【MSX】コナミが気合を入れまくった、MSXのグラディウスの世界、グラディウス、グラディウス2

ご視聴ありがとうございます。

今回は、コナミの、並ならぬ熱意で制作された、

MSX版のグラディウスの世界をご紹介させて頂きます。

MSXのサイトマップをご紹介します。

そう、このグラディウスシリーズは、大ヒットした、アーケード版の作品よりも、緻密な世界観の設定が用意されているんだ。

MSX版のグラディウスシリーズとしては、4つの作品が、リリースされていて、

発売順に、このシリーズの作品をご紹介すると、

1986年に、初代グラディウスが登場し、

翌年の87年には、続編のグラディウス2と、沙羅曼蛇が発売され

そして、2年後の89年には、アーケードの移植作品である、ゴーファーの野望 EPISODEIIがリリースされるんだ。

そうだね、でも、2004年にリリースされた、本編、最後の作品である、グラディウスVでは、

このアーケード版の作品と、MSX版の世界観が、繋がってゆくことになるんだ。

そうだね、そして、このシリーズの世界観を、より深化させたのが、このMSXのオリジナル作品である、グラディウス2なんだ。

グラディウスが発売された当時の物語を少しご紹介させて頂くと、

母なる美しき惑星グラディウスは、亜時空星団、バクテリアンにより、激しい攻勢にさらされ、絶滅の危機に立たされていた。

そして、この惑星グラディウスを守るため、超時空戦闘機・ビックバイパーが、今、暗黒の宇宙に飛び立ったのだ。

しかし、そこには、壮大なる異次元空間とバクテリアンの総攻撃がビックバイパーを待ち受けていた。

エネルギーカプセルを集め、パワーアップだ

惑星グラディウスを救えるのはキミしかいない。

キミの勇気と集中力で、さあ、発進せよ!

というものなんだ

そして、続編の作品では、MSX独自のグラディウスの世界が作り出されることになるんだ。

さらに、このグラディウス2では、コナミの開発陣が、数々の新しい試みにも挑戦しているんだ。

その中でも、代表的なものが、3つあるんだ。

そう、それがサウンドとグラフィック、そして、ストーリーなんだ。

1つ目の、サウンドについては、

コナミのスタッフは、この作品のために、アーケードゲームに匹敵する音響効果を実現するため、新たにSCC(音響専用ウェ ープ音源LSI)という音源チップを開発しているんだ。

このチップの登場により、従来のPSG音源を遥かに超える、美しいサウンドを作り出すことに成功しているんだ。

そして、2つ目のグラフィックについても、

この作品では、描写力の劣る、MSX1のソフトでありながら、MSX2のような美しい背景や、デモグラフィックが、ユーザーから注目されることになるんだ。

そして、3つ目の、ストーリーについては、

このゲームでは、物語性を重視した、ゲーム制作を試みていて、

そのため、ゲームの世界の奥行きや、期待感がグンとアップした作品に仕上げられているんだ。

そう、MSX版のグラディウスシリーズでは、

コナミのスタッフが、アーケードとMSXとのハードの性能の差を新しい音源や美しいグラフィック、そして、ストーリー性を盛り込むことで、

クオリティの高い作品に、仕上げることに成功しているんだ。

ということで、ここからは、グラディウス2から、生み出された、MSX版の初代、グラディウスの物語を紹介させて頂きます。

惑星グラディウス、それは、太陽系から遥か彼方の遠い宇宙に存在する惑星である。

この惑星の地軸は、太陽に対し、ほぼ水平を維持しており、

そのため、この星の北半球は、一年中太陽の恩恵を受け、一方の南半球は、常に闇に閉ざされていたのである。

この星を母星とする、グラディウス帝国は、人口が約20億人、そして、惑星の周囲には、7つのネオ・スペースプラントと呼ばれる、植民星を保有していたのである。

この帝国の主要な機能は、当然、北半球に集中しており。

一方の、闇に閉ざされた、南半球は、その気候の影響から、未開拓地として残されていた。

だが、この惑星の南側には、リーク人と呼ばれる、少数民族が生活していたのだ。

この人々は、惑星の南に住む、唯一の種族であり、彼らの生活形態は、原始的ではあったのだが、他の民族と一線を画すサイコパワーという、未知のエネルギーを保有していたのである。

このエネルギーは、リーク・パワーとも呼ばれ、あらゆる動力や、生体エネルギー源として、利用することも可能であることが知られていたのである。

しかしリーク人が保有するこの強靭なパワーは、強力なマグネティック・イオンという物質を、その体内に保有することで維持されており、

それ故に、自然界に存在する宇宙線に対し、非常に弱いという体質を持っていたのだ。

そのため、この民族は、太陽光の届かない、この惑星の南半球に住まざる得なかったのである。

しかしこの星に同居するグラディウス政府はこの原始的な彼ら、リーク人の存在を憂い。そして、民族としての認知を拒否していたのだ。

そんな、グラディウス歴6644年。謎の軍隊がグラディウス帝国に侵攻して来たのだ。

それは、この惑星を侵略しようと企んでいた、バクテリアンの襲撃であった。

そう後に第一次プラネットウォー別名、北十字戦と呼ばれる大戦が始まったのである。

このグラディウスとバクテリアンとの戦いは、激戦の末、ようやく終結することが出来たが、その戦争の傷跡は、この惑星に、多大な被害をもたらしたのである。

それは惑星全体の65%にも及び、帝国都市のある北半球を中心に、少数民族の住む、南側にまで及んでしまったのだ。

そのため、多くのリーク人も被害にあうことになり、生き残ったこの民族の数は、僅か、数十名になってしまったのだ。

しかし、復興に手間取る帝国政府の援助が、この少数民族に及ぶことはなく、生き残った僅かな人口も、その後、更に数を減らしてゆくことに、

そのためこの民族から帝国に対する不信と憎悪が急速に増大していったのである。

生き残ったリーク人の中でも最も帝国に対し強い憎悪を抱いていたのがこの民族のリーダー的な存在であり、科学者のヴェノムであった。

そして僅かなリーク人の生き残りのなかに、若きジェイムス＝バートンもいたのだ。

彼は後にビックバイパーのパイロットとして、数々の戦役を乗り越え、英雄となり、

やがてこの帝国の皇帝ラーズ18世として即位することになるとは、誰が予見したであろう。

だがこの頃の彼はまだ3歳の幼子であり、あの北十字戦で両親を失った孤児であったのだ。

そんな1年後の、グラディウス歴6645年。

グラディウス帝国がリーク人に関心をよせる出来事が起こるのだ。

それはリークパワーの研究に着手していた宇宙科学庁により、そのパワーの分析と、利用価値に関する報告書が、政府へ提出されたからである。

その研究結果とは、あのリークパワーが科学技術の発展において大きく貢献することが出来るいう見解だったのだ。

この報告に基づきグラディウス政府はリーク人の認知を正式に認めることとなり、この少数民族の保護政策を、早急に打ち出したのである。

しかし帝国に対し不信感を抱くこの民族は、この保護政策に反発し間もなく多くのリーク人がこの惑星を去っていったのだ。

そして、2年後の、グラディウス歴6647年。

この帝国の指導者である第16代皇帝が逝去してしまうのだ。

その後継者としてこの国のリーダーとなったのが皇帝ラーズ17世である。

そうこの指導者の登場がこのグラディウスの科学技術を大きく発展させ、

そして後にこの帝国の歴史に刻まれる所謂、サイレント・ナイトメア事件の発端も生み出してしまうことになるのだ。

皇帝の就任と時を同じくして惑星グラディウスでは、この帝国の繁栄に大きな影響を及ぼしかねない大きな異変も起こっていた。

それは、この星を照らし続けてきた、太陽の異常である。

そうこの恒星の黒点が消滅し、中心部の温度が異常上昇を始めたのである。

そのためこの惑星の地表の温度は徐々に上昇し、気候にも変化の兆しが見え始めたのだ。

この太陽の異常は帝国のエネルギー問題に大きな影響を及ぼすことになり、

なぜなら、このグラディウスの全エネルギー源は、すべてこの太陽光線によって生み出されていたからである。

そうまさに帝国の繁栄の源となるエネルギーの枯渇問題という、重大な出来事が起きてしまったのだ。

そこでラーズ17世はこのエネルギーに替わる新しい資源の確保として、あのリークパワーを応用した、新技術の確立を推進したのである。

そのためにはリーク人の全面的な協力が必要となり、

帝国政府がこの民族の探索や保護政策を急いだのも実は、このエネルギー問題の解決が背景にあったのだ。

そして、このグラディウスに僅かに残ったリーク人の中からこのエネルギー問題の解決に協力しようとする、人物も現れるのだ。

それがリークパワー研究に参加していたジェイムス＝バートンや科学者のヴェノムたちである。

こうして少数民族の協力のもとリークパワーを応用した新技術の研究が始まったのである。

そして6年後のグラディウス歴6653年。

遂に、リークパワーによる、エネルギー生成システムが完成したのである。

同時にラーズ皇帝はバクテリアンの侵攻に備え、防衛システムの強化も密かに進めていた。

そしてこの新エネルギーを採用した初めての超時空戦闘機、ビックバイパーが完成したののである。

こうしてラーズ皇帝の英断により、グラディウスは新たなエネルギーの確保に成功し、更に防衛システムも整えられていったのだ、

そんな皇帝就任から11年後のグラディウス歴6658年。

この帝国は、再び、バクテリアンからの、襲撃を受けることになるのだ。

後に第二次プラネット・ウォー、または闇の女神戦と言われる大戦が勃発したのである。

そしてこの戦争には最新兵器の超時空戦闘機、ビックバイパーが、実戦投入され、

更にバクテリアンを迎え撃つグラディウス軍には、あのリーク人パイロットであるジェームス＝バートンの姿もあったのだ。

こうして、グラディウス帝国と、バクテリアンによる、惑星グラディウスをめぐる戦いが、今、始まろうとしている。

そうこの大戦こそが初代、グラディウスの戦いなんだ。

そうだね、それにこの惑星に住む少数民族であるリーク人が重要な存在として登場してくるんだ。

そうでもこの民族とグラディウス帝国との関係が、その後のシリーズで、大きな戦乱を生むことにもなってしまうだ。

そうだね、1回目の戦いが、グラディウス歴、6644年に起こった、第一次プラネットウォーと呼ばれる大戦なんだ。

そしてその14年後の6658年に勃発したのが第二次プラネットウォーであり、これが初代グラディウスの戦いなんだ。

この別名、北十字戦記については、その後リリースされるゴーファーの野望 EPISODEIIで大きく関わってくることになるんだ。

そうそれに帝国でエネルギー開発に携わっていたリーク人の科学者のヴェノムもこの作品の続編、グラディウス2で重要なキャラクターとして登場することになるんだ。

そうだね、Vでヴェノムの再登場を喜ぶユーザーは、相当なグラディウス通だね。

実はこのMSX版のグラディウスシリーズでは、このリーク人が重要なキーワードとなって、物語が展開されてゆくことになるんだ。

そうだね、この頃盛り上がっていた映画スターウォーズの世界観を思い描いて頂けるとイメージしやすいかもしれないね。

リークパワーがスター・ウォーズでいうフォースみたいなもので

エースパイロットのジェームス・バートンが、主人公のスカイウォーカー、

そして科学者ヴェノムがダースベーダー

という立ち位置でイメージして頂けるとわかりやすいかもしれないね、

そしてここからこの物語はグラディウス2の世界へ突入することになるんだ。

今回はここまで

次回はコナミの名作タイトル、グラディウス2の物語をご紹介させて頂きます。

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2021.01.22

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