第7回トラブル続きの『ファミコン』発売 –『ファミコン』誕生物語

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第6回『ファミリーコンピューター（ファミコン）』は、こうして名付けられた– 『ファミコン』誕生物語

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2020.03.18

ファミコン・サイトマップをご紹介します。

世界で6000万台出荷されるようになる『ファミコン』も

発売当初は『トラブル』続きと『工場』を停止してまでの回収騒ぎて大変だったんだ。

そんな『ファミコン』の発売当初の逸話をご紹介します。

はじまりは『ファミコン』が発売された1983年7月。

1980年代はじめの『任天堂』は『ゲームウォッチ』が『大ヒット』していたんだけど

『家庭用ゲーム機』では実績のあまりない会社だったんだ。

だからメディアからもまったく注目されていなかった。

1983年7月15日『任天堂・開発2部』が心血を注いだ『ファミコン』が発売日を迎える。

・・・・

しかしまったく注目されていなかった。

『ファミコン』の発売はとても静かな出足だったんだ。

『ファミコン』は『任天堂・開発2部』の予想に反して発売当初はあまり売れなかったんだ。

一部の『ディスカウント店』では一時価格が7000円程度に下がったこともあったんだ。

『ファミコン』を開発した『任天堂・開発2部』の『上村部長』の脳裏には

『ファミコン』発売の喜びよりも『トラブル』なく無事に出荷されるかどうかの不安で頭がいっぱいだったんだ。

りりりりり
りりりりり
りりりりり

はい『上村』です。

いつもお世話になっております。

はい『ファミコン』の『コントローラ』が？

『ファミコン』の『コントローラ』の『ボタン』が押したあと元に戻らない?

『コントローラ』の『四角いボタン』が埋まってしまっている?

うーむ『ファミコン』の『品質テスト』は入念にしたはずなのだが。

『ファミコン』の開発時には『開発2部』は入念な『品質テスト』をしていたんだ。

諸群『品質テスト』は重要である。

特に可動部分である『コントローラー』と『コネクタ』ーは接触部分であるから入念に『テスト』したい。

『コントローラー・ボタン』は『打鍵テスト』は100万回。

そして『コネクターのテスト』は『目標挿抜回数』を5000回とする。

わかりました。

ところで部長質問があります。

なんだ。

『コントローラーボタン』の『打鍵テスト』は『機械』でできますが。

『コネクタ』の『挿抜テスト』する『機械』はありません。

・・・・・・

もちろん手でするんだ。

えー

『機械』がないなら手でするのだ。

『ファミコン』で遊ぶ子どもたちを思い描きながら『テスト』すれば5000回など造作なきこと。

ひえーーー

『ファミコン本体』に『ゲームカセット』を抜き差しするテストだよ。

がちゃがちゃがちゃがちゃ
がちゃがちゃがちゃがちゃ
がちゃがちゃがちゃがちゃ

部長ー『コネクタ』の『挿抜テスト』は地獄ですー。

それは『ファミコン』のゲームで遊ぶ時に子どもたちは

ゲーム『コントローラ・ボタン』の『にじり押し』をしていたんだ。

初期の『ファミコン』の『コントローラ・ボタン』は

ゴム製の『四角いボタン』だったんだその『ボタン』をナナメ前方向に押しこむ『テクニック』だよ。

特にゲームに熱くなるとやってしまう。
友達との『対戦ゲーム』の時は特に注意が必要です。

この後『ファミコン』の『コントローラ・ボタン』は

ゴム製の『四角ボタン』から『プラスチック製』の『丸ボタン』に変更されました。

この頃『コントローラ』を引きちぎってしまったり
『コントローラ』を壊してしまったが交換できないという『クレーム』が発生していたんだ。

『ファミコン』の『コントローラ』は

取り外し可能な『コネクタ』式ではなく
取り外しができない『直付け式コントローラ』なんだ。

『上村部長』

なんで交換できる『コネクタ』接続にしなかったんですかー。

『トラブル』対応で泣きそうです。

うーむ申し訳ないこれにはいろいろ『事情』があるんだよ。

『上村部長』が

『ファミコン』の『コントローラー』の接続部分を

『コントローラー』が脱着できる『コネクタ接続方式』でなく
脱着ができない、『直付け方式』を選択したのかは

1981年11月の『ファミコン開発』のきっかけとなった『山内社長』の『鶴の一声』からなんだ

そうなんだ
『山内社長』は『上村部長』へ『家庭用ゲーム機』の開発依頼の電話をした時に
ある条件を『上村部長』に指示したんだ。

わかりました。

『条件』といいますと

え

しかし『ファミコン』の開発中に10000円以下はどうしても無理だと『上村部長』は『山内社長』を説得する。

そのかわり『上村部長』は、10000円台にすることを約束したんだ。

その結果『上村部長』は価格を抑えるため『コスト削減』に奔走することになるんだ。

そして『ファミコン』の『コントローラ』の接続部分の開発時に

ある『問題』に直面する。

そう『上村部長』は『ファミコン』の『基板』を設計した時点では
『コネクタ』を付けるつもりだったんだ。

うーむ『コネクタ』接続だと『コスト』が上がってしまうなー。

これでは『目標』の価格で発売できないぞー

うーむどうしよう

・・・・・・・

そうだ『ファミコン』の『コントローラ』を直付けにして『コスト削減』をしよう。

その結果

『ファミコン』の価格は『目標』である1万円台の、
14800円という価格を実現したんだよ。

目標の価格を達成することができたんだけど

その後『任天堂』の社員が泣くことになった。

実は『ファミコン』を分解するとわかるんだけど

『基板』の前面から出た『コネクタケーブル』がぐるりと後ろに回っているのが確認できるんだ。

これは本体前面に『コネクタ』を付けようとした名残なんだよ。

ちなみにこの経験で

『スーパーファミコン』では『コネクタ接続』に改善されています。

今回はここまで
次回は

『ファミコン』最大の危機となる
クリスマス商戦で『ファミコン』全品回収になった
『ベースボール』の消える魔球事件
をご紹介します。

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2020.04.18

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