「RCラジコン：モーター&バッテリーのパワーを引き出すESC&モーターのセットアップ方法」のご紹介｜RCラジコン入門

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今回は、「RCラジコン：モーター&バッテリーのパワーを引き出すESC&モーターのセットアップ方法」についてご紹介します。

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ブラシレスモーターの特徴として、ESC側から進角を変更できるということがあげられます。モーターの進角とは、内蔵された電磁石の極性を切り換えるタイミングのことです。

簡単にご紹介すると、

• 進角の数値(角度)を上げればモーターの回転数が上昇します。
• ESCではモーターに供給する電圧も調整し、この電圧によって回転数は変化します。
• 基本はスロットル操作に合わせて電圧も上昇し、スロットル操作量とモーター回転数は正比例しますが、ここで進角の変更を加えるとモーター回転数は2次曲線的に増加します。

適切に調整することによってマシンのスピードアップが可能なブーストですが、セッティングの自由度が大きいだけに、正しいセットをみつけるのが難しいのです。

「ESC&モーターのセットアップのポイント」についてご紹介します。

モディファイド、ストックモーターを問わずにパワー系のセッティングでは温度がカギになります。無理な設定をしてしまうとモーターやESCが発熱して効率が下がり、破損の危険性も高くなります。

サーキットのインフィールド区間のパワーフィーリングは、ブーストやターボではなくギヤ比で調整してください。

ギヤ比がある程度決まったら今度は加速特性をブーストで調整しますが、モディファイドモーター(4.5T)の場合、ブーストが作動する回転数はモーター温度を基準に3000~5000の範囲で調整します。

バッテリーの充電電流は、その容量と同じ(5000mAhなら5A)1Cに設定するのが基本ですが、レース用バッテリーは1.5C程度で充電することもあります。

• ひとつのバッテリーパックを1日に使う回数は3回まで、これ以上はバッテリーが傷みやすくなってしまいます。
• その日の初充電の前に10Aで3分ほど放電すると、バッテリーが活性化されてパワー感が上がります。

ブーストやターボを使う場合と、ノンブースト設定では、同じ17.5ターンのモーターであっても適切なローターは異なってきます。

基本的にブーストで高回転が得られる場合は外径の細いローター(回転型)をチョイスし、大きなピニオンギヤを使用するノンブースト設定ではD14.0×d5.0mm(トルク型)などの磁力の強いローターが適しています。モーター進角は市販時の状態が基本になります。

「ストック/モディファイドモーターおすすめESC&モーターのセットアップ」をご紹介します。

レーシングパフォーマーMシリーズ17.5Tでのセットアップ例です。ローターは14mmを使用し、最終減速比は2.6〜3.0で調整します。モーターの進角は標準状態+5°に設定します。

レーシングパフォーマーMシリーズ4.5Tを使用する際のセットアップ例です。コースによってギヤ比は異なりますが、BD72015なら116:26〜28(最終減速比8.9〜8.3)の範囲で調整します。

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