが付いているよ。

『トラブル』其ノ弐、『コントローラ』の引きちぎり事件

『コントローラ』の引きちぎり事件?

この頃『コントローラ』を引きちぎってしまったり
『コントローラ』を壊してしまったが交換できないという『クレーム』が発生していたんだ。

そこまでするのか?

『ファミコン』の『コントローラ』は

 

取り外し可能な『コネクタ』式ではなく
取り外しができない『直付け式コントローラ』なんだ。

ファミコン(ファミリーコンピューター)

あー、確かにそうだね。

ゲームに夢中になった子どもたちが

『コントローラ』を引きちぎってしまうことや

 

『コントローラ』を壊してしまっても取り替えができないことで

『おもちゃ屋さん』に泣きついてくる事件が多発していたんだ。

お店

あらー

『任天堂・開発2部』
社員

『上村部長』

なんで交換できる『コネクタ』接続にしなかったんですかー。

 

『トラブル』対応で泣きそうです。

 

任天堂上村
任天堂上村

うーむ申し訳ないこれにはいろいろ『事情』があるんだよ。

『上村部長』の回想

『上村部長』が

 

『ファミコン』の『コントローラー』の接続部分を

『コントローラー』が脱着できる『コネクタ接続方式』でなく
脱着ができない、『直付け方式』を選択したのかは

 

1981年11月の『ファミコン開発』のきっかけとなった『山内社長』の『鶴の一声』からなんだ

任天堂・山内社長

『山内社長』の『鶴の一声』が、『直付け方式』を選択した理由?

そうなんだ
『山内社長』は『上村部長』へ『家庭用ゲーム機』の開発依頼の電話をした時に
ある条件を『上村部長』に指示したんだ。

電話

ある条件?

任天堂山内社長
任天堂山内社長

次は『テレビゲーム』や。それをキミのところでやらんか?

任天堂上村
任天堂上村

わかりました。

任天堂山内社長

ただし『条件』があるんや。

任天堂上村

『条件』といいますと

任天堂山内社長

今度の『家庭用ゲーム機』は10000円以下ね。

任天堂上村

なかなか厳しい『条件』ですねー。

しかし『ファミコン』の開発中に10000円以下はどうしても無理だと『上村部長』は『山内社長』を説得する。

 

そのかわり『上村部長』は、10000円台にすることを約束したんだ。

 

その結果『上村部長』は価格を抑えるため『コスト削減』に奔走することになるんだ。

そして『ファミコン』の『コントローラ』の接続部分の開発時に

ある『問題』に直面する。

ある問題?

そう『上村部長』は『ファミコン』の『基板』を設計した時点では
『コネクタ』を付けるつもりだったんだ。

そうなんだー。

任天堂上村
任天堂上村

うーむ『コネクタ』接続だと『コスト』が上がってしまうなー。

これでは『目標』の価格で発売できないぞー

 

任天堂上村
任天堂上村

うーむどうしよう

 

・・・・・・・

そうだ『ファミコン』の『コントローラ』を直付けにして『コスト削減』をしよう

ファミコン

このようにして

『任天堂・開発2部』はさまざまな創意工夫で『ファミコン』の『コスト削減』に挑んだんだ。

 

その結果

『ファミコン』の価格は『目標』である1万円台の、
14800円という価格を実現したんだよ。

ファミコン

確かに、この性能で14800円という値段は驚異的な価格だよね。

 

他のメーカーは、太刀打ちできなかったものね。

目標の価格を達成することができたんだけど

その後『任天堂』の社員が泣くことになった。

 

『コスト』と『機能』のバランスって難しいよね。

『ファミコン』の『コネクタ接続』の名残

実は『ファミコン』を分解するとわかるんだけど

『基板』の前面から出た『コネクタケーブル』がぐるりと後ろに回っているのが確認できるんだ。

ファミコン

おー、ほんとだ。

これは本体前面に『コネクタ』を付けようとした名残なんだよ。

なんか『ファミコン版』の『ブラタモリ』だね。

『ファミコン』の『暗渠』みたいだね。

ブラタモリ

ちなみにこの経験で

『スーパーファミコン』では『コネクタ接続』に改善されています。

学習しました

『スーパーファミコン』の発売当時の価格は、25,000円でした。

コストは上がっちゃいました。

ご閲覧ありがとうございました。

『ファミコン』誕生物語シリーズ

第1回『ファミコン』のはじまり– 『ファミコン』誕生物語
第1回『ファミコン』のはじまり– 『ファミコン』誕生物語 マリオ ご訪問ありがとうございます。 今回は1980年代に大ブームとなった『家庭用ゲーム機』 『ファミコン』の誕生物語 をご紹介します。 ...
第2回『リコー』との出会い – 『ファミコン』誕生物語
第2回『リコー』との出会い – 『ファミコン』誕生物語 ご訪問ありがとうございます。 前回からの続き 今回は 『リコー』との出会い – 『ファミコン』誕生物語 をご...
第3回『ファミコン』のCPUはどうする?『上村部長』の選択 – 『ファミコン』誕生物語
第3回『ファミコン』のCPUはどうする?『上村部長』の選択 – 『ファミコン』誕生物語 ご訪問ありがとうございます。 前回からの続き 今回は 『ファミコン』のCPU...
第4回『ファミコン』のCPUは・・『上村部長』の決断 – 『ファミコン』誕生物語
第4回『ファミコン』のCPUは・・『上村部長』の決断 – 『ファミコン』誕生物語 ご訪問ありがとうございます。 前回からの続き 今回は 『ファミコン』のCPUは・・...
第5回CPU『MOS6502』の誕生 – 『ファミコン』誕生物語
第5回CPU『MOS6502』の誕生 – 『ファミコン』誕生物語 ご訪問ありがとうございます。 前回からの続き 今回は 『ファミコン』で採用された、CPU『MOS6...
第6回『ファミリーコンピューター(ファミコン)』は、こうして名付けられた– 『ファミコン』誕生物語
『ファミリーコンピューター(ファミコン)』は、こうして名付けられた ご訪問ありがとうございます。 今回は、『ファミリーコンピューター』(通称:ファミコン)は、こうして名付けられたをご紹介します。 『...
第7回トラブル続きの『ファミコン』発売 –『ファミコン』誕生物語
第7回トラブル続きの『ファミコン』発売 – 『ファミコン』誕生物語 ご訪問ありがとうございます。 前回からの続き 今回は 第7回トラブル続きの『ファミコン』発売 ...
第8回『ファミコン』最大の危機『ベースボール』の消える魔球事件– 『ファミコン』誕生物語
第8回『ファミコン』最大の危機『ベースボール』の消える魔球事件– 『ファミコン』誕生物語 ご訪問ありがとうございます。 前回からの続き 今回は 『ファミコン』最大の...
第9回ファミコンの誕生に大きな影響を及ぼしたゲーム機は?~ファミコン』誕生物語~
第9回ファミコンの誕生に大きな影響を及ぼしたゲーム機は? ご訪問ありがとうございます。 前回からの続き 今回は 『ファミコン』の誕生に大きな影響を及ぼした『ゲーム機...
第10回『任天堂』『理想のゲーム機』との出会い– 『ファミコン』誕生物語
第10回『任天堂』『理想のゲーム機』との出会い– 『ファミコン』誕生物語 ご訪問ありがとうございます。 前回からの続き 今回は 『任天堂』『理想のゲーム機』との出会...
第11回『ゲーム&ウオッチ』が大ヒットの秘密 そして、なぜ『任天堂の『山内社長』は『ファミコン』の開発を決断したのか?(その1)
『ゲーム&ウオッチ』が大ヒットの秘密 そして、なぜ『任天堂の『山内社長』は『ファミコン』の開発を決断したのか?(その1) ご訪問ありがとうございます。 前回のページ ...
第12回なぜ『任天堂』の『山内社長』は『ファミコン』の開発を決断したのか?(その2)– ファミコンの誕生物語
なぜ『任天堂』の『山内社長』は『ファミコン』の開発を決断したのか?(その2)– ファミコンの誕生物語 ご訪問ありがとうございます。 前回からのページ 今回は なぜ『...
ファミコン誕生物語 ~『ファミコン』のはじまり~
ファミコン誕生物語 ~『ファミコン』のはじまり~ ご訪問ありがとうございます。 前回の続き 今回は 『ファミコン』誕生物語 をご紹介します。 ...
タイトルとURLをコピーしました