- 1987年のF1ボディデザイン‐形は風に教えられる。速さは形の中に宿る
- 🏁 総論 1987年のデザイン背景
- 🔹 1. フロント周り ローノーズ+ワイドトレッド
- 🔹 2. サイドポッド 短く高い「コークボトル」形状
- 🔹 3. コクピット・エンジンカウル 滑らかな一体ライン
- 🔹 4. リア周り 高位置ウィングと短いテール
- 🔹 5. 配色・スポンサーとデザインの融合
- 🧠 6. 技術的トピック 構造と空力の融合
- 📐 7. デザインを一言で表すと
- 🧭 8. F103で再現する場合のポイント(簡略)
- 🎨 まとめ
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1987年のF1ボディデザイン‐形は風に教えられる。速さは形の中に宿る

1987年のF1ボディデザインは、まさに「ターボ時代の最終進化形」と言える年で、 ローライン構成・短縮化されたサイドポッド・高効率エアインテークなど、空力思想が一気に成熟しました。
🏁 総論 1987年のデザイン背景
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| レギュレーション | ターボエンジン最終期(4気筒〜V6ターボ)、ブースト制限(4.0bar) |
| ボディ構成 | カーボンモノコック普及、空力設計の主眼が「上面整流」へ |
| 形状傾向 | ロー&ワイド、かつ短いサイドポッド+高ウィング |
| 代表的マシン | Lotus 99T(ホンダ・セナ)、Williams FW11B、McLaren MP4/3、Ferrari F1/87 |
この年は「旧ターボ規定の最終進化+NA(自然吸気)への過渡期」であり、 スリムで整った機能美と高密度なパッケージングが特徴でした。
🔹 1. フロント周り ローノーズ+ワイドトレッド
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ノーズ | 低く尖った「ローノーズ」形状。サスペンションアームが直接通る構造。 |
| サスペンション | プッシュロッド式が主流。ノーズ内部にダンパーを収納。 |
| ウィング | 小型かつ幅広いフロントウィング。マシン全幅とほぼ同等。 |
| デザイン意図 | フロントの揚力を抑え、サイドポッドへ流れる気流を最適化。 |
・低いノーズは「空力的整流面の一部」として機能。
・翼端板(エンドプレート)に微妙な傾斜をつけて「アウトウォッシュ」を形成。
🔹 2. サイドポッド 短く高い「コークボトル」形状
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 全体形状 | フロント側は膨らみ、後方で急激に絞り込む“コークボトル”ライン。 |
| 吸気口 | 前寄りの大型矩形インレット。ターボ冷却用。 |
| 内部構造 | ラジエータ横置き配置が主流。空気の流れをスムーズに排出。 |
| デザイン意図 | 抵抗を減らしつつ、後方のディフューザーへ効率的に気流を誘導。 |
・1980年代初期の長大なサイドポッドが消え、コンパクトな冷却構造へ。
・下部は絞り込み、リアタイヤ前の「気流巻き込み防止」を目的とした。
🔹 3. コクピット・エンジンカウル 滑らかな一体ライン
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コクピット形状 | ドライバーがやや寝そべる「リクライニング姿勢」。前面投影を減少。 |
| エンジンカウル | 滑らかな背中のような形状。サイドポッドと一体化。 |
| エアインテーク | コクピット後部上方にラムエアダクト(吸気口)を設置。 |
| 材質 | カーボン/ケブラー製。軽量化+剛性向上。 |
・ラムエアダクトはターボ吸気口と象徴的デザイン要素を兼ねた。
・上面ラインが前後に連続し、美しい「涙滴型断面」。
・全体が“生き物のような”滑らかさを持つ。
🔹 4. リア周り 高位置ウィングと短いテール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リアウィング | 高位置マウント+2段翼が主流。翼端板が縦長化。 |
| テールエンド | ターボ排気口を中央上部に配置。 |
| ディフューザー | 初期型フラットボトムに小型ディフューザーを装備。 |
| デザイン意図 | ダウンフォース効率を最大化しつつ、ドラッグ低減を狙う。 |
・リアウィング支柱が長く、視覚的重心が高い。
・「後方へ流れる空気を“整流して抜く”」思想が強い。
🔹 5. 配色・スポンサーとデザインの融合
1987年は「ブランドカラーと空力形状の融合」が際立った時代です。
| チーム | 代表カラー | デザイン特徴 |
|---|---|---|
| Lotus 99T | イエロー+青「CAMEL」 | 丸みを帯びた流線型と一体化した配色 |
| Williams FW11B | 白×青×黄「Canon/Honda」 | サイドの直線ラインがコークボトル形状を強調 |
| McLaren MP4/3 | 白×赤「Marlboro」 | 機能的な塗り分けが空力ラインを際立たせる |
| Ferrari F1/87 | レッド+黒 | 従来の厚みあるカウル形状と最新空力の中間 |
📌 ロゴの配置やカラーラインも「空力の流れに沿って配置」され、 “走るブランドデザイン”が確立しました。
🧠 6. 技術的トピック 構造と空力の融合
| 技術 | 意味 | デザインへの影響 |
|---|---|---|
| カーボンモノコック | 軽量で強固な構造 | 細いノーズと低いシート位置を可能に |
| アクティブサスペンション(Lotus 99T) | 姿勢を一定に保つ | ボディ下の気流制御が安定 |
| ターボ冷却効率向上 | 高温エンジン対策 | 開口部の拡大・整流設計の強化 |
| 高位置ウィング | ダーティエア対策 | 後方気流の影響を受けにくい配置 |
📐 7. デザインを一言で表すと
1987年のF1マシンは、まだ電子制御が完全ではない“アナログ空力の頂点”でした。 シンプルな造形の中に、機能美と職人技が凝縮されています。
🧭 8. F103で再現する場合のポイント(簡略)
| デザイン要素 | 再現方法 |
|---|---|
| 低ノーズ | 前端を薄く削り出し、地上高5mm確保 |
| サイドポッド | コンパクト&上方開口 |
| エアダクト | コクピット後ろにラム吸気を立ち上げる |
| リアウィング | 高位置+2段構成 |
| カラーリング | Lotus 99T/FW11B/MP4/3の定番3種が理想的 |
🎨 まとめ
1987年F1ボディデザインの特徴は次の通りです。
・短く高いサイドポッド(コークボトル形状)
・高位置2段リアウィング
・大型ラムエアダクト ・カラーリングと空力が一体化した造形
この年のマシンは、美しさと速さが最も均衡した時代の象徴でした。
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