彫金/ジュエリー付ける道具「基礎技法とその工具の使い方：付ける道具(ロウ付け台/からげ線/ブローパイプ/フラックス/銀ロウ/ピンセット/酸洗い)」のご紹介｜彫金/ジュエリー入門

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今回は、彫金/ジュエリー「基礎技法とその工具の使い方：付ける道具(ロウ付け台/からげ線/ブローパイプ/フラックス/銀ロウ/ピンセット/酸洗い)」をご紹介します。

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金属どうしを接合するには、溶接・ロウ付け・半田付け・かしめ等の方法がありますが、ここではジュエリー制作に使われるロウ付けを紹介します。

1. すり合わせをし、セッティングする
2. フラックスをつけ全体をあたためる
3. 接合部分にロウ材を置き、再度熱しロウを流す
4. 酸洗いでフラックスや酸化膜を除去する

耐火レンガの上に耐火ボード等のロウ付け台を設置して作業を行います。耐火レンガに直に置くと熱が吸収されてしまうため、なかなかうまくロウ付けできません。

ロウ付け時に部品の組立や固定に使用します。軟鉄の0.3mm位の線をぐるっと巻きつけ、やっとこで締め上げて固定します。

ロウ付け部分にからげ線がかかってしまう場合は、ロウ材がからげ線にまわらないように間に和紙を挟んでおくとよいでしょう。

最近は、逆作動ピンセットを作品の固定用によく使用されています。

都市ガス用、LPガス用とあり、エアーポンプでエアーを送りロウ付け、地金の焼きなまし等に使用します。ロウ付けのシーンに応じてガスと空気の量を調節して使用します。リング程度のものであればカセット式のものでもロウ付けは可能です。

酸化防止等、ロウ付けには欠かせないロウ付け補助材です。
各種ありますが、ペースト状になっているものが使用しやすいでしょう。

融点の違いによって使いわけますが、銀・銅を接合するのに使い、融点の高い順に2分ロウ、3分ロウ、5分ロウ、7分ロウ、9分ロウ、早ロウとあります。

ロウ付け部分にロウ材を置く際に用い、ステンレス製のものを使用します。先端がまっすぐな直型と曲げてある先曲型とありますが、こだわりがなければ先端を加工して使いやすい直型のほうをおすすめします。

ロウ付けや焼きなまし後にできた酸化膜やフラックスを除去するのに使います。今までは10%程度の希硫酸で行っていましたが危険でもあり、入手困難なので、市販のピックル(ディクセル)で処理します。

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