スーパーファミコン最大のライバルになった、任天堂とソニーが共同開発した幻のプレステの試作機【ニンテンドープレイステーション】
~懐かしいスーパーファミコンの時代~


今回はスーパーファミコン最大のライバルになった、任天堂とソニーが共同開発した幻のプレステの試作機 ニンテンドープレイステーションをご紹介します。
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スーパーファミコンと90年代のゲーム機のサイトマップをご紹介します。
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94年、スーパーファミコンの最大ライバルとなった、プレイステーションがソニー・コンピュータエンタテインメント(略: SCE)から発売される。
プレイステーションの登場は、ファミコン、スーパーファミコンで家庭用ゲーム機の王様であった、任天堂を据置機ゲーム機ナンバーワンの座から引きずり下ろし、
そしてこのプレイステーションは、全世界で1億台を出荷するという、モンスターマシンに成長することになるんだ。
そんな、プレイステーションが生まれたのは、
なんと任天堂とソニーとの共同開発した、Nintendo PlayStaionからはじまるんだ。

しかし、Nintendo PlayStatinは販売されることなく、
任天堂とソニーの共同開発も露と消えてしまう。
そんな、プレイステーションの祖になったNintendo PlayStationについてご紹介させて頂きます。
期待が膨らむ、新しいゲームソフト媒体、CD-ROM

時は1990年代前後、ゲーム市場では小容量のフロッピーディスクや高額なROMカードリッジを変わる、ゲームソフト媒体を求める気運が立ち込めていた頃、
パソコン業界では、富士通が稼ぎ頭のFM-7 シリーズに変わる、
マルチメディアマシンとして、世界で初めてCD-ROMドライブを標準搭載したFM TOWNSを1989年に発売。
1988年に家庭用ゲーム機では、NECとハドソン連合が、
PCエンジンの周辺機器としてCD-ROM2を発売、
そして、ライバルのセガも大ヒットしたメガドライブの周辺機器として、1991年にメガCDを発売するなど、
ゲーム業界は、低価格で大容量な媒体CD-ROMへの期待が渦巻いていたんだ。
ソニーと任天堂の出会い

そんな、任天堂もROMカードリッジに変わる、CD-ROMへも模索を始めていた頃、
そして1980年代末の任天堂は、ファミコンの後継機種であるスーパーファミコンの開発が急ピッチで行われていた、
そんな時に任天堂を訪れたのが、後にプレイステーションの生みの親になるソニーの久夛良木健さんだよ。
この頃、ソニーは任天堂へ家庭用ゲーム機の部品供給で取引関係にあり、ソニーの久夛良木健さんは、その中で次世代機であるスーパーファミコンの音源チップに、ソニー製のPCM音源を採用することに成功するんだ。
ここから、任天堂とソニーの関係は親密になり、かねてから課題だっROMカートリッジに変わる、CR-ROMを利用した、スーパーファミコンの周辺機器開発の構想が動き始めるんだ。

そして1989年頃、スーパーファミコンのCD-ROMドライブ拡張機器「スーパーファミコンCD-ROMアダプタ」の共同開発が正式に始り、
翌年の1990年には、両社の締結を確認する合意文書も作られたんだ。
ソニーと任天堂コラボ

任天堂とソニーの共同開発がはじまり、そしてこの「スーパーファミコンCD-ROMアダプタ」の開発コードネームが「PlayStation」だったんだ。

おープレイステーション

計画では、CD-ROMアダプタは、玩具として任天堂ブランドで発売し、スーパーファミコンとCD-ROMの一体型マシンを家電としてソニーブランドで発売することになっていたようだよ。

ソニーが発売するのは、シャープのツインファミコンのような製品の予定だったのかなー。

そんな感じだね、そして計画は順調に進んでいたようで、
1991年6月には、シカゴでの家電見本市(CES)において、ソニーが「PlayStation」の試作機を発表しているんだよ。
任天堂とソニー共同開発の破綻

ところが、「PlayStation」の試作機を発表の翌日に、
任天堂はソニーとの共同開発計画ではなく、突如として任天堂が、フィリップスと提携してCD-ROMを発売することを発表したんだ。

ソニーは、突然のフィリップスの提携に、抗議したものの任天堂の言い分は

ソニーが、「スーパーファミコンCD-ROMアダプタ」を発売するのは構わないが、任天堂は別の規格を採用する。

というものだったらしいよ。
一説には、CD-ROMのライセンス料全てをソニー側が得る契約だったため、任天堂が契約を破棄したとも言われているよ。
でも、その真偽は現在も明かされていないんだよね。

謎の提携破棄だよね。

この突然の任天堂とフィリップス提携発表によって、
ソニーと任天堂の提携両社の関係は完全に決裂し
「Nintendo PlayStaion」は宙に浮いてしまうことになってしまったんだ。

その後、任天堂が、フィリップスの提携も後も発売には至らないんだけどね。
ソニーの家庭用ゲーム市場への参入を決意

これを契機にソニーは、ゲームハード市場への参入を決意するんだ。
その結果、同名で発売されたのが「PlayStation」なんだ。

発売されたプレイステーションは、爆発的な売上を示して、家庭用ゲーム機で当の任天堂を凌駕して、全世界で1億台を売り上げる。家庭用ゲーム機の王者になるんだよね。
噂された幻の「Nintendo PlayStation」が出現。

結局発売されなかった「Nintendo PlayStation」は、ゲームユーザーの間で伝説のハードとして度々話題にあがることがあったんだけど、あくまで試作段階で現物を見たものがほとんどいない状態だったため、現存するものは、もう世の中に存在しないのではないかとも言われていたんだ。

1991年6月のシカゴの家電見本市(CES)で、一部の関係者が「Nintendo PlayStation」の試作機を目にしているだけだからね。

まさに、幻のPlayStationだね。
幻と言われていた「Nintendo PlayStation」が現れた

ところが2015年、幻と言われていた「Nintendo PlayStation」の実機を所有するアメリカ人が現れたんだ。
その名は、テリー・ディーボルトさん。
テリー・ディーボルトさんが、Nintendo PlayStationを所有することになった経緯は、
ディーボルトさんが、勤めていたAdvanta社という企業が倒産した時に、同社の所有物を処分するために、インターネットオークションに出品されていたNintendo PlayStationを、75ドル(当時のレートで約6800円)で落札したんだ。

おー掘り出し物だね。

どうも倒産したAdvanta社の社長が、
後のソニー・インタラクティブ・エンターテイメントの幹部を務めていたことから、Advanta社で所有物されていたそうなんだ。
でもNintendo PlayStationが、世界に200台しか存在しない希少なものということを知らなかったテリーさんは、そのまま家の屋根裏部屋に保管したままその存在を完全に忘れてしまっていたとのこと。

お宝が、屋根裏にー。
日の目を見る、幻のNintendo PlayStation

その後、2015年になってテリーさんの息子であるダン・ディーボルトさんが、屋根裏部屋でNintendo PlayStationを発見し、
インターネット上にその写真を公開したところ、多くの注目を集めるようになったんだ。
世界中のゲームファンから注目を集めることとなったNintendo PlayStationを持って、ディーボルトさん親子は各地のレトロゲーム関連イベントを巡り、Nintendo PlayStationの評判を高めてきたとのこと。
またもや、Nintendo PlayStationがオークションに出品

しかし、イベントに参加するための費用がかさんだため、テリーさんは最終的にNintendo PlayStationをオークションに出品することを決意。
そして、2020年2月についにNintendo PlayStationはオークションに出品されたんだ。
このオークションに出品されていたNintendo PlayStationが、約3200万円で落札されたことが明らかになっているよ。

うーん、すごい3200万円。
もし、ソニーと任天堂の共同開発が成功していたら?

ソニーは、Nintendo PlayStationというベースに、PlayStationを開発しているから
もしも、任天堂とソニーが手を組んだまま、その後も共同開発を続けていたとしたら、一体どのようなゲーム市場になっていたんだろうね。

今は、プレイステーションが家庭用ゲーム機の主流で、
それに立ち向かう任天堂という構図だからね。

訪れるのは、任天堂とソニーが望んだ世界なり!

今回はここまで、次回は、スーパーファミコンの88年から89年までの出来事で名作ゲームと共にをご紹介させて頂きます。

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