- Tyrrell(ティレル)F1のボディデザイン史
- 🏁 第1期 創成期(1968〜1970)
- 🏎️ 第2期 Tyrrell自社設計時代(1971〜1975)
- 🏎️ 第3期 実験の極致 ― 6輪車「P34」(1976〜1977)
- 🏎️ 第4期 P34以後のエアロ進化(1978〜1983)
- 🏎️ 第5期 ハイテクとスポンサーカラー期(1984〜1990)
- 🏎️ 第6期 終焉期(1991〜1998)
- 🎨 Tyrrell F1 ボディデザイン変遷まとめ
- 🧠 Tyrrellデザインの本質
- 🌟 代表的造形美3選
- 🔧 総括 Tyrrellのデザイン哲学
- 「歴代RCラジコン」のご紹介|まとめ
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Tyrrell(ティレル)F1のボディデザイン史

Tyrrell(ティレル)F1のボディデザイン史は、F1史の中でも最も個性的かつ実験的なデザイン進化を遂げた例です。 FerrariやMcLarenが「ブランド美」、LotusやBrabhamが「技術美」を象徴するなら、 Tyrrellはまさに「創意の造形美=独創美」を体現したチームです。
🏁 第1期 創成期(1968〜1970)
― “ブルーの誕生” ― Matraとの提携時代
| 年代 | 代表車 | 特徴 | デザイン思想 |
|---|---|---|---|
| 1968–1970 | Matra MS10/MS80 | 青基調・丸みのあるフォルム | 「機械に感情を宿す形」 |
・Matraの航空技術を反映した滑らかな流線型。
・チーム創設者Ken Tyrrellが選んだチームカラーはフレンチブルー。
・シンプルなライン構成ながら、空力的に優れたシェイプ。
・Matra MS80(1969) ジャッキー・スチュワートが初の世界タイトル。
・ボディ全体が一枚の羽根のようにデザインされ、“空を切る青”。
・ブルー(Matraブルー)
・ホワイトアクセント(ノーズやライン部)
・企業ロゴ最小限
💬 「あの青は、空を走るための色だった。」 — ジャッキー・スチュワート・
🏎️ 第2期 Tyrrell自社設計時代(1971〜1975)
― 「ブルーの彫刻」時代 Tyrrell 003と006
| 年代 | 代表車 | 特徴 | デザイン思想 |
|---|---|---|---|
| 1971–1975 | 001/003/006 | シンプルな三角断面・小型リアウィング | 「軽く・低く・空力的に」 |
・低いノーズ、円筒ボディ、コンパクトなエンジンカバー。
・小さなフロントウィングと立体的なリア構造。
・「空気を切る美しさ」を求めたミニマルな造形。
・Tyrrell 003(1971) 世界チャンピオン(スチュワート)。
・美しくまとまった“シンプル・ブルー”はF1史に残る完成形。
・Deep Blue(英国ロイヤルブルーに近い)
・白のストライプが空気の流れを示す配置。
💬 「デザインとは、空気の跡を描くことだ。」 — ケン・ティレル
🏎️ 第3期 実験の極致 ― 6輪車「P34」(1976〜1977)
― 世界が驚いた“6つのタイヤ”の美学
| 年代 | 代表車 | 特徴 | デザイン思想 |
|---|---|---|---|
| 1976–1977 | Tyrrell P34 | 6輪構造(前輪4輪) | 「空気抵抗を減らし、視覚を裏切る」 |
・前輪4輪+後輪2輪の異形フォルム。
・フロントカウルが低く、タイヤが隠れるように覆う構造。
・独創的だが、全体バランスは極めて美しい。
・P34(1976) スウェーデンGPで1-2フィニッシュ。
・青×白のELFリバリーが未来的印象を強調。
・ELFブルー+ホワイトライン。
・サイドに大きく「elf」ロゴ、リアに“Goodyear”。
・カラー配置が空力曲線を視覚的に補強。
・“異形を美に変える”というTyrrell独自の挑戦。 ・バランスと比例感覚が極めて優れていた。
💬 「美しさは、慣れではなく発想から生まれる。」 — ケン・ティレル
🏎️ 第4期 P34以後のエアロ進化(1978〜1983)
― ウィングカー時代の理詰めデザイン
| 年代 | 代表車 | 特徴 | デザイン思想 |
|---|---|---|---|
| 1978–1983 | 009/010/011 | ショートノーズ+大型リアウィング | 「空気との調和」 |
・Lotus 79の影響でサイドポッドが拡大。
・フロントウィングが独立構造へ。
・チームカラーは依然としてブルー+白ライン。
・Tyrrell 011(1981) 最も整ったシルエット。
・ブルーに加えてスポンサーによる微妙なアクセント。
・保守的ながら「空気を整える美学」を堅持。
・無理に派手にせず、機能的曲線で統一。
🏎️ 第5期 ハイテクとスポンサーカラー期(1984〜1990)
― シンプル・ブルーからの変化と挑戦
| 年代 | 代表車 | 特徴 | デザイン思想 |
|---|---|---|---|
| 1984–1990 | 012/015/018 | 黒・白・青の複合カラー | 「ブランドと機能の共存」 |
・ターボ化により、ボディが厚みを増す。
・スポンサー(Benetton、Barclayなど)によるカラーバリエーション。
・フォルムは洗練されたが、初期の“純粋ブルー”は薄まる。
・015(1986) 赤×青の“Benettonカラー”期。
・後年、Benettonチームが独立する原型にもなった。
🏎️ 第6期 終焉期(1991〜1998)
― シンプルな技術主義と青の復活
| 年代 | 代表車 | 特徴 | デザイン思想 |
|---|---|---|---|
| 1991–1998 | 019/022/026 | ハイノーズ+再び青基調 | 「伝統回帰 × 新構造」 |
・019(1990)で世界初の「ハイノーズ構造」採用(ハーベイ・ポスルスウェイト設計)。
・以降のF1全車に影響を与えた革命的造形。
・カラーは再びブルー+白へ回帰。
・022(1994) シンプルな青×白で原点回帰。
・026(1998) 最終型。静かな終焉を象徴するデザイン。
・最後まで「理詰めの美」を貫いたチーム。
・スポンサー主導ではなく、設計主導のボディ造形。
💬 「流行は消えるが、理論は残る。」 — ハーベイ・ポスルスウェイト
🎨 Tyrrell F1 ボディデザイン変遷まとめ
| 時代 | 主カラー | 代表車 | デザイン特徴 | 哲学 |
|---|---|---|---|---|
| 1960s後半 | 青+白 | Matra MS80 | 曲線の工芸美 | 機械に感情を宿す |
| 1970s前期 | 青+白 | Tyrrell 003 | 三角断面の機能美 | 空気の形を描く |
| 1976–1977 | 青+白 | P34 | 6輪デザイン | 発想の美学 |
| 1980s前期 | 青+黒 | 009/011 | ウィングカー造形 | 空気との調和 |
| 1980s後期 | 赤/黒/青 | 015 | スポンサー多様化 | ブランドとの融合 |
| 1990s | 青+白 | 019〜026 | ハイノーズ革命 | 理論美の継承 |
🧠 Tyrrellデザインの本質
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 🎨 色彩 | ブルー=知性・信頼・冷静の象徴。チーム哲学の色。 |
| 🏎️ 造形 | 機能的合理性と実験的美の融合。 |
| 🧩 デザイン精神 | 「人が驚くほど理に適った形を作る」 |
| 🏁 ブランド | 商業ではなく“設計者の芸術”。工業美の極致。 |
🌟 代表的造形美3選
| 車種 | 特徴 | デザイン評価 |
|---|---|---|
| 003(1971) | コンパクトでバランスの取れたボディ | 「クラシックF1デザインの理想形」 |
| P34(1976) | 前4輪+低カウルの異形美 | 「史上最も革新的な美」 |
| 019(1990) | 世界初のハイノーズ | 「現代F1の起点」 |
🔧 総括 Tyrrellのデザイン哲学
ティレルのF1は、理屈と感性が共存する“エンジニアの芸術”でした。 常に小規模ながら、F1史に残るデザイン革新をいくつも生み出したのです。
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