「電子工作：どうやって測る?<基板の穴径〉」についてご紹介｜「電子工作/修理/メンテナンス」

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今回は、「電子工作：どうやって測る?<基板の穴径〉」についてご紹介します。

通常、電子回路の試作では、精密に長さを知るための測定器は不要です。あらかじめ、部品メーカからの仕様書を入手しておけば、寸法だけではなく、そのバラツキも把握できるからです。

そのため、少し正確に寸法を把握しておきたいという希望があればノギスで十分といえます。しかし、マイクロメータも含めて、これら2種類の計測器を使っても構造的に測れないものがあります。

それは、ユニバーサル基板など部品のリード線を挿入する「穴」の直径です。1mm前後の穴があいていますが、電子部品によってはリード線の径が大きかったり、断面が四角であるために、ドリルなどで追加の穴加工が必要となる場合があります。

基板の穴径を確認する手軽な方法としては、ピンゲージが挙げられます。本書が対象とする分野から外れますので、詳細は述べませんが、簡単にいうとピンゲージは、超硬合金やゲージ鋼と呼ばれる、ひじょうに硬い材料で作られた精密な円柱です。

本来、ピンゲージは、穴加工された金属の穴精度を測るのが目的です。そのため、プリント基板のようなやわらかい素材に、これほどのゲージを使う必要があるのかといえば、疑問は残ります。

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