【プラモ・ソ連戦車】第二次世界大戦で活躍したソ連軍・戦車・自走砲（T-34,SU-100,KV-1,IS-2,ISU-122など）のご紹介

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今回は、第二次世界大戦で活躍したソ連軍の戦車・自動砲（T-34,SU-100,KV-1,IS-2,ISU-122など）をご紹介します。

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第二次世界大戦開戦時（1939年）のソ連の国力（国民総生産）は、約36兆円でした。そして東部戦線で対峙することになるドイツの国力（国民総生産）は、約35兆円で両国の戦力の基礎になる国力は拮抗していました。

当時、イギリス（国内、領土、植民地）は、68兆円で世界第二位、
アメリカは、89兆円で世界一位でした。

国力（国民総生産）では、ドイツと拮抗していたソ連でしたが、その豊富な人的資源と生産性でドイツ軍を圧倒することになります。

• ソ連陸軍は、
  • 兵員を3400万人動員し、
  • 主力兵器である戦車・自走砲を約12万両生産し、
• 一方のドイツ陸軍は、兵員が1470万人、
  • 主兵器の戦車・自走砲は、6.7万両と

兵力と主兵器（戦車・自走砲）では、ソ連が、ドイツ軍の2倍の戦力を確保していました。

ソ連軍が、戦時中に生産した主力兵器の戦車と自走砲（約12万両）の内、約6.4万台が中戦車に割り当てられ、更に

• この中戦車は中でT-34シリーズ（T-34、T-34-85）の生産数が、5.8万台と圧倒的な生産力でドイツ軍に対抗しました。

一方のドイツ軍は、ソ連の主力戦車T-34（5.8万台）や重戦車（KV-1やIS-2：8700台）に対抗できる

• IV号戦車（後期：や約7300台）や
• V号戦車パンター（約6100台）
• ティーガー（約1800台）、合計約8000台と工業生産力で圧倒的なさ差をつけられてしまいました。

ドイツ軍の戦車・自走砲に対抗するためソ連軍が開発した主力戦車と自走砲が、36種類開発されていました。

ソ連軍が戦時中に生産した、主力の戦車と自走砲の内訳は、

• 軽戦車系（戦車・自走砲）が、8種類、約3万台
• 戦時中の中心となった中戦車系（（戦車・自走砲））を7種類、約6.4万台、
• そして重戦車系（戦車・自走砲）を9種類、約1.3万台
• 合計、24種類、10.7万台生産していました。

第二次世界大戦に生産されたソ連軍主力戦車の配備の流れをご紹介します。

第二次世界大戦のヨーロッパ戦線は、1939年勃発し、1945年5月にドイツ国防軍と政府が連合国に無条件降伏したことで終結することになります。

ドイツ軍が、ソ連に侵攻する前年のソ連の戦車・自走砲の生産数は、約2800両と僅かな数しかなく、

• 主力戦車は、
  • 軽戦車のT-26が1,600両とBT-7が780両、
  • そして、その後主力となる中戦車のT-34は115両、
  • 重戦車のKV-1が、141両とKV-2が、約100両でした。

1941年7月、ソ連軍はソ連に侵攻し（バルバロッサ作戦）この年から東部戦線が始まることになります。

この年ソ連軍は、本格的に中戦車のT-34を大量生産しはじめ（約3000両）、

• この年の主力戦車としては
  • 軽戦車のT-60を、約1300両、
  • 中戦車のT-34を、約3000両、
  • 重戦車のKV-1を、約1000両配置されることになります。

一方のドイツ軍は、この年、約3000両の戦車を生産し、その内、中戦車を約2100台（III号戦車：1,673台、IV号戦車：467台）製造し、ようやく20トン以上の戦車が主力になってゆきます。

1942年になるとソ連軍の生産設備がいよいよ軌道に乗り出し、この年以降、終戦まで毎年2万台以上の戦車・自走砲を生産し続け、ドイツ陸軍を圧倒するようになります。

この年の主力戦車としては

• 軽戦車のT-60を、約4300両とT-70を、約4800両、
• 中戦車のT-34を、約12000両、
  重戦車のKV-1シリーズを、約2500両、

この年のソ連軍の戦車・自走砲の総生産数は、約24000両に達し、ドイツ軍の生産数約6000両の4倍となる圧倒的な生産性で対抗します。

1943年は、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線の勝敗を決める重要な年でした。

この年ソ連軍は、２.3万台の戦車・自走砲を生産し、

• 軽戦車系は、
  • T-70を3300両、
  • 自走砲のSU-76を、約1900両
• 中戦車系は、T-34を1.5万両
  • そして自走砲のSU-85を、約750両とSU-122を、約600両
• 重戦車系は、KV-1Sを、450両
  • 自走砲のSU-152を、668両生産しています。

一方のドイツ軍は、戦車と自走砲を約1.1万両生産し、ソ連の主力戦車に太刀打ちできなくなっていたII号戦車（中戦車）は、より強力な砲塔を搭載できる突撃砲や自走砲などのシャーシとして生産する方針に切替え、

• 主力の戦車として、
  • バージョアップしたIV号戦車（F2以降）を、3000台、
  • 高性能なV号戦車パンターを、1,848台
  • そしてより強力な重戦車、ティーガーIを649台、合計約5800台を投入することになります。

1944年、ソ連軍は、戦時中最高の生産数である、約28000台の戦車・自走砲を生産するようになり、ドイツ軍（約12000台）を圧倒するようになります。

この年のソ連軍の主力の戦車として、

• 軽戦車系では、自走砲のSU-76が、7155両、
• 中戦車系では、
  • T34が、4000両、
  • 改良版のT-34-85が、1万両
  • 自走砲が、SU-85が1900両
• 重戦車は、IS-2が、2200両、
  • 重自走砲は、ISU-122/152が、2,510両を生産しています。

• 戦車は、T-34-85（1万両）とIS-2（2200両）を中心に
• 自走砲は、SU-76（7000両）とSU-85（1900両）、ISU-122/152（1510両）を配置し、戦車・自走砲種類を絞りこみ大量生産する戦略で配置してきます。

【1945年】になると西部戦線では、アメリカ軍とイギリス軍の侵攻もあり、ほぼドイツ軍劣勢な戦況での戦いになっておりソ連の戦車・自走砲の生産数も、2万台を減産しています。

この年、ソ連軍が生産した戦車は、

• 軽戦車系では、自走砲のSU-76が、3000両、
• 中戦車系では、
  • T-34-85が、1.2万両
  • 自走砲は、SU-100が1200両
  • 重戦車では、IS-2が、1500両、
    • 重自走砲は、ISU-122/152が、1200両でした。

• 戦車は、
  • T-34-85（1.2万両）と
  • IS-2（1500両）を中心に
• 自走砲は、
  • SU-76（3000両）と
  • SU-100（1200両）、
  • ISU-122/152（1200両）と前年に配備した戦車・自走砲の組合せで最後のドイツ軍との戦闘に挑んでます。

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