第1回『ファミコン』のはじまり– 『ファミコン』誕生物語

ご訪問ありがとうございます。

今回は1980年代に大ブームとなった『家庭用ゲーム機』
『ファミコン』の誕生物語　をご紹介します。

ファミコン・サイトマップをご紹介します。

任天堂が1983年に発売した『ファミリーコンピュータ』、通称『ファミコン』は

今の『プレイステーション』や『Xbox』などの
『家庭用ゲーム市場』をつくったと言えるほどの名機だよね。

実は今回の紹介するのは
『ファミコン』のCPUについてなんだ。

『ファミコン』には『CPU6502』というCPUが搭載されているんだけど。

1970年代の『8ビットCPU』を勉強していたら
たびたび『6502』というCPUが登場するんだよ。

1970年代は
『インテル社』の『80系』と言われるCPUと
『モトローラ社』の『68系』と言われるCPUが

2強として競争していた時代なんだ。

その時代に開発された『6502』というCPUが
後に『AppleII』や『PCエンジン』『ファミコン』に
採用されていることを知ったんだよ。

『CPU6502』は

『モトローラ』の『68系』みたいなんだけど
『モトローラ』が開発したのではなく
『モステクノロジー』という会社が開発したものなんだ。

しかも『ファミコン』に搭載されているCPUは
日本のメーカーである『リコー製』の『6502』をカスタマイズしたものなんだ。

そう『ファミコン』のCPUの正式名称は
『Ricoh 2A03』と呼ぶらしんだ。

そうなんだ

そういうイメージだよね。

それで『ファミコン』を開発した
『任天堂』と『リコー』がどういう経緯で
CPUを製造することになったのか知りたくなったんだよ。

ということで今回は
『ファミコン』CPU開発物語と『6502』のルーツをご紹介します。

『ファミコン』のはじまりは『山内社長』からの電話から始まるんだ。

1981年11月のある日
『任天堂』の『開発2部』の『上村部長』は
いつものように定時に自宅で帰宅してくつろいる時だった。

当時『任天堂』は『ゲームウォッチ』のヒットで急成長。

しかし『上村部長』が担当する『開発2部』が
商品開発した『業務用ゲーム』の『レーダースコープ』の失敗で

『開発2部』は『業務用ゲーム』から撤退していたんだ。

『上村部長』の部下達は、

『ゲームウォッチ』のヒットで大忙しの
『開発1部』の『横井軍平』さんの部署に応援のため駆り出されている最中だったんだ。

それで『開発2部』の部長だった『上村』さん
丁度仕事が空いている時だっただ。

そして、
『上村部長』は『業務用ゲーム』の変わる
新しい商品開発を模索しているところだっだんだ。

そんな時

るるるるるる
るるるるるる
るるるるるる

はい上村です。

え『山内社長』から？

はい上村です。

あ、はい

でも、『レーダースコープ』の失敗で
『業務用ゲーム』から撤退してますから

今、新しい商品を考えているところです。

はあ、ありがとうございます。

相談といいますと？

はい、それはもう、いろいろ経験させて頂きましたから
身にしみてます。

『ゲームウォッチ』ですか？

『ゲームウォッチ』がですか？

『ゲームウォッチ』に変わる商品ですか？

え

テレビゲームですか？

まあ、そうですね。

はい、今は撤退しましたけれど
何台か作りました。

あ、はい

あはい
わかりました。

こうして山内社長からの『鶴の一声』が
『ファミコン』開発の引き金となったんだ。

『上村部長』は、1970年代後半に
『三菱電機』と共同で

『カラーテレビゲーム6』と『カラーテレビゲーム15』
『カーレース 112』や『ブロック崩し』などを開発していたんだ。

『任天堂』初の『家庭用ゲーム機』誕生については、

このページをご参照下さい。

第2回ファミコンの始まり・任天堂初の家庭用ゲーム機登場 　～ファミコン誕生前史～

ファミコンの始まり・任天堂初の家庭用ゲーム機登場 ～ファミコン誕生前史～ ご訪問ありがとうございます。 前回の続き ペンギン 今回は、ファミコン誕生のきっかけになった家庭用ゲーム機の開発物語についてご紹介します。 こぺん ファミコン誕生のき...

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2020.03.13

そうだね、だけど
『上村部長』は、

1978年の『タイトー』の『スペースインベーダー』や
1979年の『ナムコ』の『ギャラクシアン』に衝撃を受けて

『家庭用ゲーム機』から撤退して、
『アーケードゲーム機』に挑戦していたんだ。

でも、『アーケードゲーム』の『レーダースコープ』が
あまり売れなくて、

新しい商品開発を模索していたところなんだ。

開発部の『上村部長』

テレビゲームかー。

どうやってつくろう。

・・・・・・

1980年代前後に海外では『家庭用ゲーム機』の
『Atari VCS』が大ヒットしていたいんだ。

日本でも『エポック社』の『カセットビジョン』などがヒットしていて
多くの『メーカー』が『家庭用ゲーム機』を発売しはじめた頃なんだ。

ライバル会社が次々と『家庭用ゲーム機』を発売しているよね
今から、参入しても我社は、後発メーカーのひとつでしかないよなー。

何か、『任天堂』らしい『家庭用ゲーム』をつくらないと
差別化できないよなー。

どうしよう

そしてこの頃『任天堂』では
1981年に自社開発した『アーケードゲーム』の『ドンキーコング』が
大ヒットしていたんだ。

それで『上村部長』は考えた

『任天堂』の強みはやっぱり、

『アーケードゲーム』の開発経験と
おもしろいゲーム、『ドンキーコング』があることかな？

そうだ『アーケードゲーム』の『ドンキーコング』が遊べる
『家庭用ゲーム機』を作るのはどうだろう？

早速『電子・半導体メーカー』に作れるか聞いてみよう。

そして『上村部長』は

家庭用ゲームの開発に協力してくれる『電子・半導体メーカー』を探し始めたんだ。

困りはてた『上村部長』・・・

そんなある日、ある会社から電話が・・・・

その電話が『ファミコン』を誕生させる切り札になるとは・・・

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2020.04.16

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