【ダグラム第67回北極に散った決断】名作アニメ『太陽の牙ダグラムあらすじ(ストーリー)』のご紹介

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今回は、名作アニメ『太陽の牙ダグラム：第67回北極に散った決断あらすじ』をご紹介します。

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名作アニメ『太陽の牙ダグラム：第67回北極に散った決断あらすじ』をご紹介します。

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遠く聞こえる砲声に破られた夢

戦火に照らされていま　浮き上がるデロイアへの想い

ほんの一時見た権力の夢

代表として　軍人として　人間として　デロイア人として

今こそ真実の決断が迫られる

人民政府樹立の影響はデロイア全土へと波及し、第8軍の弱体化と反比例するようにゲリラ活動は活発化していった。いまやカーディナルでもゲリラによる破壊活動が頻発、レークは主治医のニールと相談してドナンを地球に送り返すことを決定した。

前線に出向こうとしていたフォン・シュタインも同行して、まずは北極ポートへの移送が開始された。航空機の中でフォン・シュタインは、ドナンとふたりで築き上げたものを守るために一兵卒として前線へ赴き勝利し、自分のやり方でデロイアを治めてみせると誓う。

だがそんな決意を嘲笑うかのように、ラコックはデロイアを掌中に収めるための策謀を着々と進めていた。彼は、地球からの増援が届きつつある現在、いったいいつまで待機すればよいのかと言う北極ポート守備隊のブレナーに、デロイアをコントロール下に置くためには解放軍と第8軍、つまりデロイア人同士を噛み合わせることが得策なのだと説明する。

その流される血の重みを一切考えない非道ぶりに驚いたブレナーから全てを聞いたフォン・シュタインは、己が権勢欲を満たすことしか考えていないラコックに激しい怒りを覚え、その野望を阻むたサマリンとの交渉の場を設けると言い出す。

そうなったらラコックのこれまでの策謀のすべてが水泡に帰してしまう。驚いた彼はそれまでの冷静な態度をかなぐり捨て、フォン・シュタインに翻意を促す。だが今更容れられるわけもなく、追い詰められたラコックは、彼が敵に投降する兵士たちの前で叫び、搭乗するヘリを撃墜させてしまう。

『閣下。私はいままであなたの傀儡と言われてきました。しかし私たちは、まがりなりにもデロイアの州立化を成し遂げ、それを存続しようと努力しました。

だが今、それが再び、以前の動きに戻されようとしています。閣下と同じ地球人の手で。私はこの地を、地球人の好き勝手にはさせません。デロイアは我々デロイア人の手で治めます。

閣下、北極ポートは必ず我が8軍の手で守ってみせます。兵たりとも、地球連邦軍の手を借りようとは思いません。私は今、一兵卒とし最前線に赴くつもりです。

私は、私たちが築いた体制を継承しつつ、私なりのやり方で、このデロイアを治めます。私はこのデロイアで生まれ、そして育ったデロイア人です』

ラコック『ブレナー司令。あなた方第6軍の使命は、ここ北極ポートの守備のはずですが?』

ラコック『8軍への支援は無用です』

ラコック『むしろそれが狙いです。(中略)8軍も解放軍も同じデロイア人です。デロイア人同士で戦わせておけばいいのです。

(中略)私はいま、解放軍の主導権を握っているサマリンにとって替わるべき人物と、コンタクトを取っています。それはヘシ・カルメルという男です。近々、私とこの男とで和平交渉を結びます。

もはやこのデロイアは、サマリンやフォン・シュタインの時代ではないのです。我々若い者が古い体制に取って代わり、これからの時代を担っていかなければならないのです。(後略)』

カルメル派の幹部は、常にカルメルと行動を共にしている。クーデターに際し慣れない拳銃を持ち出したため、ジョークを衝動的に射殺してしまう。

北極基地はデロイア州第8軍ではなく、メドール州第6軍の管理下に置かれている。ここの事実からも、デロイアの地球との関係が伺える組織体制ですね。

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