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海外で任天堂と互角以上の戦いを繰り広げた海外版メガドライブ「ジェネシス」のご紹介
【セガ】「メガドライブ(MD)」(1988-1996年)関連サイトマップのご紹介
「メガドライブ(MD)」(1988-1996年)関連サイトマップをご紹介します。
海外で任天堂と互角以上の戦いを繰り広げた海外版メガドライブ「ジェネシス」のご紹介
メガドライブ発売から1年後、1989年9月にアメリカで発売された「ジェネシス」
海外におけるメガドライブは、日本発売の約1年後にまず北米で(1989年9月:製品名はジェネシス)、そのさらに1年後に欧州やアジアで(1990年9月:製品名はメガドライブ)順に発売された。
海外でスーパーファミコンと互角以上の戦いを繰り広げた「ジェネシス」
それらが熾烈な値下げ競争や『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の大ヒットといった追い風によって任天堂のSuperNES(海外版スーパーファミコン)と互角以上の市場を築くことになります。
「メガドライブ」ピーク後も躍進する「ジェネシス」
幻に終わった「ジェネシス+ジェネシス32X」一体型機「neptune:ネプチューン」
未発売に終わりましたが、ジェネシスとジェネシス32X(北米版スーパー32X)の一体型機(開発コードネームは「neptune:ネプチューン」)も正式発表されるなど、日本の熱心なファンが羨むような勢いを持続していたのです。
▼秋葉原で発売されていた「CDX」「NOMAD」
「ジェネシス」と「セガCD(北米版メガCD)」を一体化させた「CDX」や、カラー液晶つきの携帯型ジェネシス「NOMAD」などは、東京・秋葉原の一部店舗などで扱われていたこともありました(セガ非正式販売)。
「メガドライブ/ジェネシス」生みの親「佐藤秀樹」開発秘話のご紹介
「マスターシステム」後継機で「ファミコン(NES)」への先手を打ち
「マスターシステム」は、任天堂さんのNES(ファミコン)に先駆けられるかたちでシェアが伸びなかったので、次のマシンは欧米で先手を打ちたいと思っていました。
1989年「ジェネシス」を投入、NECも「ターボグラフィックス16」発売
そこで、1989年に16ビットのジェネシスを投入したのですが、すでに競争相手は任天堂さんだけではありませんでした。NECさんもPCエンジンという非常にバランスのとれたマシンをアメリカに投入したのです。
海外で繰り広げられ「16ビット戦争(セガ vs NEC vs 任天堂)」
向こうでは「ターボグラフィックス16」と名付けられた(グラフィックスエンジンがメモリーに対してアクセスするビットの数が16ある)それは、8ビットなのに16ビットと間違われ、ジェネシス、SNES(スーパーファミコン)とともに「16ビット戦争」などと騒がれました。
ドリームキャストまではビット競争みたいなところがあって、ビット数が倍になれば、倍よくなるといった印象がありましたからね。だから、メガドライブは「16-BIT」と大きく顔に書いてあるんです!
欧米との文化の違いから変更された「ジェネシス」のデザイン
これは文化や価値観の違いによるものですね。おかげさまでソニックの活躍もあり、任天堂さんと互角の戦いをすることができました。
「ジェネシス/GENESISバリエーション」のご紹介
海外版メガドライブ「ジェネシス/GENESIS・バリエーション」をご紹介します。
「ジェネシス/GENESIS(SEGA/1989年9月発売)」のご紹介
16ビット=新時代のゲームシーンの始まりを意味する「GENESIS(ジェネシス:創世記)」の名で発売された北米版メガドライブ。性能は日本発売のものと同じですが、基本的に互換性はありませんでした。お国柄から、銀色で小さめの16-BITロゴなど、本体やコントローラーのデザインが多少異なっています。
「ジェネシス2/GENESIS2(SEGA/1993年4月発売)」のご紹介
「ジェネシス」からボリュームスイッチなどを削除して小型化、コストダウンを図った廉価版。いわゆる北米版の「メガドライブ2」ですが、ジェネシス同様、日本版の本体とはカラーリング等のデザインが若干異なります。標準で付属するパッドが、ジェネシス時と同じ3ボタン仕様なのが特徴(日本版は6ボタン)。
「ジェネシス3/GENESIS3(MAJESCO/1998年8月発売)」のご紹介
北米のみで発売された「ジェネシス2」のマイナーチェンジ機種。本体機能はそのままに内部の集積密度が高められ、さらなるコンパクト化を実現(コントローラーとの対比に注目!)。付属コントローラーは連射機能付きの6ボタン仕様に。販売元はセガと正式にライセンス契約を結んだマジェスコ社。
「ジェネシス CDX/GENESIS CDX(SEGA/1994年4月発売)」のご紹介
「ジェネシス」と「セガCD」を一体化した、いわば「ワンダーメガ」の北米版。超小型の本体に両マシンの機能がほぼ搭載されているうえ、少々不恰好にはなりますが「ジェネシス32X」も接続可能。日本では未発売に終わりますが、欧州とアジアでは「マルチメガ」の名前で販売されていました。
「ジェネシス NOMAD/GENESIS NOMAD(SEGA/1995年10月発売)」のご紹介
バックライト式のカラーTFT液晶を内蔵した「携帯型ジェネシス」。ゲームギアとほぼ同等の小サイズながら、方向+6ボタン、スタート・モードボタン、ヘッドホン・画面出力・2コン接続用の各端子を装備。据え置き型と遜色ない性能を誇り、標準の単3電池×6本で約3時間の連続使用が可能。北米市場のみの発売。
▼お国が違えばゲームの雰囲気も変わる?
海外のゲームをプレイする時に困るのが、言葉の壁。直感的に楽しめるアクション系の内容であれば問題は少ないのですが、例えばメッセージの訳仕方ひとつで、本来、そのゲームが持っていた雰囲気が損なわれてしまう場合も多くあります。
その意味で、メガドライブのゲームにはローカライズがしっかりしたものも多く、中でも「テンゲン」と「初期EAV」の作品は、その対訳センスのよさで人気を博した。
「残虐行為手当」、「タフすぎてそんはない」などの名訳で知られる『ピットファイター』(テンゲン)などはその代表例だが、もとの英語版の味を生かしつつ、ウィットに富んだ邦訳があてられていました。
ローカライズで活躍したメーカー
「ジェネシス」で人気を博したソフトは、海外メーカーの関連会社によって積極的に日本のメガドライブにもローカライズ(翻訳)移植されました。
それらはひと口に海外ソフトといっても、各社によって内容・作風など実に様々。世界の広さを感じさせ多様性に富んでいました。
「テンゲン」のご紹介
「テンゲン」は米アタリゲームズの関連子会社で、メガドライブでは主に同社のアーケードゲームをローカライズ移植して発売。「ハードドライビン」「マーブルマッドネス」「ガントレット」ほか、マニアックかつ完成度の高いラインナップを展開した。加えて、毎回シャレの効いた説明書や雑誌広告のオモシロさも話題になり、一部に熱狂的なファンを形成するまでに。
「エレクトロニック・アーツ・ビクター(EAV)」のご紹介
「エレクトロニック・アーツ・ビクター(EAV)」は、米エレクトロニック・アーツ(EA)のソフトを専門にローカライズを担当。アメフトをはじめとする各種スポーツもの、オリジナルのアクション系タイトルが多数発売され、「ロードラッシュ」や「デザートストライク」などは人気シリーズへと成長。EAブランドのソフトは、本国のジェネシス版と同様、標準とは異なる形状(やや縦長)のカートリッジで発売された。
「アクレイムジャパン」のご紹介
親会社である米アクレイムのタイトルを中心に移植販売。筆頭の「モータルコンバット(世界で最も売れている格ゲーシリーズ)」は、バイオレンス描写の問題で推奨年齢こそ設けられたが、根強いファンに支えられて幅広く展開された。
その他にはスポーツもの、映画版権もの(「トゥルーライズ」「バットマン」など)が多数。ただ、メガドラ末期にはテキストが未翻訳などのいい加減なローカライズも・・・。
「セガ(・オブ・アメリカ)」のご紹介
日本のセガは、セガ・オブ・アメリカ制作のタイトルをローカライズして発売。スマッシュヒットを記録した「エコー・ザ・ドルフィン」をはじめ「トージャム&アール」「コミックスゾーン」、メガCDの「ナイトトラップ」など、海外センスあふれる作品を揃えていました。また、「ポピュラス」や「ソード・オブ・ソダン」など、他社の海外ソフトも少数ですが販売していました。
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