「ライディング・ギア進化の歴史/歩み」についてご紹介
ご訪問ありがとうございます。
今回は、「ライディング・ギア進化の歴史/歩み」についてご紹介します。
バイク・オートバイ関連サイトマップのご紹介
バイク・オートバイ関連サイトマップをご紹介します。
リンク
1920年代の英国「ライディングギア」
英国の古い雑誌を見ると、20年代に早くもライディングギアの広告を見ることができます。それはワックスコットンを使用したジャケットとパンツ。雨に強く、暖かく、ドライであることがアピールされています。
上下セパレートのレザーウエアにお椀型ヘルメットを抱えたライダー。1930年頃には、すでにこのスタイルでレースをしていた
今でこそ信じられませんが、コットンにオイルとワックスを染み込ませたワックスコットンは、油脂が雨水を弾き防水性に優れているほか、低温では表面のワックスが締まり、また気温が高くなると緩むことで、今で言うところの防水透湿性能を持っていました。
作業着からライディングジャケットへの進化
そもそも丈夫な作業着として知られていたワックスコットンのジャケットを、ライディングを意識したパターンやバタ付きを防止するウエストベルトなどを採用することで、ライディングジャケットへと進化させたのです。
重くて硬いレザーはレースシーンでの使用がほとんど
この頃、レザーのライディングジャケット&パンツも、同時期に発売されています。しかし革のなめしもパターンも洗練されていなかった当時、革は重くて硬く、レースシーンでの使用がほとんどでした。
いずれにしても運動性能を高めるため、ゆったりとしたシルエットを採用した上下セパレート。パンツの裾がペダルや駆動系に絡まないよう、ジョッパーズスタイルに革靴、そして脚絆(きゃはん)というのが定番のスタイルでした。
ワックスコットンからカラーレザーに
’30年代からレースシーンで愛用されてきたレザーは、ワンピースのレザースーツが登場してからも黒が主流だった。しかし’70年代に入るとカラーレザーが登場。ライディングジャケットにも採用され、スポンサーカラーモデルも登場。デザイン性が注目を集めた。
ライディングギアの進化には戦争が大きく影響している
ライディングギアの進化には戦争が大きく影響しています。飛行機や戦車が登場し、その操縦に適した丈夫で機能的なウエアが求められたのです。
戦後、それらのディテールが一般衣料にフィードバックされ、ライディングウエアも進化。前身頃を重ね合わせるダブルライダースは、その代表的な存在です。
古くからライディングウエアとして多くのライダーから愛され、そのDNAを受け継いだアイテムを今も手に入れることができます。それらに袖を通すと、シンプルさのなかに各ディテールが求めた性能が理解できます。それもまたバイクに乗る楽しみのひとつ。
Lewis Leather
その前身はフライトジャケットやギアを製造していたルイスレザー。米国製Wライダースを模した革ジャンは独自の進化を果たした
Belstaff
’50年代にはISDE英国チームのユニフォームにも採用されたベルスタッフ。そのディテールを継承したナイロンモデルがいまも販売されている
また80年代のバイクブームを境に増えてきたのがテキスタイルジャケット。レーシングスーツのスポーティなデザインを手軽な価格と着心地で楽しめるスポーツ系と、アウトドアジャケットの高い機能性とシンプルなデザインをミックスしたカジュアル系のふたつの柱が生まれ、その後独自に進化することになります。
80年代半ば、世界に先駆け、日本のメーカーがメッシュジャケットを発売
80年代半ばには、世界に先駆け、日本のメーカーがメッシュジャケットを発売。高温多湿な日本の夏が生んだメッシュジャケットは、のちに世界中のライディングウエアブランドがラインナップする定番となります。
レプリカブームの時代は市街地でもツナギが流行
’80年代に訪れた日本のバイクブームは、日本のメーカーが世界選手権を席巻し、各メーカーがしのぎを削っていたことからレーサーレプリカがブームでした。それに乗るライダーも、ワークスライダよろしくレザースーツ。ツナギはライダーの正装と呼ばれた。
ライディングパンツの進化
ライディングパンツもジャケット同様、レーシングスーツのノウハウを流用し素材やプロテクター類が進化してゆくことになります。
しかしバイクのサスペンションの進化により、下腹部を支え内臓の揺れを抑制することでライダーの負担を減らす、キドニーベルトを兼ねたハイウエストベルトタイプは徐々にその姿を消し、一般的なパンツスタイルが主流になってゆきます。
近年急速に進化したライディングパンツ
レーシングスーツとともに進化してきたライディングパンツ。しかし近年はその素材やラインなど、街乗りやツーリングを強く意識したディテールやスタイルが定着。安全性や操作性に加え、美しさや快適性という性能も向上。下半身の選択肢がグッと広がることに。
デニムタイプ
ケブラーなど引き裂き強度に優れた繊維とデニムを組み合わせ、プロテクターも装備したデニム
レザータイプ
バイクからの熱への耐熱性と耐久性に優れ、スポーティからクラシックまでバイクを選ばない
ナイロンタイプ
テキスタイルジャケットとセットすることができるテキスタイルパンツ。メッシュもあり
スポーツタイプ
レーシングスーツのディテールを継承。ブーツインタイプでスライダーなども装備されている
ジャケットとの連結パーツも進化
ジャケットとの連結パーツも進化し、高いプロテクション性能を誇るジャケット&パンツも存在します。
保護性能と運動性能を兼ね備えたライディングウエア
現在ライディングウエアブランドがラインナップするジャケットやパンツは、パターンの進化と伸縮素材の絶妙な配置によって、より保護性能の高いプロテクター類を多数装着しているにもかかわらずフィット感を高め、なおかつ運動性能と着心地も向上しています。
ブーツやグローブの進化
ブーツやグローブも、レースシーンにおける製品開発により、その姿を変えてきたアイテムです。初期のライディングブーツは、スーツと同じく、極々シンプルなもの。そこから深いバンク角に併せてつま先にスライダーが付き、転倒時の衝撃を吸収するための樹脂製プロテクターが装備され、それをさらに進化させたインナーブーティ機構へと進化していくことになります。
フィッティング機構の進化、靴紐からバックルへ
またフィッティング機構はペダル操作の邪魔にならず、なおかつフレキシブルなフィット感を求め、靴紐→ファスナー→ベルクロ→バックルへと進化した。現在では、ペダル操作に必要な足首の縦方向の動きはスニーカー並みの柔らかさなのに、横方向へはスキーブーツのようなホールド感を持つモデルも少なくありません。
また最近ではライディングシューズも人気。スニーカーのようなカジュアルなスタイルにライディング用のディテールがインストールされています。
グローブの進化
グローブは70年代まで、信じられないほどシンプルでしたが、前車が跳ねあげた小石から指先を守るため指先の甲側にパッドを仕込み、転倒時にまっ先に路面と接触する掌底部分に鋲を打ち、近年では手の甲側に衝撃吸収材やナックル部分に樹脂プロテクターを装備したり、手首部分をホールドしたりと、まるで近代の手甲の様相を呈しています。
時代の流行も影響するライディングウエア
街乗りにおけるグローブやブーツのトレンドを見ると、時代の流行も影響しているようです。80〜90年代にかけてのアメリカンカジュアルブーム時にはエンジニアブーツやワークブーツを流用し、アウトドアブーム時には、アウトドア用の革グローブを愛用するライダーも多かった。
ライディングディテールを加えたカジュアル系ライディングウエア
もちろんフライト系&アウトドア系ジャケットを愛用するライダーも多く、デニムパンツは定番でした。現在では、それらにライディングディテールを加えたカジュアル系ライディングウエアも各ライディングウエアメーカーがラインナップ。幅広いライダーに受け入れられています。
素肌感覚をキープしながら、高い安全性を実現
西洋甲冑の手甲をモチーフにしたというライディング用グローブ。しかし微妙なスロットル&レバー操作を求めるライダーは、’70年代まで驚くほどシンプルなグローブを愛用していました。しかしそれ以降、プロテクションの重要性が説かれ急速に進化。操作性を損なうことなく、樹脂&カーボンのプロテクターや多種多様な衝撃吸収素材を組み込んでいます。
樹脂プロテクターや手の平スライダー、エアインテークなどの装備を満載した、最新レーシンググローブ
紳士用手袋のようなシンプルなライディンググローブ。ダイレクトな操作感が特徴
’70年代に登場したSPIDI製。手の平の鋲スライダーとファスナーアジャスターを採用
レーシングスーツやジャケットとの一体感を高めるためアジャスター付カフスを装備
足元からライダーをサポート
ステップ上で荷重と抜重を繰り返すライダーの足元は、路面からのフィードバックを感じとり、確実なペダル操作を行うためのしなやかさと、転倒時には強い衝撃を受けるため高い衝撃吸収性が求められます。現在は技術革新により、高い次元でそれらを両立されています。
MXブーツに採用されるアジャスターバックル。着脱や調整が容易なことから、近年ではロード系ブーツでも一般的に
ブーツ内環境の向上を目指し、パンチングレザー採用のほか、樹脂プロテクターを使用したエアインテークも開発された
インナーブーティは、足首の動きを規制して関節を守る内部と、その表皮という二重構造的な考えによって開発された
登山靴やワークブーツが一般ライダーの主流だった
普段着ともコーディネイトしやすく耐久性にも優れている、ワークブーツや登山ブーツを愛用する街乗り&ツーリングライダーも多い
ハイテクウエアの発展により安全と快適が飛躍的に向上
テキスタイルジャケットは、年々飛躍的に進化を続け、耐久性や防風性、防水透湿性はもちろん、夏には通気性を高めるためのエアインテークやエキゾーストやメッシュ素材を採用。軽さも人気の要因となっています。
走行風を取り入れるエアインテークと背面のエキゾーストで、ジャケット内の熱気を排出することで快適さをアップさせる
防水性に加え、内側の熱気を排出してドライな肌触りを保つ、ハイテクテキスタイルの代名詞、ゴアテックス
蒸し暑い日本の夏を快適に過ごすために開発されたメッシュ。その編み目によって、空気の流入量は大きく異なる
近年の安全への意識の高まりがプロテクターを進化させた
肩や肘、膝に樹脂カップを配置していた初期のプロテクター。現在はその素材が進化したのはもちろんのこと、背中や胸など、プロテクターで保護する範囲も広がった。もちろんライディングを妨げないよう、その形状や装着方法も熟慮されている
新素材プロテクター
普段は柔らかいのに衝撃を受けると硬化し、衝撃を分散する新素材プロテクターも発売中
チェストプロテクター
近年その必要性が説かれている胸部プロテクター。装着可能なジャケットも大幅に増えている
ボディアーマー
各部にプロテクターを配置したアンダーウエア。プロテクターが無いウエアでもこれなら安心
バイク・オートバイ関連サイトマップのご紹介
バイク・オートバイ関連サイトマップをご紹介します。
リンク
オートバイ/バイク関連ページのご紹介
キャラクターモデル(プラモデル)TOPサイトマップ
キャラクターモデル(プラモデル)TOPのサイトマップをご紹介します。
リンク
キャラクターモデル(プラモデル)関連のご紹介
キャラクターモデル(プラモデル)関連をご紹介します。
ホビープラモデルTOPサイトマップ
ホビープラモデルTOPのサイトマップをご紹介します。
ホビー(おもちゃホビー) | 中古・新品通販の駿河屋
ホビーサイトマップ関連ページのご紹介
「RCラジコン」についてご紹介|Top
「RCラジコン」関連ページご紹介|Top
「RCラジコン」関連ページのご紹介|Top ご訪問ありがとうございます。 今回は、「RCラジコン」関連ページをご紹介します。
【プラモデルTOP】プラモデル関連ページのご紹介
【プラモデルTOP】プラモデル関連ページのご紹介
【TOP】プラモデル関連ページのご紹介 ご訪問ありがとうございます。 今回は、プラモデルの関連ページをご紹介します。 ガンダム(プラモデル/ホビー/おもちゃホビー) | 中古・新品通販の駿河屋
【ミリタリーTOP】ミリタリー系ホビー関連ページのご紹介
【ミリタリーTOP】ミリタリー戦車ホビー関連ページのご紹介
【TOP】ミリタリー戦車ホビー関連ページのご紹介 ご訪問ありがとうございます。 今回は、ミリタリー戦車ホビー関連ページをご紹介します。 戦車・ミリタリー | プラモデル(ホビー/おもちゃホビー) | 中古・新品通販の駿河屋
【エアガンTOP】エアガン・電動ガン関連ページのご紹介
【エアガンTOP】エアガン・電動ガン関連ページのご紹介
【TOP】エアガン・電動ガン関連ページのご紹介 ご訪問ありがとうございます。 今回は、エアガン・電動ガン関連ページをご紹介します。 アニメ レンタルアップDVDソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 単巻全6巻セッ...
コペンギン・サイトマップ
懐かしの名作から最新作までの豊富な品揃え!通販ショップの駿河屋
コペンギンサイトマップ関連ページのご紹介
【ゲームTOP】ゲーム関連ページのご紹介
【ゲームTOP】ゲーム関連ページのご紹介
【TOP】ゲーム関連ページのご紹介 ご訪問ありがとうございます。 今回は、ゲーム関連ページをご紹介します。 PS5ソフトELDEN RING
【書籍・雑誌TOP】書籍・雑誌サイトマップ関連ページのご紹介
【書籍・雑誌TOP】書籍・雑誌サイトマップ関連ページのご紹介
書籍・雑誌サイトマップ関連ページのご紹介 ご訪問ありがとうございます。 今回は、書籍・雑誌サイトマップ関連ページをご紹介します。 その他コミック初版)AKIRA(デラックス版) 全6巻セット / 大友克洋
【ホビーTOP】ホビーサイトマップ関連ページのご紹介
【ホビーTOP】ホビーサイトマップ関連ページのご紹介
【TOP】ホビーサイトマップ関連ページのご紹介 ご訪問ありがとうございます。 今回は、ホビーサイトマップ関連ページをご紹介します。 プラモデル1/100 MG MS-09 ドム 「機動戦士ガンダム」