【TVボトムズ サンサ編：次回予告一覧】 TV版 装甲騎兵ボトムズ『サンサ編次回予告』12作のご紹介

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今回は『 TV版 装甲騎兵ボトムズ【サンサ編次回予告】12作をご紹介します。

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リアルロボット路線の頂点『装甲騎兵ボトムズ』からは、1983年のTV放映から2011年までの間に11本映像(TV/OVA)作品が登場しています。

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『 TV版 装甲騎兵ボトムズ』は、1983年4月～1984年3月)』までに 52作が制作しており、

• 『ウド編(1983年4月～6月)』 13作
• 『クメン編(1983年7月～10月)』15作
• 『サンサ編(1983年10月～12月)』12作
• 『クエント編(1984年1月～3月)』次回予告 12作で構成されています。

シミュレーションゲーム装甲騎兵ボトムズ レッド・ショルダー

『 装甲騎兵ボトムズ【サンサ編】(1983年10月～12月)』次回予告 12作をご紹介します。

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過去の銃弾が魂を射抜く。傷ついた魂は敵を求めて闇をさまよう。　レッドショルダーの光。レッドショルダーの影。レッドショルダーの痛み。　砕けたはずの過去が、死んだはずの過去が、キリコの新たなる謎を発掘する。

この果てしなく広がる闇は輝く星のためにあるとしたら、今日という日が明日のためにあるとしたら、天国はこの地獄のとなりにあるはずだ。　ここは、もう充分に見た。 充分に・・・　例えそこが禁断の地であろうとも・・・

なぜにと問う。ゆえに答える。　だが、人がこの言葉を得て有に以来、問いに見合う答えなぞ無いのだ。　問いが剣か？　答えが楯か？　果てしない撃ち合いに散る火花。その瞬間に刻まれる影にこそ、真実が潜む。

愛の究極に、憎しみの究極に、共に潜むのは殺意。完全なる殺意は、もはや感情では無く冷徹なる意志。人は神に似せられて作られたという。それでは神の意志に潜むものは愛か、憎悪か？

赤い空。赤い土。かつて流された、おびただしい血がこびりついた不吉な星。ここにはメルキア装甲騎兵団特殊任務班Ｘ１レッドショルダーのするどい爪跡が刻まれている。

例えそれが夢の中の出来事であろうと、思い出すもおぞましい事がある。ましてこの身この体に染みついた火薬の臭いが、逃れられぬ過去を引き寄せる。目に焼きつく炎。耳にこびりつく叫喚。赤い星、惑星サンサがうめく。

家族、望み、笑い、涙。かつてこの星に息づき、あふれていたもの。それらはある日焼かれて、一握りの砂となった。砂はまかれて地表を覆い、砂漠となった。今、嵐が砂を巻き上げる。怒りと悲しみの星の素顔が荒れた空気にさらされる。

求めても求め得ぬもの。望んでも望み得ぬもの。狂おしいまでの渇きが、かなわぬ想いが、殺意と闘志を生む。心に地獄を持つ者同士の、不可思議なる合意が壮烈なる対決を生む。

なぜだ、どうして戦う？　なぜ、銃を向け合う？　共に落ちた地の底で、互いの心の中を覗く｡　そこには荒涼たる砂漠の中、暗夜に自由を求めて立ち尽くす、孤独な己の姿があった。

己の放った銃弾が、鏡の中の己を撃ち砕く。飛び散る破片と共に見えなくなる自分。遥かな宇宙の彼方、もう一人の自分を映し出す鏡を求めて、クエントへ。

始めから感じていた。心のどこかで・・・　強い憎しみの裏にある渇きを、激しい闘志の底に潜む悲しみを。似た者同士。自分が自分であるために、捨ててきた物の数を数える。声にならない声が聞こえてくる。

地表を覆う砂の一粒一粒に、無限の謎を秘めた星。ここに全てがある。ＰＳが、百年戦争が、ギルガメスが、バララントが、全ての物がここに収斂される。照り付ける太陽、吹き渡る風、静寂の中に歴史が眠る。

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